長期インターンは意味ない?無駄?有意義な経験にするための3つのコツ

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就活スケジュールの撤廃に伴い、大学生のインターンシップ参加率が軒並み高くなってきました。

 

そんな中、夏休みや冬休みを利用して開催される大手企業中心の短期インターンシップはもちろん、数ヶ月以上に渡って実務を行う長期インターンへの注目も集まっています。

 

しかし、長期インターン・有給インターンはアルバイトと近いこともあり、「アルバイトとの違いは何?」「参加する意味は何?」といった疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

 

また、既に長期インターンに参加している大学生の中にも「これって本当に意味あるの?」と感じている人もいるかもしれません。

 

本記事では、長期インターンに参加する意味や有意義な経験にするためのポイントをご紹介します。

長期インターンシップに費やす時間を無駄にしないためにも本記事の内容を参考にしてください。

長期インターンシップに参加する意味

長期インターンの働き方はアルバイトと似ていますが、得られる経験はバイトとは大きく異なります。

 

まずは参加する意味をおさらいしていきましょう。

①ビジネスに必要なスキル・考え方が身に付く

長期インターンの醍醐味は、社会人になってから必要なビジネススキルや思考法が身に付くことです。

 

アルバイトの場合、社員とは明確に作業が切り分けられており、限られた責任の範囲内で業務を行うことが多いと思いますが、有給インターンでは、仕事に上限を設けることなく、スキルアップに応じて任せられる仕事の範囲も広がっていくことがほとんどです。

 

社員と変わらない仕事を任せられるからこそ、社会人としての成長機会を得られます。

②社会人と関わる機会が増える

長期インターンシップは、社会人とビジネスに関する話をする機会が多くなります。

 

大学生に人気の飲食店バイトや家庭教師バイトでは、同世代の仲間が多いこともあり、自然に同じ学生で固まったり、アルバイト仲間とのコミュニケーション機会が多くなると思います。

 

会社にもよりますが、ほとんどの長期インターンでは、インターン生よりも社員の方が多く、社会人コミュニティの中に飛び込んでいくことになります。

 

社会人と話す際のマナーやコミュニケーションの取り方は、大学の友達同士の気軽な会話やノリとは違います。

社会人とのコミュニケーションに慣れておくことは、就活や入社後の活躍にもプラスの影響を与えます。

③仕事に対する価値観が醸成される

就活時に「自分が何をやりたいか分からない」と悩む大学生は多くいます。しかし、その悩みは実際に仕事を経験してみることでしか解消されません。

 

長期インターンシップで、社会人の疑似体験をすることで「自分に向いている仕事は何か」「仕事のどんな瞬間にやり甲斐を感じるか」という価値観が醸成されていきます。

 

仕事に対する価値観を早いうちから持っておくことは、ファーストキャリアを考える上でも重要です。

 

なんとなく他の人が良いと言っている企業を目指すのか、自分の軸を持った上で就職先を決めるのか、おそらく本人が納得感を持てるのは後者だと思います。

 

もちろん、入社してから別の会社に転職することも可能ですが、時間的コストや早期退職リスクを考えると簡単な選択肢ではありません。

 

長期インターンは、その意味で失敗してもリスクの少ないおすすめの方法といえます。

 

長期インターンを無駄にしない!意味ある経験にするためには?

本題に入ります。

長期インターンシップを意味あるものにするか、意味がなかったで終わらせるかは、自分の取り組み方次第で変わります。

 

時間を使って取り組むからには有意義な経験にしたいですよね?ここでは3つのポイントを解説します。

コツ①:参加目的を明確にする

まずは、インターンシップに参加する目的を明確にしましょう。

 

「業界のことに詳しくなる」「アプリ開発をできるようになる」「社会人のコミュニケーションに慣れる」など何でも構いません。

 

目的を明確にしておけば、インターン就業中の動き方も変わってくるはずです。

 

例えば、社会人とのコミュニケーションが不安なのであれば、インターン中に先輩社員全員に自分から話しかけてみても良いですし、アプリ開発を目的にするなら、与えられたアプリ改修業務以外に自分から手を上げて新規機能の追加開発にチャレンジしたいと伝えてみても良いでしょう。

