憧れの商社に就職したい、と思う就活生は多いですよね。
とくに三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅の五大商社を含む総合商社は、就職活動中の学生から人気が高いため、選考突破するのは至難の技です。
希望の商社から内定をゲットするためには、まず応募時エントリーシート(ES)の書類選考に突破することが大事です。とくに志望動機はエントリーシートでも聞かれますし、その後の面接でも聞かれる可能性が高いため、をしっかりと準備する必要があります。
今回は、人気の総合商社の書類選考突破と、その後の面接にも役立つ志望動機の書き方について、具体的なポイントと例文を併せてご紹介します。
しっかり選考対策を行い、希望の商社の選考突破・内定獲得に役立ててください。
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この記事の目次
商社の志望動機を書くときの3つのコツ
就職活動をしているうちに、商社の志望度が上がり、商社を第一志望業界として働きたいと考える学生の方は多いと思います。
グローバルに働けて、華やかで、給与は安定している上に、総合商社であれば様々な領域にチャレンジできそう。そう思う大学生は非常に多く、商社はどこも倍率が非常に高いです。
商社は就活生から人気が高い業界、特に文系の学生が志望することが多いようです。
そんな人気の商社企業の選考を通過して、内定をもらうためには、がむしゃらに応募をして面接に臨んでもなかなかうまくいきません。
とくに応募時にESで質問される志望動機・志望理由はとても重要です。
では、どのようにすれば、商社を志望する数多くの学生たちの中から、人事から評価してもらえる志望動機が書けるのか。今回はそんな志望動機の書き方について、3つのコツに分けてご説明します。
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ポイント1:自分を採用することで、企業にどのような貢献ができるのかをアピール
志望動機を書く上で、最も失敗しがちなパターンは、企業への想いをつらつらと書いてしまうパターンです。
志望動機で一番伝えるべきことは、あなたがその企業をどれだけ好きか?というものではありません。
企業が採用したいのは、自社のことを好きでたまらない学生ではなく、入社後の活躍が期待できそうな学生です。
ESの志望動機では、自分がいかに企業に貢献できる人物であるかということを念頭に置いて書きましょう。
企業が必要としている人材像を把握し、自分はそれに適った人間であることを、しっかりと伝えることがうまくいけば、商社業界はもちろんそのほかの会社の選考突破確率も飛躍的に上がります。
もし、選考がうまくいかない時は、企業が必要としている人物像を理解できていない、もしくは自分自身がその人物像に近いということをアピールできていない、大方この二点に問題が発生している場合が多いです。
ポイントは具体的に書くということです。
- 「性格が前向きなので職場を盛り上げます。」
- 「熱意をもって働くので業績をアップさせることができます。」
といったような、抽象度の高い、ぼんやりとした言い方では相手には伝わりません。
具体的に、どういったポイントで自分は役に立つのかということをアピールしましょう。
そのためには、次に説明する企業研究が絶対に必要です。
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ポイント2:相手の求める人材像を知るために企業研究を行うことが大切
志望している企業がどういった人材を求めているかを知るために、企業研究・業界研究が必要不可欠です。
商社と一括り言っても、それぞれの商社の専門領域は異なっています。
例えば、衛生の打ち上げからネットワークの構築など最新IT関連・情報通信の領域に注力している商社もあれば、地域総合開発や施設運営など建設・不動産領域に注力している商社、その他、機械・プラント、エネルギー資源、食品、金融領域に注力している商社もあります。
自分の目指す企業が、どういった商材を扱い、どういった領域を強みとしているのかまずリサーチしましょう。
注力している領域が異なれば、求められる働き方が変わり、求められる人材像も変わってきます。
企業に対して「この学生がうちの会社に来てくれたら、うちの会社はもっと成長しそう」と思ってもらうためには、まずは相手がやっていること、大事にしていることを把握することが大事です。
そのためには、商社と一括りで考えるのではなく、それぞれの商社の強みとしている領域や、求められる働き方を調べて、企業研究を始めてみましょう。
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ポイント3:行動力があることをアピールする
