1dayインターンって本当に意味あるの?元人事に聞いてみた

就活に入ると、多くの就活生が参加する1日インターンシップ。

 

実際参加すると「これってただの企業説明会じゃないの?」って思うこともしばしば。

 

大学の先輩からは「インターン内定枠」があるから、インターンシップには絶対に参加しろとアドバイスされたが、企業の人事担当・採用担当者からは、「本選考とは一切関係ない」とは言われた。

 

実際どっちが本当なの?そもそもインターンって何?

 

そんな大学生のために、1日インターンなどの短期インターンシップは、実際に意味があるのかどうか、企業の元人事担当者に話を聞いてみた

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『1dayインターンは就活に有利になる』はウソ!

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Q:1日インターンに参加すると、就活に有利になりますか?

A:結論から言うと、1日インターンに参加することで就活に有利になったり、内定がもらいやすくなるということはないです。

 

なぜなら、企業側にそれをするメリットがないからです。

 

企業は採用をする上で、下記のような2つの目標を立てることが一般的です。

  1. 採用目標人数を達成すること
  2. より優秀な人材を採用すること

 

もし、1.採用目標人数を達成すること』だけを念頭に置いた場合は、インターン生中心に採用することで、早期に採用目標人数の達成ができるため、メリットがあるかもしれません。

 

しかし、多くの企業では同時に『2.より優秀な人材を採用すること』を必ずセットで考えています。

 

インターン期間中は、せいぜい数十人から数百人の学生にしか会えませんが、新卒の本選考ではその何倍もの人数、数百人から数千人、人気企業においては数万人の応募学生に会うことができます。

 

もしあなたが、企業の採用担当者だったとしたら、1dayインターン参加者の数倍の人数がいる本選考の応募学生も見た上で、内定者を出すのではないでしょうか?

 

ほとんどの企業の人事担当者も、同じ判断をしています。

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Q:じゃあ1dayインターンは行っても意味ないということですか?

A:それは、インターン参加目的を何に置くかによって、回答が変わります。

 

『就活に有利になるため』『内定獲得の近道』という目的であれば、1dayインターンに参加しても、期待した成果は得られないので、参加する意味は全くないです。

 

一方で、業界研究や会社研究の一環ということであれば意味はあります。インターン説明会は、基本的に知識のない人を対象に、分かりやすく噛み砕いて説明してくれるため、業界理解や会社理解、仕事理解をする上で有益な情報を得られます。

 

ただし、業界研究や会社研究を目的とする場合にも、注意は必要です。なぜなら、情報提供するのはその業界に身を置く、その企業自身だからです。

 

第三者の情報であれば、客観性がありますが、当事者からの情報は、ときに客観性を欠きます。ましてや、採用活動の一環として行っている1日インターンシップで話す内容は、いい面に偏った情報である可能性は高いです。

 

インターンで得た情報をそのまま鵜呑みにするのではなくて、家に帰ってから必ず調べ直すということを絶対にしてください。

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内定インターン枠は、存在する

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【出典】https://www.pexels.com/photo/

Q:内定インターン枠があるって聞いたんですが、それはデマですか?

A:内定インターン枠がある企業も実在します。

 

先程、1日インターンが就活に有利になることはないとお伝えしましたが、もちろん参加することによって不利になるわけでもないのです。

 

企業の人事担当者は、1.採用目標人数を達成すること』、『2.より優秀な人材を採用すること』の2つを目標に持っています。

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理想としては、インターン・本選考にエントリーした学生全員に会い、優秀だと思う学生を1番から順に声をかけていきたいですが、それはできません。就活生も複数企業の選考を受けているからです。

 

そのため、企業は欲しい人材の定義をあらかじめ決め、そのハードルをクリアした学生に対しては、出会うタイミングの早さ遅さに関係なく、内定を出していきます。

 

ただし、1dayインターンのような短期インターンシップの場合は、実質的に一人一人と向き合う時間がないため、そこで評価されて内定につながるということは、かなり稀のようです。

 

内定インターン枠があるのは、多くの場合、中長期のインターンシップに限ります。

Q:インターンに落ちた。本選考とは関係ないと言われたが、本当か?

A:正直、回答が難しいところです。

 

わざわざ、インターンは本選考とは関係ないと言う企業の多くは、倫理憲章を守っている企業です。

 

倫理憲章とは、経団連が中心になって定めた新卒者の採用活動に関するガイドラインです。経団連に属している会社は、自分たちで決めたルールに基づき『インターンと就活は切り分けよう』としているので、そのような発言をします。(あくまで表向きは)

 

一方で、人気のIT関連企業のインターンや、外資系企業のインターンなどは、経団連に属していないため、インターンと就活を切り分けては考えていないことのほうが多いです。

 

いずれにせよ、インターン選考を担当するのも、本選考の選考を担当するのも同じ人事の採用メンバーです。

 

仮に、『インターンと本選考は関係ない』という企業だったとしても、情報は切り分けて扱うとしても、人事の記憶や印象は切り分けることは不可能です。

 

そういった意味では、インターンと本選考が全く関係ないというのは、少し考えづらいかなと思われます。

 

ただ、インターンに落ちた後もその企業への志望度が下がらないのであれば、チャレンジすること自体を諦めるのはもったいないので、再度チャレンジしてみることをおすすめします。


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