 

長期有給インターン受け入れ企業からしても与えられた仕事だけを淡々とこなすのではなく、自発的な姿勢を見せてくれる人の方が、教えようという気持ちにもなるものです。

コツ②:就業中の気付きや学びを記録する

インターンを始めたばかりの頃は、何も分からないことだらけだと思います。

 

そこで、インターンに勤務した日はその日の気付きや学びを記録しておくのがおすすめです。

日々新しいことを覚えていかなければいけない環境の中、振り返りの機会を作っておかないと、せっかくの学びは知らぬ間に頭から抜けていってしまいます。

 

しっかりと知識を積み上げていくためにも学びや気付きをこまめにストックしていくことが大切です。

コツ③:先輩に積極的にアドバイスをもらいにいく

長期インターン中は、待ちの姿勢ではなく、積極的に先輩に質問やアドバイスをもらいにいきましょう。

 

というのも、インターン受け入れ企業の多くは、中小・ベンチャー企業です。少人数で事業運営をしていることもあり、インターン生の指導・教育ばかりに時間を割いてはいられません。

 

そのため、先輩から教えてもらう姿勢では成長スピードは加速しません。アドバイスの時間を作ってもらえないか聞いてみる、ランチに誘って質問してみる、など自分なりに工夫していく姿勢が成長には欠かせません。

 

「長期インターン先を成長環境として使いたおす!」位の意気込みの方が、得られる知識や経験は大きいでしょう。

良い長期インターン先を見つけるコツと注意点

最後に、長期インターン先の企業選びに関する注意点とコツを紹介します。

 

長期インターン受け入れ企業のほとんどは、戦力としてだけではなく、学生にも成長してもらいたいという気持ちで採用を行なっていますが、残念ながら一部では、単純作業の労働力としてしかみていない会社もあるようです。

 

極論、良いインターン先かどうかは入ってみるまでわかりませんが、少なくとも危ない会社である傾向はそれまでのやりとりで分かることがあります。

給与体系は最低賃金を下回っていないか

巷ではブラックインターンと言われ、度々ニュースなどでも取り上げられています。

 

昔は、インターンというと丁稚奉公のように無給で経験を積むという意味合いが強く、その名残からか現在でも無給だったり、最低賃金未満で雇用する会社が存在します。

 

しかし、実務を任せている以上、最低賃金を下回る長期インターンは違法です。もし給与体系が明らかに最低賃金未満であったり、怪しい場合は注意しましょう。

 

なお、日本最大級のインターン求人サイト「ゼロワンインターン」に掲載している求人は、全て最低賃金以上の給与が発生する有給インターンのみです。

 

最賃未満で働かせるブラックインターンを選んでしまうのが心配な人は、ゼロワンインターンで求人を探してみてください。

 

1社だけではなく、複数社に応募する

初めてインターンに参加する人の場合、その会社が良いのか悪いのか見分けが難しいと思います。

 

その場合は、複数社に応募してみても良いでしょう。

実際に面接に行き、採用担当者や社長と話をすることでその会社の雰囲気や具体的な仕事内容、インターンに対する姿勢が自然に見えてくるはずです。

 

長期インターンは複数応募しても良いか?という質問が学生から上がりますが、むしろ積極的に応募をしていくのが良いです。

 

上記の通り、自分に合ったインターン先を見つけるという意味に加えて、そもそも長期インターンの合格率は20%程度。5社受けて1社受かるイメージです。

 

これから長期インターンを探す方は、気になる求人を見つけたらまずエントリーしてみるのがおすすめです。

 

長期インターンの意味がないかあるかは自分次第

いかがでしたでしょうか。

 

長期インターンシップは、しっかりと目的意識を持って取り組めば、お金を稼ぎながら成長できるメリットの大きいインターンです。

 

しかし、何となく周りがやっているからという理由だけで参加したり、楽して稼ぎたいと思いながら参加していては、せっかくの長期インターン経験を十分活用することは難しいでしょう。

 

長期有給インターンを使ってやろう、位の気持ちで臨んでもらうと良い結果になると思いますよ。

 

ぜひ本記事の内容を参考に有意義なインターン経験をお過ごしください。

 

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