19卒大学生のみなさんは、就活のためにサマーインターンへの参加が始まるころでしょうか?
いつからか就活ではインターンに参加することも当たり前になり、大学生の70%がインターンシップに参加しているようです。
そのため闇雲にインターンシップに参加するだけでは、就活成功はつかめません。
ここではインターンへの参加が当たり前になり、早期化する就活の本当の選考スケジュールと、今やっておくべき対策についてお話します。
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この記事の目次
19卒大学生の就活のスケジュールとは?
19卒学生のみなさんは今年の就活スケジュールをご存知でしょうか?
毎年の就活スケジュールを決めるのは日本経済団体連合(経団連)です。
すでに経団連によって発表された19卒学生の就活スケジュールは、下記のようになっています。
- インターンの募集解禁は2017年6月
- 説明会の募集解禁は2018年3月
- 本選考の参加解禁は2018年6月
基本的にはこの就活スケジュールに沿って就職活動は進んでいきます。
就活のスタートは2018年3月と言われています。
しかしインターンへの参加率が70%を超えている以上、実質の就活のスタートは2017年6月と言っていいでしょう。
つまり19卒学生のみなさんの就職活動はもう始まっているのです。
ところでみなさんは本年度からインターンについて大きなルールの変更があったことはご存知でしょうか?
下記にて詳細をみていきたいと思います。
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今年から変更になったインターンと就活の関係とは?
経団連は19卒向けのインターンシップから、1dayインターンシップの開催を正式に認めました。
これまでも、就活前の1dayインターン自体は多数開催されていました。
しかし、経団連が正式に認めた以上、学生人気の高い経団連所属企業も、1dayインターンに注力していくことが予測されます。
インターンシップの中で、学生の参加率が一番高かったのも1dayインターンなので、企業側が1dayインターンに注力することは自然ですよね。
今でさえ、参加率や開催企業が非常に多い1dayインターンシップですが、内容や企業の意図、学生が参加するメリットを考えてみましょう。
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就活の1dayインターンシップの主な内容は?
就活時の1dayインターンシップの主な内容は
- 会社説明会型
- 課題解決ワークショップ型
- 仕事体験型
の3種類に大別できます。
一つ一つ詳細を見ていきましょう。
会社説明会型インターンとは?
会社が自社の説明をするインターンです。
説明会の解禁までは「会社説明会」を開催することができません。
そのため、インターンという名目で就活生たちに自社の紹介をします。
- 就活生たちに知られざる自社の強みを知ってもらう、
- 競合との優位性を伝えることで自社の事業をアピールする
など様々な目的があると考えられます。
企業によってはこの会社説明会型のインターンに参加した大学生向けに、下記の課題解決型ワークショップ型インターンや仕事体験型インターンを案内することもあるようです。
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課題解決ワークショップ型インターンとは?
企業からテーマを与え、3~6人のグループに分かれて、課題に対する解決策を考えるインターンです。
就活に与えられる課題のテーマは、事業に関係するものから、関係のないものまで様々です。
例えば事業に関係するものだと、
- 携帯電話に今後求められるサービスとは何か?
- 新しいエナジードリンクを作るとしたらターゲットや効果をどうするか
- 新卒採用の常識を帰るサービスを考えよう
などがあげられると思います。
事業内容に関係のないものだと
- 21世紀の大学教育に求められるものとは
- 民泊に規制を加えるべきか否か
- インターネットを実名制にするか否か
というものがあります。
企業側は、ワークショップへの取り組み方で学生の論理的思考力を見ることができます。
就活生は課題解決時に必要な考え方や、ワークショップを通じて、その会社の事業内容について触れることができます。
(事業内容についてのワークショップの場合)
インターンでの優秀者には今後の選考の案内が来ることもあるそうです。
プロのコンサルから課題解決力を学ぼう!コンサルティング業界のインターン情報まとめ
仕事体験型インターンとは?
仕事体験型のインターンは実際に社員のやっていることを体験するインターンです。
仕事を体験することで、就活生はより業界や仕事の理解を深めることができますね。
一般的にはBtoCの企業で実施されることが多いようです。
BtoB企業でも実施されることはありますが、上記2種のインターンシップでの優秀者や選考を伴う1週間のインターンシップでの場合が多いようです。
企業も取引先に学生を連れて行くということはリスクでもありますので、誰でも参加OKというわけにはいかないようです。
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就活における1dayインターンの企業側の意図とは
もちろん企業側もインターンを実施するにあたって目的をもって開催しています。
就活市場は売り手市場です。優秀な学生を採用するためにどこの企業も必死になって学生を集めています。
そのための手段として、インターンを開催しているわけですね。
企業側はインターンで自社の魅力をより多くの学生に植え付け、本選考に繋げることを目的にしています。
そのため、学生への自社の説明がメインになるものや、内容も広く浅くのインターンが多いです。
企業からすれば、インターンに参加してくれた学生は、早期から自社に興味を持っている志望度の高い学生ということになりますね。
そのような就活生を確実に本選考に繋げる、ということが企業側の大きな目的として存在していることは明白ですね。
なので、学生一人一人を深くまで見ることは難しいので、選考直結というわけには行かない企業が多いようです。
短期インターンシップと長期インターンシップの違いって何?
