大学生のみなさんの将来を大きく左右する、就職活動がはじまるのはいつからなんでしょうか。
選考解禁の6月?いやいや、説明会解禁の3月でしょ?ちょっと待って!インターンはもっと早くからやってるよ?
このように学生によって認識は違うと思います。
2019卒の選考の解禁時期はすでに発表されていますが、学生のみなさんはスケジュールに沿って動いているだけでは、周りの学生から取り残されているしまうかもしれません。
今のうちどんな準備をしておくべきか、就活を有利に進めるために何をしておくべきか、このような疑問にお答えします。
インターンシップに参加すると就活が有利になるって本当?
この記事の目次
そもそも就活時期って誰が決めるんだろう
よくよく考えてみると、就活の時期が決まっているのってなんだか不思議ですよね。
この就職活動のスケジュールを決めているのは、経団連という組織です。
日本を代表するおよそ1300社の企業によって構成され、日本の経済成長のために様々な提言や施策をとっています。
その中に選考活動についても含まれます。
日本の就活のルールに関して、スケジュールの決定やインターンシップの日数などについて「採用選考に関する指針」の中で企業の指針を定めています。
この指針に沿って、マイナビやリクナビのようなナビサイトがオープンします。
学生が本格的に動き出すのも、おそらくナビサイトのオープンからではないでしょうか。
リクナビ2019・マイナビ2019のインターンシップサイト徹底比較!
19卒の選考スケジュールは?
16卒の学生から説明会の解禁が2015年3月、選考解禁が2015年8月と就活スケジュールに大きな変更がありました。
その後17卒からは説明会の解禁が2015年3月、選考解禁が2015年6月のスケジュールに落ち着いています。19卒学生も同様のスケジュールです。
就職活動の早期化を問題視した経団連が、大学生が学業に専念できるように就活解禁を後ろ倒ししたようです。
では、より詳細なスケジュールを見て行きましょう!
就活の面接対策の決定版!人気企業の選考基準を一挙公開!
2018年6月〜2019年3月までのスケジュール
19卒の学生向けの説明会解禁は2018年3月からですが、それまでに就活が始まっていないかと言われると全くそんなことはありません。
既にマイナビ2019・リクナビ2019などの19卒向けのインターン募集サイトがオープンしており、企業はサマーインターンに参加する学生を募集しています。
経団連は先述の「採用選考に関する指針」の中で、短期インターンを選考に組みこむことは認めていませんが、全く選考と切り離す方が難しいでしょう。
短期インターンシップで成果をあげた学生に対して、その成果を忘れてフラットに面接を行うというのは不可能ですよね。面接官も人間ですから。
なので学生たちには実質的な就活の解禁時期は2017年の6月といっていいでしょう。
就活生はインターンシップに参加する、自己分析や業界研究をする、OB/OG訪問をするなど各々準備を進めながら2018年3月の説明会解禁を待ちましょう。
この期間を有意義に過ごすかどうかで、就職活動の合否が変わるといっても過言ではありません。
2018年3月〜2018年6月のスケジュール
説明会解禁の2018年3月から、選考解禁の2018年6月までは、ただ説明会を受けているだけかというとそんなことはありません。
実はESやWEBテストの提出は選考解禁前に行うことができるのです。
ES対策やWEBテスト対策は事前に済ませておく必要がありますね。
また、相談会、キャリア質問会、リクルーター面談という名目で実質的な一次選考、二次選考が行われることもあります。
2018年6月の選考解禁の前に、候補者の選定をしている企業も多いようですね。
また、インターンへの参加者限定の特別選考ルートが存在する企業もあるようです。
座談会への参加、一次選考の免除などが有名なところでしょうか。
選考解禁の2018年6月になると各企業が一斉にそこまで選考に残っている候補者への面接を開始します。
6月1日に他の企業を受けることができないように、一日候補者を面談やOB/OGとの面談という名目で拘束することもあるようですね。
選考が一斉に解禁になる構造上の問題といったところでしょうか。
経団連が定めたルールだと、基本的に学生はこの時点で内定をもらうことができます。
この一連の就活スケジュールに合わせて、学生は就職活動を行うことになります。
2019年卒の就活開始時期は6月1日に決定!就活まで何をすればいい?
注意!スケジュール外の期間にも内定がでる企業もある!
上記のスケジュールはあくまで経団連が定めた倫理憲章であり、法的にはなんの拘束力もありません。
そのため企業によっては、選考解禁をまたず、優秀な学生に内定をだすこともあります。
また、経団連の所属企業はおよそ1300社です。経団連に所属していない企業はこれに従う必要はないのです。
例えば有名なところでは、外資系の企業や、楽天、サイバーエージェントに代表されるメガベンチャーが該当します。
外資系の企業はインターンが内定に直結することや、そもそもインターンで成果をだすことが選考に進むことに必須の企業もあります。
選考の期間は2017年10月〜2018年2月がピークになります。
外資系企業への就職を狙っている学生はすでに円光が目の前まで迫っていることを理解しておきましょう。
メガベンチャーと言われる企業は外資系ほど選考解禁は早くありません。
経団連の定めた2018年3月に学生との接点を作り、そこから優秀な学生には2018年6月の選考解禁を待たずに内定をだすというパターンが一番多いのではないでしょうか。
もちろん2018年3月以前に内定を持っている学生も存在するとは思いますが。
他にもテレビ局や中小企業は独自のスケジュールで選考を行なっている企業が多いです。
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19卒からインターンに大きな変化が!
