就活生の皆さん、サマーインターンの参加が始まりますね。
初めてのインターンということで、色々な会社に参加してみようと考えている方も多いと思いますが、夏のインターンで気になるのが服装ではないでしょうか?
夏場のインターンでは、人事担当者からも事前に「クールビズでお越しください」と言われることも多々あります。
しかし、「クールビズって何?」「クールビズに適した服装って何?普通のリクルートスーツでいいの?」といった疑問は色々な就活生が感じている疑問です。
そこで本記事では、サマーインターンの正しいクールビズの服装とマナーとご紹介していきます。
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この記事の目次
そもそもクールビズって何?
クールビズとは、夏の冷暖房の使いすぎによる電気の節約を目的とした職場の軽装キャンペーンです。
クーラーの設定温度を高めに設定しても快適に過ごせるように、ネクタイやジャケットの着用を取りやめるといったこと取り組みがなされています。
環境省が提唱しているクールビズの実施期間は、6月1日〜9月30日までの4ヶ月間ですが、実際の実施期間やどこまでの服装を良しとするかは企業ごとにまちまちです。
基本的には社会人を対象にしたキャンペーンですが、就活時に企業からクールビズでインターンや会社説明会、面接に来てくださいと指定されることも少なくありません。
「クールビズでお越しください」と指定された場合の適切な服装
しかし、「クールビズでお越しください」と言われても社会人経験が無い大学生にとって、適切な服装を想定するのは難しいと思います。
実際、リクナビが実施した人事担当者へのアンケートでは、「クールビズと指定したもののいきすぎだと感じた学生がいるか?」という質問に対し、約6割の人事が「いた」と回答しています。人事と就活生でクールビズに対する認識にズレがあることが分かります。
そこで、以下では男子・女子別の一般的なクールビズの服装をご紹介します。基本的にこのスタイルを抑えておけば、どの企業に行っても不快な思いを与える心配はないでしょう。
男子就活生のクールビズ
基本的にクールビズを指定されたら、「ノーネクタイ」「ノージャケット」で大丈夫です。
以下でポイントをご紹介します。
- ワイシャツ
ノージャケットの場合、ワイシャツの色や清潔感がより目立ちます。そのため、クールビズで着るワイシャツはリネン素材や吸汗性に優れた素材のシャツがおすすめです。
また、夏場のシャツは基本的に白が無難です。派手な柄や色のシャツは悪目立ちしてしまうので避けましょう。
半袖シャツやポロシャツは、企業によってはラフ過ぎると思われてしまう可能性もあるので、長袖のノーマルシャツを基本とするのがおすすめです。会社のからポロシャツでも構わないと言われたらそれでもOKです。
なお、ワイシャツの下には必ず下着を着用しましょう。肌着は襟元から見えるとだらしない印象を与えるのでV字やゆるいU字のものを選ぶと良いです。
- パンツ
基本的なリクルートスーツのパンツを履きましょう。クールビズ=ラフな格好ではないため、私服指定やオフィスカジュアルの指定がなければスーツパンツで行くのが無難です。
- 靴
革靴でOKです。なお、意外に知られていないかもしれませんが、靴とベルトは同色にするのが社会人としてのマナーです。クールビズの場合は、特にベルトと靴が目立つので気をつけてください。
女子就活生のクールビズ
女性も男性と同様にノージャケットで問題ありません。
- シャツ
就活時のクールビズはやはり白シャツがおすすめです。
ただし、ジャケットを着用しないのでリクルートスーツに合わせた首元までしっかり閉めるタイプのシャツではなく、比較的首回りに余裕があるシャツが良いでしょう。
といってもあまりに露出度が高いシャツや胸元まで開いているシャツはNGです。また、クールビズのシャツを選ぶ際は、下着が透けないものを選びましょう。
インナーには肌色やシャツのカラーに近い色のキャミソールなどを着用しておくことをおすすめします。
- スカート・パンツ
クールビズでは、下はスカートでもパンツでもどちらでもOKです。
スカートは、プリーツ(ひだ)がついていないフレアスカートにしましょう。丈の長さは膝の真ん中くらいまでが良いでしょう。派手な色や柄入りのスカートはもちろんNG。無地の黒やネイビー、グレーなど落ち着いて色にしてください。
パンツの場合は、真ん中に折れ線が入った細身のパンツがおすすめです。色はスカートと同じく黒やネイビー、グレーが良いでしょう。
- 靴
靴はパンプスがおすすめです。リクルートスーツのように黒ではなく、清涼感のある白やベージュでも大丈夫です。
また、どれだけ暑いからといっても生足やサンダルはNGです。必ずストッキングとパンプスを履きましょう。
心配であれば、ジャケットとネクタイを持参しておくと安心
クールビズは、ノーネクタイ・ノージャケットでも大丈夫とお伝えしましたが、それでも会場の雰囲気などが心配という方は、念のためジャケットとネクタイを持参しておくと良いでしょう。
周りの就活生や社内の雰囲気を見ながら、必要があれば着用するようにしてください。
人事担当者の評価が下がるNGな服装
先ほどもお伝えしましたが、「クールビズ=ラフな格好」ではありません。
クールビズには明確な服装の定義はありませんが、人事担当者が行き過ぎだと感じるNG例をご紹介します。
- ジーパンや短パン
- 柄シャツ
- Tシャツ
- ジャージ
- サンダル
- ストッキングなしで素足
クールビズの定義は会社によって違うため、正解はありませんが、「TPOにのっとった適切な服装ができるか」という点は見られていると思いましょう。
服装を理由として選考に落ちることは少ないかもしれませんが、上記であげたような服装は少なくとも好印象ではないことを理解してください。
【実体験】先輩就活生はどんな服装でサマーインターンに参加した?