1dayインターンが増える学生へのメリット/デメリットとは
1dayインターンにはには先ほども述べた通り、企業側の意図は説明会の色が強いです。
学生はそれを利用すればいいと思います。
今までは企業の説明会は説明会解禁までは参加することができなかった企業説明会に早期から参加することができます。
業界研究研究や企業理解を18卒以前に開始できるというわけですね。
一見アドバンテージのように思われますが、実は違うんです。
早期対策が当たり前になると、学生の就活の対策度合いの変化も大きくなってきますよね。
インターンで情報を得る機会が増えると予想されるからこそ、取り残される人も増えると予想されるのです。
就活に取り残されたくないのなら、早期の対策が必須になるということですね。
インターンシップに参加すると就活が有利になるって本当?
19卒学生が今やっておくべき就活対策とは
19卒学生はインターンのルールが変更になったからこそ、早期に就職活動の対策をしておくべきだと言いました。
むしろすでに就職活動は始まっていると言っても過言ではないかもしれません。
とはいえ、就活対策って具体的になにから始めればいいのかわからない、という方もいるのではないかと思います。
そこで 19卒学生には今だからこそやっておくべき、就活に向けた準備を3つ紹介したいと思います。
長期インターンがおすすめ!大手企業への就活も有利になる?
やっておくべき就活対策1:自己分析
就活対策で一番におすすめしたいことは自己分析です。
毎年3人に一人の学生が自己分析が足りなかったと公開しています。
自己分析が足りなければ、自分がやりたいことや、自分の強みなどを自信を持って決め切れないと思います。
就活における重要な判断には、自己分析ができているかどうかが大きく関わるのです。
就活が本格化すると、説明会への参加や、ES作成、webテストの受験などで、時間を作ることが難しくなると思います。
今、比較的時間的な余裕があるうちに自己分析をしておくことをおすすめします。
自己分析が就活やインターンを決める?失敗しないやり方とは?
やっておくべき就活対策2:業界研究/企業調べ
二番目は業界研究と企業調べです。
いくら企業が開催する説明会が増えたとはいえ、全てに参加することは不可能です。
また、「参加したはいいけど、全然思っていたことと違った」、なんてことになったら時間がもったいないですよね。
限りある時間を有意義に使うためにも、自分で調べることができる情報に関しては調べておくべきでしょう。
少なくとも興味のある業界や、気になっていた企業くらいは調べておくべきですね。
業界別!大手企業内定者たちのESを一挙公開!例文多数!
やっておくべき就活対策3:OB/OG訪問
OB/OG訪問は非常におすすめな就活対策です。
自分で調べても、説明会に参加しても理解のできない企業の情報はたくさんあると思います。
そんな時実際その会社で働いている人に質問すれば、自力ではどうしても解決できなかった疑問も解決できるでしょう。
また、人事からは聞くことのできない選考の内容や、選考に通過したOB/OGだからわかる面接対策も聞けるかもしれません。
その会社のキャリアパスや社内の雰囲気などはOB/OG訪問からしか知ることはできないと思います。
OB/OG訪問に参加することで、就活における大きなアドバンテージを得ることができますので、参加することをおすすめします。
就活はOB訪問で決まる?訪問マナーと効果的な質問法!
就活に向けて大学1年生/大学2年生が今からやれることは?
この記事を読んでくださっている方には大学1年生/大学2年生もいるかと思います。
就活を意識した大学1年生/大学2年生には長期インターンに参加することをおすすめします。
短期インターンが就活生向けが対象なことに対して、長期インターンは大学1年生/大学2年生も対象になっています。
長期インターンとは実際に企業で体験型ではなく、実践で仕事を体験するインターンです。
実際に働くことで、業界や職種に対するより深いイメージをもつことができると思います。
また長期インターンで実績を作れば自己PRのエピソードにも困ることはないでしょう。
3年生も今からであれば貴重な経験ができると思いますので、大学時代の経験に自信のない方は参加してみましょう。
周りに差をつけよう!大学1・2年生から参加できるインターン特集
まとめ
インターンが活性化することにより、大学生のみなさんはより早期に就活対策に動く必要があるとわかったと思います。
やはり就活対策にかけた時間が長いほど、就活を有利に進められることは間違いないでしょう。
新卒の就職活動は今後の人生を大きく左右する一大イベントです。
悔いのない就職活動にするために今のうちから就活対策に取り組むことを強くおすすめします。
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