「あなたの長所を教えてください」「あなたの短所はなんですか?」
就職活動では履歴書、面接などで何度もこの質問を聞かれると思います。
- 「自分の長所ってなんだろう」
- 「短所って正直に答えて大丈夫なのかな?」
毎年多くの学生が、就活中にこのような悩みを抱えているのではないでしょうか?
就職活動には様々なマナーや方が存在するように、長所と短所の答え方についても、あるルールが存在します。
ここでは面接官がどのような意図で長所と短所を聞いているのか理解した上で、おすすめの答え方について理解していただきます。
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この記事の目次
面接官が長所と短所を聞く理由
そもそもなぜ面接官は長所や短所を聞くのでしょうか?
面接官は「入社後に活躍できる人材かどうか?」という基準に沿って、面接を進めていきます。
「入社後に活躍できる人材かどうか?」という基準を満たしている学生であるかどうかを試すために、様々な質問を就活生へ問いかけるわけですね。
その中の質問の一つとして、長所と短所の項目もあるわけです。
長所を質問する理由
なんとなく、長所を質問する意味はわかるのではないでしょうか?
新卒入社後に自身の長所を活かして活躍できるか、その長所がその会社の事業内容が噛み合っているか、などを採用担当者は気にしているのではないかと考えることができますよね。
例えば、長所が「責任感がある」という方でしたら、新卒入社後も仕事に対して責任感を持って取り組んでくれることに期待しますよね。
また、「リーダーシップ」が長所の方には、新卒入社後もプロジェクトを引っ張ってくれるリーダーになることを期待すると思います。
ここまではイメージを持ちやすいと思います。
短所を質問する理由
大学生の多くが疑問に思うのは短所をなぜ聞くか、その答えに何を求めているか、ではないでしょうか?
詳しくは後述しますが、面接官は短所を把握できているか、またその短所の解決策を把握できているか、ということを聞きたくてこの質問をしています。
なぜかというと、ズバリ、「問題解決能力」を問うため、なんです。
問題解決能力はどこの企業に入社するとしても必要になる能力です。
クライアントから難しい仕事を受注した時、自分の成果が伸び悩んでいる時、何かの策を打たなければいけないですよね。
その時にクライアント(自分)にどんな課題があるのか、その課題を解決するために何をするのがベストなのか、把握する力が求められます。
自分の短所を把握できているか、その短所を今後どのように改善していくかを学生に質問することで、入社後上記のような課題に直面した時に対応できる学生なのか試しているというわけなんです。
その意味では長所よりも短所の答え方の方が、評価がわかれるポイントかもしれません。
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長所・短所おすすめの回答方法
面接官がなぜ長所と短所を質問するかはご理解いただけたのではないでしょうか。
面接官が知りたいことがわかれば、それに対する回答の内容も考えやすくなるのではないでしょうか。
ここでは長所と短所それぞれについておすすめの回答方法についてお話しさせていただきます。
おすすめの長所の伝え方
長所を伝える際には必ず、抽象的ではなく、具体的なエピソードや客観的事実もあわせて伝えるようにしましょう。
面接官はあなたが、入社後活躍できる人材であるのかを長所から知りたいはずです。
面接官にあなたが実際に活躍するイメージをわかせやすいように、実際の事例や具体的な事実を合わせた方がいいのです。
ほんの一例ですが
- 「私は、昔からずっとクラスの中心人物だったためリーダーシップがあります」
- 「私は中学生からずっと学級委員長として、クラスをまとめていたため、リーダーシップがあります」
こちらの二つでも、面接官のイメージの湧き方は大きく違うと思います。
さらに学級委員長としての具体的な実績を組み込んでいただければ、よりあなたが入社後に活躍できる人材だという評価に近づくのではないでしょうか?
さらに面接で評価される内容にするためにおすすめなのは、数字を用いることです。
具体的な数字を用いて、感覚的な要素を減らすことで誰が聞いてもあなたのエピソードに対して、一定の評価を下すことができます。
例えば
- 「アルバイト先の居酒屋で、新メニューの企画に携わり、売上を大きくあげることができました」
- 「アルバイト先の居酒屋で、新メニューの企画に携わり、売上を去年の同月と比べて25%伸ばすことができました」
上記の二文は居酒屋の売上数字を伸ばしたことに触れているのですが、「大きく」と「25%」どちらがイメージを沸かせやすいでしょうか?
話の内容が具体的になればなるほど、面接官はあなたの話に興味を持つこと間違いなしでしょう
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おすすめの短所の伝え方
短所を伝える時には、必ずその短所を今後どう改善するか、またはその短所を長所に言い換える、ということを行いましょう。
理由は先述の通り、採用担当者は「短所はなんですか?」という質問を通じて、あなたのか問題解決能力を見ているからです。
質問には必ず意味がありますので、その意味を理解して、人事担当者が求めている回答を用意しておきましょう。
また短所を長所に言い換える豊富も有効です。
自分の短所を把握したうえで、その短所を自分の強みとして活かすことができる人材というのは、企業から見ても魅力的ですよね。
例えば
- 「私の短所は、夢中になりすぎると周りが見えなくなることです。今は集中している時ほど、周りの意見を聞いたり、アドバイスを求めるようにしています」
- 「私の短所は心配性なところです。ものごとを考える時に必要以上に時間を変えすぎてしまいます。しかし、そのおかげで大きな判断ミスはありませんでした」
などが短所の答え方の枠組みになるのではないかと思います。
この枠組みにみなさんの短所や、具体的なエピソードをはめ込みましょう。
人事担当者にイメージを沸かせてもらうことが大切ということは長所を伝える時と同じです。
おすすめの長所・短所の探し方
伝え方がわかったならばあとはその探し方を理解しておけば、長所・短所に関しては問題ないでしょう。
長所・短所を探す時におすすめなのが、自己分析です。
自己分析によって、あらためて自分自身を掘り下げることで、今まで自分で自分でも気づいていなかった長所や短所に気づくことができるでしょう。
また、自己分析は長所・短所を探す以外にも、志望企業先の選定や長所・短所以外の自分地震の深い部分を理解できるはずなのでおすすめです。
まだ自己分析が終わっていない学生は、今のうちに済ませておくことをおすすめします。
また、どうしても自分で考えても答えが出ない場合は人に聞いてみるのも手段の一つです。
みなさんと付き合いの深い友人や、両親も自分では気づかなかったあなたの長所や短所を教えてくれるかもしれませんよ?
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
履歴書や面接で答えにくい長所と短所の質問も、その質問意図から考えれば答えは見えてくるものです。
長所・短所の質問への回答は「入社後に活躍できる人材かどうか?」という評価基準を満たすかどうかの判断の大きな要素となるのではないでしょうか。
つまり、この質問にスマートに答えることができるかどうかで、面接の合否が大きく変わってくるのです。
面接は面接官が事前に聞いてくることの予測が立てにくい分、対策がしにくい傾向にありますが、長所・短所の質問は別です。
長所・短所は質問されることが多く、かつ面接結果に大きく影響する質問なので、必ず対策して面接に臨みましょう!
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