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就活情報掲示板「楽天みん就」を運営する楽天が20卒学生を対象にしたインターンシップ人気ランキング調査を実施しました。 今回はランキング上位企業の企業情報やインターンシップの期間・内容について発表します!
また、後半では就活ルールの廃止・変更ニュースの最新情報と学生への影響についても紹介していますので、ぜひ今後の就活の参考にしてください。
20卒のインターン人気企業ランキングTOP5!
第5位 アクセンチュア
全世界35万人以上の従業員を抱える巨大総合コンサルティング会社。ITエンジニアや女性採用も積極的に行なっている。
アクセンチュアの企業情報
- 設立 1995年
- 従業員数 8,094名
- 平均年齢 非公開
- 平均年収 非公開
- 初任給 (年俸制) 戦略コンサルタント:5,509,000円、デジタルコンサルタント・ビジネスコンサルタント:4,300,000円、エンジニア:(首都圏)3,238,000円、(北海道・福島)2,852,000円 ※大卒、修士、博士の区別なし
- 大卒・修士採用数 400名
アクセンチュアのインターンシップ概要
- エンジニア向け1Dayインターン
実施期間:1日
プログラム内容:エンジニア業務の一つであるシステム・インテグレーションの「テスト」業務を擬似体験できるプログラム。チームごとに設計書をもとにシステムの動作確認をしてバグ発見数を競うゲーム式。
- 女性社員による1Dayミニ・インターン
実施期間:1日
プログラム内容:女子学生向けに仕事内容やキャリアパス、ワークライフバランスの実態を解説するプログラム。現場の女性社員から、コンサルタント・エンジニアの仕事内容や社内の雰囲気等を聞ける。
- コンサルタント塾(ビジネスコンサルタント育成プログラム)※今年度の応募は受付終了
実施期間:3日
プログラム内容:ビジネスコンサルタントの職業体験ができるプログラム。実際のプロジェクトに沿って、チームで問題解決を目指し、社員からフィードバックを貰える。
第4位 味の素
味の素やほんだし、CookDoなどでお馴染みの食品メーカー。加工食品の製造販売やアミノ酸分野の研究開発などを行っている。
味の素の企業情報
- 設立 1925年
- 従業員数 3,898名
- 平均年齢 43歳
- 平均年収 952万円
- 初任給 大卒:234,000円、修士:246,000円、博士:295,000円
- 大卒・修士採用数 87名
味の素のインターンシップ概要
実施期間:3日間
プログラム内容:実例をもとにした食品業界のケースステディを実施。ワーク後に社員からフィードバックを貰える。その後、社員との座談会を実施。
第3位 ニトリ
家具チェーンの最大手。商品の企画・開発、製造、輸入、物流、販売まで一貫して行う。メーカー・商社・貿易など様々な機能・職種が存在する。
ニトリの企業情報
- 設立 1972年
- 従業員数 4,512名
- 平均年齢 33.6歳
- 平均年収 677万円
- 初任給 大卒(東京):240,000円、大卒(その他):219,000円〜240,000円、修士(東京):250,000円、修士(その他):229,000円〜250,000円
- 大卒・修士採用数 578名
ニトリのインターンシップ概要
実施期間:2、3日
プログラム内容:①ニトリの経営者として会社経営を擬似体験。②配転教育(数年おきに多様な職種を経験する育成方式)の体感。③メーカー、商社、デベロッパー、広告の中から好きな業界を選び、仕事体験ワークを実施。4業界全て参加することも可能。
第2位 伊藤忠商事
5大商社の一つ。大手総合商社として、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品などの各分野で輸出入を行なっている。また、国内海外への事業投資など幅広くビジネスを手掛けている。
伊藤忠商事の企業情報
- 設立 1949年
- 従業員数 4,285名
- 平均年齢 41.5歳
- 平均年収 1,384万円
- 初任給 大卒:240,000円、修士:275,000円
- 大卒・修士採用数 141名
伊藤忠商事のインターンシップ概要
実施期間:1日
