大学生アルバイトの代わりに、インターンバイトをしませんか?
インターンバイトとは、バイトとインターンをいいとこ取りして、両立させた有給インターンシップのことです。
通常のアルバイトのようにお金を稼げて、インターンのように成長できる。それがインターンバイトのメリットです。
インターンバイトの呼び方は、他に有給インターンシップ、長期インターン、実践型インターン、インターンアルバイトなどとも呼ばれます。
インターンバイトという名前は聞いたことがあるけれど、アルバイトとの違いは何か?授業やサークルと並行でできるのか?デメリットはあるのか?といった疑問をお持ちの大学生も多いと思います。
今回は、インターンバイトとアルバイトの共通点・違いから、メリット・デメリット、おすすめのインターンバイトまで、インターンバイトについて徹底解説していきます。
この記事の目次
インターンバイトとアルバイトの共通点・違い
インターンバイトとバイトの違いって分かりますか?
ここではインターンバイトとバイトの共通点と相違点について説明していきます。
共通点:インターンバイトもアルバイトも給料がもらえる
インターンバイトもアルバイトもどちらも労働に対する対価として給与をもらうことができます。
インターンバイトもアルバイトも給与平均は、東京都内で時給1,000円が相場。
都道府県ごとに最低賃金が異なるため、この辺りの給与相場は都道府県毎に異なっていますが、インターンバイトとアルバイトで給与差はほとんどありません。
違い:任せてもらえる仕事の幅が異なる
インターンバイトとアルバイトの違いは、任される仕事内容と与えられる裁量です。
例えば、大学生の人気バイトといえば、塾講師・家庭教師・居酒屋・カフェ・コンビニ店員などが代表的ですね。
塾講師や家庭教師は給与の高さから学生に人気があり、それ以外のバイトは普段馴染みがあるという理由から、飲食店やコンビニのバイトを行うケースが多いです。
こうしたアルバイトは、一般的に社員とバイトで明確に仕事が区別されており、良い意味でも悪い意味でもアルバイトは、限られた責任の範囲内で仕事を行います。また、与えられる仕事は、明確に作業手順が決まっているケースが多く、マニュアル等に従って作業を行います。
一方、インターンバイトで人気がある仕事は、中小企業やベンチャー企業内でエンジニアやプログラマー、マーケティング、企画、事務アシスタント、営業、デザイナー、その他税理士や弁護士などの士業アシスタント業務などです。
普段の生活で馴染みはないものの、将来の就職・職業選択前に、ちょっと気になる職業に挑戦できるのがインターンバイトの特徴です。
また、アルバイトと比べて、与えられる仕事の裁量が大きい点も特徴といえます。例えば、営業インターンバイトでは、大学生が一人で企業に出向き、提案から受注、その後のフォローまで手がけるという場合も珍しくありません。
つまり、学生と社員の間に明確な区別がなく、手を挙げればその分仕事を任せてもらえることが多いのがインターンバイトとアルバイトの大きな違いです。
インターンバイトをするメリット
次に大学生がインターンバイトを行うメリットとデメリットを整理しています。
メリットとデメリットを照らし合わせて、インターンバイトに挑戦するか検討しましょう。
メリット1:インターンバイトは稼げる
ズバリ、インターンバイトは稼げます。
先ほど、平均給与自体はアルバイトとインターンバイトで大差がないというお話をしましたが、給与の伸び代という面では、インターンバイトの方が大きい傾向があります。
インターンバイトは、実際に企業内で社員と同じように業務に従事するため、活躍すればその分給与にも跳ね返ってきます。企業によっては、社員と同様、定期的に昇給の機会を設けているところもあります。
また、職種によっては、時給・日給の他にインセンティブを支給しているところがあったり、プログラミング経験者であれば、時給1,500円以上など最初から高い給与をもらえる求人もあります。
以下は、時給1,200円以上のインターンバイト求人一覧です。興味がある人はぜひチェックしてみてください。
メリット2:インターンバイトは、社会人になってから役立つスキルが身につく
インターンバイトに参加すると、社会人になる前に一足先に社会人経験を積むことができます。
大学1年生からインターンバイトを経験した場合、卒業まで最大で4年間社会人経験を積むことができます。この期間、中小企業やベンチャー企業で社員と一緒に実務経験を積むことになるため、アルバイトでは身につかない専門的なスキルや経験が身につきます。
インターンバイトの中には、インターンのみで新規事業立ち上げに挑戦させてくれるとこもあるため、ビジネススキルは飛躍的に上がります。
こうした経験をしてきた大学生と何もせずに漫然と大学生活を送ってきた人では、社会人1年目のスタートダッシュから大きく差が開きます。
メリット3:インターンバイトは就活に圧倒的に有利
