元人事が語る!インターンシップお礼状の正しい書き方

インターンシップ終了後にはお礼状を出す、という文化を初めて知った!という人もいるでしょう。

人事やキャリアカウンセラーとして働いていると、学生からよく「出した方がいいんですか」と聞かれます。

結論、出した方がいいです。

では、なぜ出した方がいいのか。どうやって書けばいいのか。解説していきたいと思います。

 

インターンシップのお礼状の書き方と参考例文まとめ

 

なぜお礼状は必要なの?

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その理由は、インターンとアルバイトの違いにあります。

アルバイトは、所定の業務に対して労働力を提供する代わりに、賃金を受け取ることで成り立っています。

一方インターンとは、就業体験が目的です。

インターン生は、社員と同じ目線に立って働いてみることで、スキルアップを図ったり、自身の志向性を理解したりすることができます。

企業は、インターン生の就業体験がよりよいものになるために、手間もお金もかけて受け入れをしています。


もちろん企業側にも、「インターンを通じて、自社の魅力を知ってもらいたい。」「良い学生と早いうちに出会いたい。」という思惑は、大なり小なりあるとは思いますが、学生たちのためを思って色々と準備し、インターン期間中面倒を見てくれていることに変わりはありません。

インターン参加後は、お世話になった相手に対して、お礼をしっかり伝えましょう。

 

インターンシップとアルバイトの違いとは?両立はできる?

 

お礼状を書けば、その後の就活に有利になるってホント?!

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お礼状を送ったら評価が上がり、送らなかったら評価が下がる、という明確な評価基準があるわけではありません。

しかし、人事担当も人です。

インターン参加後にしっかりお礼を言ってくる学生と、何のお礼もない学生を並べたら、やはり前者の学生のほうが、ちゃんと礼儀作法のできている、しっかりした学生だなという印象を持ちます。

これがその後の就活にどれほど影響するかどうかは分かりませんが、少なくともマイナス評価にならないことは確かです。

ただし、そもそもお礼状は見返りを求めて書くものではありません。

選考への影響とは切り分けて、インターンに参加させてもらったことに対して、純粋な気持ちでお礼を言えるのが一番だと思います。

 

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何をどうやって書けばいいの?

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ポイントは下記の3つです。

  1. できればメールよりも手紙で
  2. 感謝の気持ちを言葉にする
  3. どのような学び・成長があったのか伝える

 

1.できれば手紙で

メールはスピーディで便利なツールですが、その分やはり手軽な印象を与えます。

メールのお礼状でももちろんいいのですが、より感謝の気持ちを伝えたい場合は手紙をおすすめします。

社会人は、1日100件近くメールを受け取ることもあります。

せっかくお礼を送っても、万が一そのメールが埋もれてしまったらもったいないですよね。
手紙を書くという行為は、メールの何倍も手間がかかります。その分気持ちがこもっているように感じられて、受け取る方はうれしいものです。

 

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2.感謝の気持ちを言葉にする

内容として、まずはお礼を伝えましょう。

お世話になったこと、自分のために時間を割いてもらったこと、指導してもらったことに対する感謝の気持ちを、飾らず、率直な言葉で書いてみてください。

 

メールで送る場合はこちら!お礼メールの正しい書き方

 

3.どのような学び・成長があったのか伝える

そして、最大のポイントは、“インターンを通じてどのような学び・成長があったのか”を書くことです。

学生を受け入れた企業側は、「インターンを通じて成長してほしい。」「社会人として働くイメージをつけてほしい。」と思いながら指導しています。

例えば、「お世話になった2週間で、お金をいただく厳しさと楽しさを知ることができました。最初は、営業という仕事の大変な側面ばかりが目についていました。ですが、顧客に真摯に向き合い、課題を解決しようとする先輩社員の皆さんの姿を見て、私もこんな社会人になりたい、と思うようになりました。未熟ながらも、なんとか結果を出そうと努力することで、今までの自分を超えることができたと思います。」
など、具体的にどんなことを学んだのか書くと、うれしいと感じてくれると思いますよ。

実は、こうやってインターンの内容を振り返っておくのは、皆さん自身にとってもすごく良いことなのです。

インターンは、ただ行けばいい、というわけではありません。

そこで得た学び、気づきを、これからの就職活動や社会人生活に繋げていく必要があります。

振り返って具体的な言葉に落としておくと、自己分析を進めることができます。

「私、実は人前で話すの得意かも。営業職向いているかな。」

「食品業界しか考えていなかったけど、不動産業界もやりがいあるな。」

「一緒に働く人たちって、想像以上に大切な存在だな。就活の時には、社風もしっかりチェックしておこう。」など、きちんとノートにメモをしておけば、スムーズに就活に接続することができますよ。

 

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ついでに、マナーも身につけちゃおう!

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お礼状を送る時のマナーは、インターンに限った話ではなく、一般常識です。

覚えておくと、就活でも社会人になってからも使えますよ!

インターンが終わったら、早めにお礼状を送りましょう。

1週間以内を目安にすると良いですよ。

あまり時間が空いてしまうと、書く方も受け取る方も、記憶が薄れてしまいます。気持ちが熱いうちに、ちゃんと届けましょうね。

誤字脱字があると、「注意力のない人」という印象を与えてしまいます。最低2回は読み返しましょう。

書いてすぐ1回目、1日経ってから2回目確認すると、抜け漏れが見つけやすいと思います。

特に、宛先の会社名、部署名、お名前などを間違うと、大変失礼に当たります。社名は前株(株式会社○○)か後株(××株式会社)か、名前の漢字は“斉藤”か“斎藤”か、など、確認してくださいね。

また、例え長くても、部署名は略さずきちんと書きましょう。 

意外とやってしまいがちなミスは、名乗り忘れること。

大学・学部・学科名、名前、連絡先(携帯電話番号・メールアドレスなど)も書いておきましょうね。

いかがでしたでしょうか。

せっかく頑張ったインターンシップだからこそ、気持ちよく終わるためにも、少しレベルアップした自分を実感するためにも、お礼状を書いてみてはいかがでしょうか?

 

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