「ベンチャー企業は成長できる!」こんな言葉を聞いたことがある大学生の方々も多いのではないでしょうか。
ベンチャー企業の大学生アルバイト、有給インターンに応募しようと考えているけれど、いまいちベンチャーでどんなことをするのかイメージができない。
そんな学生へ、ベンチャー企業とはそもそもどんな企業を指すのか?ベンチャー企業のバイト・インターンとして働くとは具体的にどんな事なのか?どんなメリットがあるのか?
これらの疑問・質問についてそれぞれご紹介していきます。
この記事の目次
そもそもベンチャー企業ってどういう会社を指す?
皆さんはベンチャー企業にどのようなイメージを持っていますか。
ベンチャー企業とは、新しい技術や革新的なアイデアをもとに、新しいビジネス展開をする成長中の企業を指します。大企業が実施しづらい領域で事業を行っている会社です。
これまでに誰もチャレンジしたことがないことだったり、実績がない事に対して自分等でゼロから考えてチャレンジをしていくことが多いため、社員はもちろん、アルバイトも主体的に働く事が求められる職場です。
企業経営で必要な「ヒト・モノ・カネ」が全て揃っているベンチャー企業は稀
経営の三要素という言葉があります。企業経営をしていく上で、最も必要な三大経営資源です。
ベンチャーで企業の場合、この3つが全て揃っているということはかなり稀。
特に多くの場合、慢性的なヒト(人材)不足の状態のベンチャー企業がほとんどです。それはベンチャー企業の成長スピードに対して、人材の採用スピードが追いついていないためです。
だからこそ、ベンチャー企業のアルバイトに参加するようになると、大学生ではなかなか経験できないような仕事内容に携われるチャンスがたくさん転がっています。
マニュアル通り、言われた事だけやるでは成立しない
これまでにアルバイト経験がある大学生の方はイメージできると思いますが、基本的にバイトで仕事を任せられると、業務マニュアルや具体的な指示がはっきりしていることが多いです。
アルバイトには、まずはマニュアル通りにしっかり働く事が第一に求められ、その後はそれを後から入った後輩アルバイトにもしっかり教えられる事が期待されます。
雇用側は、アルバイトがマニュアル通りに仕事をすれば、一定の生産性を担保できることが既に分かっているため、アルバイトが各々自分で工夫してやり方を考えてみるというより、マニュアル通りの仕事を精度高くやるという事を求めます。
一方、ベンチャー企業のインターンシップの場合、前述した通り、前例がないような新たな領域に挑戦を行う場合が多く、マニュアルなどが用意されていない場合が多いです。仮に用意されていても、あくまで暫定のもので、常にブラシュアップしてよりよいものに仕上げるという前提で用意しています。
ベンチャー企業の事業段階にもよりますが、ベンチャー企業では、言われたことをやるだけではなく、正解がない中で、どうしたらもっとよくなるかを、自分で考え、主体的に取り組むことが何より求められます。
ベンチャーの学生バイトで得られるスキル
ベンチャー企業のインターンに参加するからこそ得られるスキルはいくつかあります。
具体的にはどんなスキルやスタンスが身につくかを下記に紹介していきます。
PDCAサイクルに欠かせない論理的思考力
論理的思考力とは、物事の繋がりを正しく把握できる能力のことです。
ベンチャー企業のインターンシップでは、正解がない中、自分たちで目標をどうしたら達成できるかを仮説し、実行し、検証、そしてまた改善していくということを繰り返していきます。
この仕事の進め方をPDCAと言います。(plan(計画)→ Do(実行) → Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによってより業務効率を上げていく手法)
インターンシップを通じて、PDCAをしながら業務をする経験が当たり前になっていくと、物事の繋がりを正しく把握でき、論理的思考力がアップします。
論理的思考力は、全ての職業で役に立つスキルなので、大学生が身につけておきたいものの一つです。
成果を出すための圧倒的な行動力
バスケットの有名マンガ、スラムダンクで安西監督が言った「諦めたら、そこで試合終了ですよ」という有名なワンフレーズがあります。
これは、スポーツの世界だけでなく、ビジネスの場、とくにベンチャー企業においても全く当てはまる言葉です。
大成した起業家・経営者・発明家に成功の秘訣を聞くと、技術的なスキルや斬新なアイデアなどではなく、「成果が出るまで諦めないこと」と答えている人はかなり多いです。
特に前例のないビジネスに挑戦するベンチャーの仕事は、ゴールが見えないマラソンのようなものです。残り何キロでゴールか分からない中でも全力で走り続けるのか、それともキリがない諦めて足を止めるのか。
もしかしたら、ここが成功と失敗の分かれ道かもしれません。
ベンチャーでアルバイト・インターンシップをすると、そういった成功するために大事なスタンスの大切さを身にしみる経験が積めます。
このスタンスも、業界規模や職種にかかわらず、将来的にあなたの武器となり得るビジネススタンスになります。
デキる社会人に不可欠なタスク管理力と業務処理力
前述した通り、成長スピードに対して人手が足りていないベンチャー企業では、一人が何役もこなしながら業務を進めていくことが往往にしてあります。
これはアルバイトも例外ではなく、本職以外に先輩から仕事を任せられる可能性もあるでしょう。
そうした環境の中で、必然的に自分がやるべきタスクをしっかりと管理し、スピード感を持って処理していく能力が鍛えられます。
ビジネスの世界では、QCD(クオリティ・コスト・デリバリー)という言葉が使われます。
1つの仕事に対して、どの程度の質を求められてい、どれだけ時間・費用をかけてよくて・いつまでに完成させなければいけないのか、といった管理方法を意味する言葉ですが、新社会人がまず最初に覚えるべき必須スキルとも呼べます。
ベンチャーの学生バイトを経験していれば、QCDに対する意識は自然と磨かれていくでしょう。こうした思考が習慣化することは、将来大手企業に就職するにせよ、必ず役に立つと思います。
ベンチャーの学生バイトに向いている人
なんとなく、ベンチャーインターンの仕事のイメージは湧いてきたのではないでしょうか。
それでは最後に、どんな学生がベンチャーのインターンシップに向いているのでしょうか?