就活時期、企業に新卒エントリーした際、ES(エントリーシート)や面接で必ず聞かれることが、「学生時代に頑張ってきたことは何ですか?」と「志望動機は何ですか?」です。
学生時代に頑張ってきたエピソードとして、多くの就活生はアルバイトや、ゼミ、サークル活動について話をする中で、実際に企業で長期間インターンバイトを通して社会経験を積んでいるあなたの話は、人事にかなり好印象です。
また多くの就活生が社会経験がない中で話す志望動機は、どうしても表面的な話になってしまいます。
しかし、インターンバイトを通じて社会経験を積んでいれば、志望動機もより具体的な業務と絡めて話すことができるため、話す志望動機にリアリティが増します。これもインターンバイトが就活に有利に働く理由の一つです。
インターンバイトのデメリット
インターンバイトはメリットだらけ?決してそんなことはありません。インターンバイトのデメリットもしっかり頭に入れた上で、参加するか決めましょう。
デメリット1:インターンバイトは、アルバイトに比べてワリがよくない
インターンバイトとバイトを比較した際に、インターンバイトの方が業務の難易度は高いです。
そのため、単純にお小遣い目的で、楽して働ければいいと考えている方にとっては、インターンバイトはワリがいい仕事ではないでしょう。
デメリット2:インターンバイトはコミットが求められる
前述した通り、インターンバイトは企業内で社員と同じように仕事を経験することになります。希望や適性があれば、新規事業の立ち上げや他のインターン生のマネジメントを経験する機会もあります。
そのため、任された仕事に対する一定のコミットメントは求められます。このコミットメントとは、時間的拘束という意味ではなく、責任感を持つという意味です。
気軽に働けるバイトを探したいという希望がある場合は、インターンバイトはおすすめできません。
インターンバイトとアルバイトを両立させるためのコツ
インターンバイト(長期インターンシップ/実践型インターンシップ)のメリット・デメリットを理解いただけましたでしょうか?
読者の方の中には既にアルバイトをしている大学生も多いと思いますが、「インターンバイトとアルバイトってどちらか一方を選ばなきゃいけないの?」と疑問に感じた学生もいるのではないでしょうか。
結論、「インターンバイトとアルバイトは両立可能です」。以下にインターンバイトとアルバイトを上手に両立させるためのコツをご紹介します。
両立できる勤務条件の求人を選ぶ
インターンバイトには様々な求人がありますが、勤務日数や勤務可能な時間帯、曜日はインターン受入企業によってまちまちです。
そのため、インターンバイトとアルバイトを両立させるためには、現在の自分のスケジュールと照らし合わせて、現実的に参加可能な求人を見つけることが大事です。
例えば、夕方から夜遅くまで働けるインターンバイトや土日勤務OKのインターンバイト、在宅勤務可能なインターンバイトなども多く存在しています。
また、会社によって最低週1日・2日勤務できれば参加OKとしているインターンバイトもあります。
授業やアルバイトが忙しいけど、インターンバイトにも参加したいという大学生は、まず自分の希望条件を洗い出して、条件に合う求人を見つけてみてはいかがでしょうか?
インターンバイトの探し方が分からない学生には、個別のインターン無料相談会がおすすめです。インターン相談会では、専任アドバイザーが皆さんの希望条件に合わせてぴったりなインターンバイト求人を紹介してくれます。企業選びでお悩みの方はぜひ活用してみてください。
大学の時間割を調整して時間を作る
履修登録前に希望のインターンバイトをいくつか探しておいて、インターンバイトへの参加を前提に大学の時間割を調整するというやり方もあります。
例えば、興味を持ったインターンバイトの最低勤務日数が平日週2日以上なのであれば、2日間は丸1日休みの日を作れるように時間割を調整したり、午前中に授業をつめて、午後から参加できる日を2日以上作れるようにしてみてはいかがでしょうか。
インターンバイトとアルバイトはどっちがおすすめ?
最終的には、自分が何を大切にしたいか次第ですが、少しでも仕事を通じたスキルアップや成長を目指したいのであれば、アルバイトよりもインターンバイトがおすすめです。
逆に楽してお金が稼げればそれでOKという方であれば、インターンバイトはおすすめしません。アルバイトの方がワリの良い仕事は多く、そういう意味ではインターンバイトは自分の負担になってしまう可能性があるからです。
どちらか選べないという人は一度、アルバイトもインターンバイトもどっちも挑戦してみても良いでしょう。もしどちらもやった結果、インターンバイトでもっと成長したい!と感じたのであれば、アルバイトを辞めてインターンバイト1本に絞るという方法もあります。
貴重な大学生活の過ごし方、ぜひ皆さんの価値観に合った選択をしてください。次からは、インターンバイトに初めてチャレンジしたい方に向けて、オススメのインターンバイトやインターンバイトの選び方をご説明していきます。
インターンバイトはどうやって選べばいい?