プログラム内容:業界・企業研究セミナー。伊藤忠商事と伊藤忠グループ各社が集まり、商社のビジネスモデルの基本である「トレーディング」「事業投資」「資産戦略」を体感できるプログラム。国内やグローバル市場でどのような職種、知識、スキルが求められるのかを知れる。
第1位 全日本空輸(ANA)
日本を代表する航空業界の大手企業。国内線、国際線ともに業界首位を走る。
ANAの企業情報
- 設立 1952年
- 従業員数 連結44,367名
- 平均年齢 46.2歳
- 平均年収 761万円
- 初任給 大卒:224,959円、修士:223,902円
- 大卒・修士採用数 122名
ANAのインターンシップ概要
- ANAの仕事を「知る×考える」インターンシップ
実施期間:4日間または1日
プログラム内容:①エアラインの事業、ANAの歴史講座②業務紹介、羽田空港の職場見学③グループワーク及びプレゼンテーション④座談会
- ANAのエンジニアを「知る」インターンシップ
実施期間:4日間
プログラム内容:航空機整備、管理を行うANAエンジニアの業務を知れるプログラム。エアラインの整備、技術業務体験やOJT式の実務体験、各事業所の見学などを行う。
- ANAのパイロットを知る2Daysインターンシップ
実施期間:2日間
プログラム内容:1日目は、エアライン事業の説明、パイロットの仕事内容の理解、グループワーク(擬似訓練体験)を行う。グループワークでは、現役パイロットからフィードバックを貰える。2日目は、パイロットとの座談会と職場見学。
- ANAのCAを知る1dayインターンシップ
実施期間:1日
プログラム内容:客室乗務員の仕事理解を深めるインターン。エアライン事業理解に他、CAの仕事理解、接客業務擬似体験などを行う。
各業界の大手企業が軒並み顔を揃える結果となりました。
その他の特徴的な点としては、5日間の1weekインターンを提供している三井住友海上火災保険、東京海上日動火災保険の2社が昨年から大きくランキング順位を上げました。(各社136位→35位、64位→44位)
1週間のインターンシップですが、いずれも現場社員の具体的な仕事を経験できる内容となっており、現場の仕事理解に繋がるインターンシップが人気となっている様子です。
就活ルールはどうなる?学生への影響は?
経団連による就活ルール廃止のニュースを聞いてびっくりした方も多いのではないでしょうか。
経団連に代わって、採用スケジュールのルール作りを担うことになった政府は、一旦は現状の大学1年生までは今のスケジュールを維持する方針を示しています。
しかし、政府主導の就活スケジュールも今後はどうなるか未知数です。政府が暫定的に決めた現状スケジュール維持のルールにも、企業への罰則規定はないため、企業による早期採用は変わらず活発になっていくと見られます。
なお、就職情報誌キャリタスが発表したアンケートによると、2018年10月22日時点で20卒学生の9割が既にインターンシップに参加しているとの結果が出ました。
企業だけではなく、学生側にもインターンシップは参加して当たり前という風潮が浸透していることが分かりますね。
インターンのすすめ。早い段階で自分のキャリアを考えよう!
今後、企業の新卒採用が早期化すると、学生側も早い段階で自分のキャリアについて考える必要性が出てきます。
人気企業のインターンに参加してみるのも良いですが、「将来何がしたいか」が決まっていなければ、仮に内定を貰ったとしても入社後に「思っていた仕事と違った。。」などと残念な結果になってしまうかもしれません。
周りの意見に合わせて就活をするのではなく、早い段階で自分のキャリアについて見つめ直してみてはいかがでしょうか?
自分の仕事観を考えるには、長期実践型のインターンに参加してみるのも良いでしょう。
長期インターンで社会人同等の経験を積むことで、それまで気付けなかった自分のキャリア観を知るきっかけになると思いますよ。
おわりに
今回のランキングでは、1日〜5日間の短期インターンシップを中心にご紹介しました。
今後の就活スケジュールはどのような変遷をとげるか分かりません。ともすると、就活一斉スタート自体が無くなり、自分でスケジュールを立てて自由に選考を受ける必要が出てくるかもしれません。
「就活の時期になったから準備」ではなく、大学1・2年生の内から卒業後の進路を考え、大学生活を有意義に過ごせるといいですね。
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