インターンシップや就活の選考を受けるときに多くの学生が悩む“志望動機”。
「何十社も受けているんだから、正直オリジナルの志望理由を書けるのは、本命の数社だけ。それ以外の会社はなんとなく・・・本音ではそれしか言いようがない。」という相談をよく受けます。
でも、エントリーシート(ES)に志望動機を書かなきゃいけないし、面接で聞かれたら答えなくてはいけないですよね。
そんな時は、こんな風に考えてみてはいかがでしょうか?
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この記事の目次
志望動機を考えるにはまず、自分の価値観と向き合うことが大事
皆さんは、インターン就活で応募する企業をどう選んでいますか?
志望度が本命じゃなかったとしても、応募する以上まったく興味が湧かない会社というわけではないですよね。では、どこに興味を持ったのか。また、それはなぜなのか。ちょっと考えてみましょう。
応募した企業のことをあまりよく分かっていなくても、例えば業界に興味があるとか、職種に興味があるとか、何かの記事で見た社風だったり、社長のインタビューを見てなんとなく興味が湧いたり、何かしら興味が湧いたところが一つはあると思います。
商品・サービス、業務内容、企業理念、社風・風土、先輩社員など、共感した部分は何でも構いません。
思いつくまま、いくつか書き出してみてください。思いつく限りを書き出してみたら、今度はそれを見てみましょう。
その企業の何かに魅力を感じたり、その企業に興味をを抱くようになったりしたのは偶然ではありません。
書き出したものの中に、あなたの価値観が転がっています。
なぜ自分は、社風や風土が気になるのか?商品・サービスを真っ先に考えたのか?もしかしたらそのきっかけとなるような経験や出来事が過去になかったか?思い出してみましょう。
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自分の価値観が何となくわかったら、それと絡めて志望動機をまとめよう(例文付)
例えば、食べることが好きなので、“食”に関わりたいと思い、冷凍食品メーカーの営業職を受けたとします。
もともと食べることが大好きで、高校生の頃に食育に興味を持ちました。 大学では、料理サークルで小学生向け食育プログラムを実施したり、地域の特産品を生かしたレシピコンテストに挑戦した経験があります。 残念ながらそこでは賞をもらうことはできませんでしたが、食を通じて笑顔を増やせる仕事がしたい思い、就職活動をしています。 御社は、50年の歴史の中で多くの商品を世に送り出し、商品数も取扱い店舗数も業界上位だと伺いました。たくさんのカスタマーに支持されている御社の食品を、さらに多くの人に届けたいと考え、営業職を志望しました。
といった感じです。
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どの企業にも出せるコピペ志望動機は、高確率で不合格になる
同じ業界の会社を複数受ける人も多いでしょう。
そんな時にやりがちなのは、コピペの志望動機を使い回して提出すること。
インターンや就職活動で何社も応募することを考えると、使い回しの志望動機を一つ作っておくことは、効率がよく思えますが、やめたほうがいいです。
なぜなら、エントリーシートにしても面接にしても使い回しの志望動機は採用担当者から見透かされて、選考に落ちる可能性が高まるからです。
同じ業界・同じ職種の募集だからといっても、会社の理念や社風、仕事の進め方や事業のこだわっている部分が違えば、採用したい人材像も異なってきます。それを理解せずに同業の会社だからといって社名部分だけへ変えて、コピペの志望動機や自己PRを作っていては、どの企業に対しても刺さりません。
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同業界の会社でも求める人は違う?その理由を事例を用いて紹介
カフェをチェーン展開しているA社とB社があるとします。
まず、会社として最も大事にしていることを見てみましょう。
A社の場合は、コーヒー豆に非常にこだわり、ブラジルに直営農場を持ち、高品質の豆を安く仕入れて、できるだけ安くカスタマーに提供することを大切にしています。
B社の場合は、空間プロデュースにこだわり、ゆったりと自分の時間を過ごしたり、外出中のサラリーマンが立ち寄って仕事をしたりする場にしたいと考えています。
次に、大事にしていることから想像できる、活躍している人物像を想像してみましょう。
A社は、客単価が低いので、数をこなすことが求められます。お店が最も混むのは、朝の通勤時間帯と、昼食後のオフィスに戻る前の時間。忙しいお客さんを待たせないよう、効率よくさばいていく必要があります。
B社は、長時間過ごすお客さんが多いので、客単価を上げることが求められます。コーヒーと一緒にサイドメニューを勧めたり、新商品が出たら紹介したり、飲み終わった頃に新しい飲み物を提案する、といった気遣いが必要になります。
いかがでしょうか?同じようにカフェを運営する企業でも、そこで働く人に求める働き方が異なってきそうだというイメージはつきましたか?
こんな風に、会社の特徴を理解した上で分解してみると、自分がどこのポイントに共感しているのか、よりわかりやすくなり、一社一社異なる志望動機が書きやすくなると思いますよ。
インターンシップに受かる!自己PRの書き方とポイント(例文付き)
オリジナル志望動機が作れれば、それが自然と自己PRにもなる
『志望動機は、なぜ興味を持ったかを伝えるもの。面接でのアピールは自己PRでやれば良い。』と、志望動機と自己PRを分けて考えている学生も多いようですが、じつはこの2つはお互いに依存関係にあります。
ですので、志望動機や自己PRを使い回しでやると、どうしても文章内に無理が生じ、企業人事担当者から高い評価をもらうことができません。
志望動機を作る際は、その企業に興味を持った背景となる、自分自身の価値観と絡めて書いたほうが(話をしたほうが)より説得力が増すということは前述の通りですが、そうすると志望動機の中で自然と自己PRを書くことになります。
志望動機と自己PRを分けて考えると作業量がとても多いように感じますが、志望動機は自分の価値観とその企業の興味を持ったところを絡めて説明する作業、自己PRはその自分の価値観やそれを裏付ける経験や行動・実績を説明する作業です。
ここがESにしても面接にしても選考の合否を分ける重要な部分になるので、じっくり時間をかけて考えてみましょう!
これからその企業で、何年・何十年と働く可能性があるのですから、目の前の数十分・数時間を惜しんで目先のテクニックや効率的な作業方法に走らないようにしましょう!
エントリーシートの自己PRの書き方・効果的に伝える方法
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