大学生の1ヶ月あたりの平均バイト時間は、約60時間です。大学1年生から4年生までバイトを続けていたとすると、1年間で720時間、4年間で2,880時間になります。
そのバイトが自分の将来的に興味のある仕事であれば、それはとても素晴らしいですが、残念ながら多くの学生がそうではないようです。
インターンバイトは、バイトと同じ位給料を稼ぐことができます。もし今やっているバイトを将来的な職業として考えているわけではないのであれば、その時間を少しでも興味のある業界・職種のインターンバイトに参加してみませんか?
インターンバイトのほとんどが、大学1年生から参加でき、またインターンバイト未経験から参加することが可能です。インターンバイトの第一歩として、まずはそういった未経験歓迎のインターンから参加してみてはいかがでしょうか?
興味のある職種からインターンバイトを探してみる
アルバイトで経験できる職種は、接客や販売系の仕事が中心ですが、インターンバイトで経験できる仕事は、多種多様です。
下記にインターンバイトでチャレンジできる職種を紹介します。ほとんどの職種が未経験から参加できるので、気になる職種があったらまずはやってみることをおすすめします。
営業のインターンバイト
営業は主に法人営業と個人営業(リテール営業)の2つに分けられます。とくに法人営業は普通のアルバイトではなかなか経験できないインターンバイトなのでおすすめです。
相手の会社からしたら、あなたが大学生かどうかは関係ありません。いち社会人としてのマナーや提案を求められるのです。もちろん、はじめの内は、上手くいかなかったり恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。
しかし、そうしたやらざるを得ない環境に身を置くことで大きく成長できることは間違いありません。
エンジニア・プログラマーのインターンバイト
今後、小学校からプログラミングの授業が必須項目として導入されるなど、いま最も注目されている職業です。
エンジニア・プログラマーは理系の仕事だとイメージしている学生も多いようですが、じつは今活躍している有名エンジニア・プログラマーの中には、文系出身者が多数います。
またその中には、大学卒業後してからプログラミングを始めている人も多いです。今から始めれば、あなたも十分に活躍できるエンジニアになれます。
自分が勉強しているプログラミング言語があり、その言語を使った開発スキルを磨きたいのであれば、プログラミング言語からインターンバイト先を探すのもおすすめです。
デザイナー(Webデザイナー)のインターンバイト
デザイナーは、Webデザイナーからグラフィックデザイナーまで幅広い求人があります。
もちろん未経験からでも参加できますが、インターンバイト受け入れ企業は、IllstratorやPhotoshopの使用経験を求めているケースが多いです。最近では、独学で勉強し、スキルアップのためにインターンバイトに参加する大学生も増えてきました。
一方、グラフィックデザインでは、多くの場合が在学中から美大や専門学校などでデザインを勉強している人が多いのが特長です。
マーケティングのインターンバイト
世の中には多くの商品・サービスが存在しますが、その商品・サービスのビジネスの成否を分けるのは、その企業のマーケティング力の差だと言っても過言ではありません。
とくにウェブ上でのマーケティングスキル(デジタルマーケティング、Webマーケティングなどと呼ばれます)は、どの会社でも重宝されるスキルですので、在学中にインターンバイトを通じて身につけておいて損のないスキル・知識です。
また、大学でマーケティングについて学んでいる大学生は多いかと思いますが、実際、ビジネスの場でどのようにその知識を活かせるかイメージするのは難しいと思います。
インターンバイトで現場経験を積めば、頭でわかっているだけの知識から使える知識・スキルに変えられます。
事務・アシスタントのインターンバイト
就職活動時、とくに女性から人気のある事務・アシスタント職。主に社員をサポートする仕事ですが、業界によってサポート業務が異なってきます。
一度興味ある業界の事務・アシスタントのインターンバイトを経験してみてはいかがでしょうか。
企画のインターンバイト
大学生から人気の高い企画職。いかに面白いアイデアを出せるかが大事だと思っている人も多いようですが、それは企画の仕事の一部でしかありません。
企画職は斬新なアイデアをただ出す仕事ではなく、市場やこれまで蓄積したデータによる定量情報と、クライアントやユーザーからの定性情報をもとに、根拠ある企画を立て、かつ企画をした後の実行部分を担うケースもあります。
企画職の醍醐味を、ぜひインターンバイトで経験してみましょう。
ライター・編集・カメラマンのインターンバイト
雑誌や新聞など、紙メディアが中心だった頃は、ライター・編集・カメラマンの仕事は少ない枠を皆で競い合う希少な職種でしたが、インターネットの発達とともに多くのウェブメディアが誕生した現在では、職業としての受け入れ枠もかなり増えました。
働き方が自由なこともあり、依然として人気の高いライター・編集・カメラマンの仕事。インターンバイトで一度経験してみませんか?
インターンバイトで社会人としての第一歩を踏み出してみよう
百聞は一見に如かず。
まずは少しでも興味があれば、その世界に飛び込んで経験してみることをおすすめします。最近では多くの企業がインターンバイト募集をしているので、これを使わない手はないです。
上記以外にも色々なインターンバイトが多数紹介されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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