実際に19卒、20卒の先輩就活生にサマーインターン参加時の服装を聞いてみました。
19卒 男子就活生(インターン参加業界:新聞、金融)
- インターン参加時の服装と周囲の雰囲気
ノーネクタイ、ノージャケットで行きました。ズボンは夏用のリクルートスーツです。
企業からクールビズ指定されることが多かったので、ジャケットを着用したことは一度もありませんでした。
ただ、クールビズの指定があってもジャケットを来ている就活生は3割程度はいた印象です。
20卒 男子就活生(インターン参加業界:銀行、シンクタンク、不動産、M&A関連)
- サマーインターン参加時の服装と周囲の雰囲気
クールビズは基本ノーネクタイ・ノージャケットで行きました。周囲もほとんどがそうでした。
ただし、インターンによっては食事会などが行われることがあって、食事会に企業の偉い方が来られることがあるので、その時はジャケットを持って行くと気まずい思いをしなくて済むと思います。
食事会の話などは参加者だからこそのエピソードですね。こうした食事会などは1weekインターンの最終日などに開催されることが多いので、最終日だけジャケットを持って行くなど調整すると良いと思います。
夏のインターンで知っておきたい身だしなみマナー
ここでは服装以外に知っておきたい身だしなみのマナーをご説明します。
ジャケットの持ち歩き方には注意!
念のため、ジャケットを持って行きたい人は持ち歩き方に気をつけましょう。
持ち歩いてると着崩れしてしまったり、シワになってしまいます。そうしたジャケットは、見た目の印象も良くないので着崩れしない持ち歩き方を覚えておくと便利です。
コツはこちらです。
- 左右の肩の部分を合わせて半分に折る
- 肩の部分を支点にジャケットを裏返す
- ジャケットを半分に折りたたむ
ジャケットは裏地が見えている状態にしておきましょう。
汗対策のために制汗グッズを持参すると便利
夏は多少の移動ですぐに汗をかいてしまいます。仕方のない面もありますが、汗だくのままインターンや説明会参加するのは清潔感に欠けます。
夏の就活は、鞄に汗拭きシートや制汗剤を用意しておくと良いでしょう。ただし、匂いがきついものは避けてください。
スーツの下に半袖シャツや長袖シャツの腕まくりはNG
スーツの下に半袖シャツを着るのはマナー違反です。ジャケットを着ないか、着るのであれば長袖シャツを着用しましょう。
また、ジャケットなしで長袖シャツを着る場合、腕まくりをするのはあまり印象がよくないのでNGです。
クールビズとオフィスカジュアルは別物
就活をしていると企業から「クールビズでお越しください」と言われるケースと「オフィスカジュアル(ビジネスカジュアル)でお越しください」と言われるケースがあります。
実は、クールビズとオフィスカジュアルは異なるものです。オフィスカジュアルは、スーツではなく、チノパンにジャケットなどクールビズと比べもう少しカジュアルな服装のことをさします。
しかし、オフィスカジュアルにも一定の服装マナーがありますので、気になる方は下記の記事をご覧ください。
リュックは企業によって判断が異なる
昨今はビジネスリュックが流行ってきて、インターンや就活にリュックを持って行ってもいいか迷う方も多いと思います。
実際、インターンに限らず本選考にリュックでくる就活生もいるようですが、会社によっては不適切だとみなされるケースもあるようなので、避けた方が無難です。
クールビズのポイントを抑えて、サマーインターンに参加しよう
8月からサマーインターンが本格化し、複数社のインターンに参加を考えいている大学生も多いでしょう。
初めての就活で、どういった服装に来ればいいの?と心配になる人もいらっしゃると思いますが、重要なのは「清潔感がある服装かどうか」という点です。
不必要に心配しすぎる必要はありませんが、最低限の社会人マナーを抑えておきましょう。
みなさんの就活がうまくいくことを応援しています。
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