お金+成長する経験を積みたい学生
ベンチャー企業の学生バイト・インターンはアルバイト同様に給与が発生する有給のものがほとんどです。
そのため、どうせアルバイトをするなら、その時間を将来にも役立つビジネススキル・スタンスを身につけるためにバイト・有給インターンシップに参加したいと思う学生は、ベンチャーの有給インターンシップに参加することをおすすめします。
大学生の1年間にアルバイトに充てる時間は約720時間。4年間で約2880時間です。
この時間をただお金のためだけに時間を切り得るのか、それともお金+自己成長のためにあてるかによって、あなたの選択は、あなたの進路に大きな影響を与えます。
就職に有利な経験を積んでおきたい
ベンチャーのアルバイト・インターンシップ、とくに1ヶ月以上の長期有給インターンシップの場合、インターン参加後内定付与をしてくれる内定直結型インターンや、有名企業への内定者を続出している、就活生の登竜門とも呼べるインターンなど、その後の就活に大きく役立つベンチャーインターンシップが多いです。
また、ゼロワンインターンで募集しているインターンのように、インターン参加後に企業が就活に有利な推薦状を書いてくれるところまであります。
就活に向けて何か行動を起こしたいと思っている学生は、ベンチャー企業でのアルバイトやインターンシップがおすすめです。
ベンチャーの学生バイトでよくある職種
最後にベンチャー企業の学生バイトでは、どのような職種を募集しているのか代表的なものをご紹介します。
営業
ベンチャー企業の営業アルバイトは、多くの場合、社員と変わらない仕事に取り組みます。
例えば、法人向けにITサービスを提案している会社であれば、学生アルバイトもイチ営業として、法人のアポ取りから提案、契約後のフォローなどを経験できるところが数多くあります。
実際、営業には向き不向きなどもあるので、就職前に適性を見極める意味でも営業に興味がある人にはぜひおすすめです。
エンジニア
ベンチャー企業では、学生エンジニアをバイトで募集しているところが少なくありません。
とくにITベンチャー企業での募集が多く、先輩プログラマーの下で自社Webサービスの機能開発に携わるなど、実践的なプログラミングスキルを磨くことができます。
デザイナー
デザイナーの学生バイトでは、主にPhotoshop,Illustratorを使ったWebデザイン、HTML・CSSを使ったコーディング業務を行うことが多いです。
趣味・独学でデザインを勉強している人は多いと思いますが、ビジネスで使えるデザインと趣味のデザインは似て非なるもの。
実践を通じて、社会に出てからも使えるデザインスキルを伸ばせます。
マーケティング
ベンチャーのマーケティングバイトでは、いわゆるWebマーケティング業務を行うケースが多いです。
自社メディアのアクセス数を増やすための施策を考えたり、分析ツールを用いて数値解析をしたりします。
Webマーケティングのスキルは専門スキルになるので、今のうちに身に付けておけば、IT業界のマーケティングにいく際に役立つことは間違いありません。
ライター
最近では、Webメディアの記事執筆を行うライターの学生バイトが増えてきました。
企業によって、取り扱っているジャンルは違います。例えば、金融関連の情報発信をしている会社なら保険・税金に関する記事を書いたり、旅メディアを運営している会社であれば、旅行に関する記事を書いたりします。
自分の好きな趣味を仕事にできることも多く、学生から人気が高いアルバイトです。
ベンチャー企業のアルバイトは就活にも有利
いかがだったでしょうか。
ベンチャー企業の学生バイト・インターンシップへの参加は、大学1年生・大学2年生から参加できるインターン、週1日・週2日から参加できるインターンまで、希望の条件に合ったものが多数あります。
少しでも成長したいと思えたのなら、是非ベンチャーのインターンに参加してみましょう。
あなたの今後の自信にもきっとつながる貴重な経験ができて、かつ就活でも有利になるはずですよ。
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