2018年6月に募集を開始したインターンから、大きな変化があったことを19卒の学生はご存知でしょうか?
今までのインターンシップは期間に関して最低でも5日以上と定めていたのですが、1日からのインターンもOKと正式に認められました。
短期インターンの数が爆発的に増加していることを受け、それに対する対応を図ったようです。
職場への受け入れや学生に対するフィードバックの実施などを行うようにと経団連は「採用選考に関する指針」の中で掲げていますが、実際はどうなるでしょうか。
1日だけのインターンシップ、いわゆる1dayインターンシップは昨年度からインターンシップ全体のおよそ半数が実施しています。
また7割の学生が1dayインターンに参加していることもあり、すでに十分メジャーであると言えます。
昨年度は会社説明会の延長や、業務ではなく課題解決のロールプレイを行う企業がほとんどだったようで、学生に対する魅力づけが主な目的でした。
新卒採用時のエントリーの入り口として、インターンを行なっている企業が多い中で、あまり状況が変わるとは考えにくいと思います。
入社後に学生が実際に取り組む実務を経験できる訳ではないので、参加学生の目的である、企業理解については達成することは困難と言わざるを得ません。
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スケジュールはわかった!どんな準備をすればいい?
就職活動のスケジュールがわかったところで、何も行動に移さなければ意味がありません。
2018年の説明会が解禁されてからは、説明会への参加や、ESの締め切りなど様々なスケジュールに追われ、じっくり対策をとることは難しいです。
なので、19卒学生が今のうちに絶対やっておくべき就活への3つ準備を、下記にまとめます。
自己分析
まずは自己分析をやることをおすすめします。
就職活動を終えた学生の3人に1人は、自己分析をもっとやるべきだったと後悔しています。
志望企業を決めるとき、自己PRを考えるとき、自分のキャリアパスを考えるとき、全て自分のことを理解していないとできないですよね。
自分への理解が曖昧なまま、「なんとなく」で考え始めてはうまくいきません!
今、新入社員の離職率が高さが問題になっている、入社後ミスマッチを防ぐためにも、自己分析は徹底するべきでしょう。
余談ですが、3年以内に3人に1人の新入社員が離職すると言われています。自己分析について後悔している人と同じ割合なのは偶然でしょう。
自己分析が就活やインターンを決める?失敗しないやり方とは?
業界研究・企業調べ
自己分析が終わったら、志望先の業界やきぎょについて、とことん深掘りしましょう。
企業のことがわかれば、そこでの働き方も見えてくるはずです。
その仕事を自分はやりたいのか、その仕事をするにはどんな能力が必要なのか理解できるでしょう。
他の学生よりもその企業のことを調べてきたと面接官に伝われば、熱意を感じ取ってもらえるはずです。
文系・理系学生が体育会系学生から学べる就活の準備
webテスト対策
現在多くの企業の選考フローに組み込まれているのが、SPIに代表されるWEBテストです。
SPIだけでも11,100社が導入しており、就活中一度もwebテストを受けない学生はいないと思います。
問題は国語、数学、英語などで構成されています。
文系学生は数学を、理系は国語をそれぞれ本科k的に取り組んでいないことが多いと思うので、対策はしておくべきでしょう。
対策すればしただけ、結果に差が明確につく分野なので、webテストの対策は必須と言えるでしょう。
SPIって何?就活生が知っておくべきSPI試験対策について
OB/OG訪問
WEBや本の情報だけでは、やはり限界があります。
例えば、職場の雰囲気や、入社後に活躍できる人材についてなどです。
やはりその会社で実際に働いている方の話は情報としては貴重でしょう。
その会社で実際に働かなければわからない強みや、会社のよさ、逆に会社としてはあまり伝えたくない部分も教えてもらえます。
OB/OG訪問に参加する前に企業調べを済ませておいて、どうしてもわからない部分を質問するという風に活用すると、有意義に使えるのではないかと思います。
OBOG訪問もできる、企業の情報もチェックできるサービス
就活準備の切り札!長期インターンもおすすめ!
「自己分析や企業研究、どこまでやればいいかわからない」、「働くってことがイメージできないから企業調べが進まない」
そんな学生も多いのではないかと思います。
そこでおすすめなのが、長期インターシップに参加することです。
長期インターンとは三ヶ月以上企業で実際に業務を経験する実践型のインターンシップです。
実際に仕事に取り組むことで、業界に対する理解や自分が働くイメージを沸かすことができるのではないでしょうか。
インターン期間中には、仕事として具体的な数字で成果を出すことができるので、自己PRの内容に迷っている学生にもおすすめです。
仕事をして初めてわかる、自分の適性や強みなどもあるかもしれません。
長期インターンのほとんどが有給インターンなので、アルバイトの代わりに参加してもいいかもしれませんね。
長期インターンの経験をもとに就活したら、他の学生よりも迷うことは少なくなると思いますよ。
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