同じ商社業界でも、専門領域や、企業規模によって働き方は異なってきますが、領域や規模に関わらず、行動力があるタイプの学生を商社は好む傾向にあります。
商社で働く場合、既存領域を担当するとしても、その商社にとって新たな領域へのチャレンジを担当するとしても、過去の先輩社員たちのやり方をただ真似るだけではいけません。
+αの知恵と工夫、そして何より成果を出すための圧倒的な行動力が何より大切です。
自分はそんな行動力が備わった人間であることを、企業が求める人物像にあわせてアピールしましょう。
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受かる志望動機を仕上げるために、さらに意識したい3つのこと
志望動機を作るにあたって、意識してほしいコツを3つ紹介しました。
次に、その志望動機をさらにブラッシュアップするために大切なポイントをご紹介します。
意識すること1つ目:なぜ商社業界の中でも、その企業でないとダメなのか
重要でありながら、なかなか見つけるのが難しいのが「その企業ではないとダメ」な理由です。
これができないと、なかなっか受かる志望動機に仕上げるのは難しいです。
企業は「商社を志望する人材」を採用したいのではなく、自社で活躍する人材を採用したがっています。
企業研究がしっかりできれば、なぜその企業を志望するのかが、よりクリアになるはずです。
もし業界を志望する理由は見つかっても、その企業でなければならない理由が見つかっていないということは、まだまだ企業研究をする余地があるというサインです。
その企業にしかない何かを見つけて、自分の強みと結びつけるよう意識しましょう。
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意識すること2つ目:その企業で、将来チャレンジしたいことも書いてみる
企業が新しく人を採用するときに、ただ指示に従うマシーンが欲しいのではなく、共に新たな挑戦に向けて一緒に立ち迎える仲間を採用したいと考えています。
もちろん言われたこと、支持されたことをしっかり守るということは社会人として大切ですが、それだけでは一人前とは言い難いです。
その企業や、その事業がより成長できるように、自分はどんなチャレンジをしたいかと今の自分なりに考えておくことは大切です。
もちろん社内の実態を知らない中で描くため、現実感がなかったり、すでに会社で取り組みをしているということがあるかもしれません。
しかし、重要なのはあなたが入社したら、主体的に頑張りそうだな!とあなたの本気を相手に感じてもらうことです。
そのときに大切なことは、自分がこれをやりたい!という自分主体で考えるのではなく、会社のことを考えたときに、この領域にチャレンジしたい!と相手主体で考えることがコツです。
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意識すること3つ目:オリジナリティ≠奇抜。オリジナリティのある志望動機を書こう
最後に、志望動機の鍵を握るのは、オリジナリティです。
オリジナリティ、と言われてもピンとこないかもしれません。オリジナリティある志望動機とは、奇をてらった斬新な志望動機のことではありません。
オリジナリティとは、自分自身の具体的なエピソードを盛り込むことです。
過去の経験などから、自分だけのストーリーを裏付けに使えば、自分だけのオリジナリティある志望動機として仕上がります。
例えば、「アルバイトで努力した」「サークルでチームワークを学んだ」というようなおおざっぱなものではなく、アルバイトの一体どのような出来事においてどういった努力をしたのかなど、具体的であればあるほどオリジナリティは強まります。
注意点としてはストーリーを厚くしようとしすぎて、字数を割きすぎないこと。端的に、わかりやすく、自身の体験を語るのがコツです。
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志望動機の例文
いくつかコツやポイントを述べましたが、ここで具体的にこれらのことを踏まえ志望動機の例文をご紹介します。
例文
私が御社を志望する理由は2つあります。
まず、御社の理念である「日本の伝統を世界へ届ける」というところに魅力を感じたからです。
私は学生の間、古典文学や日本の歴史に強い興味を持って学んできました。しかし、伝統を受け継ぐものは今や時代錯誤なものであるとして、また後継者問題なども相まって生産が激減し、購入する人も少なくなる一方です。
しかし、私はそういった日本で長らく作られてきた商品の価値が、適切に市場に伝えられていないがためにそのような現状が起きている、という考えを持っています。今必要なのは、商品の歴史的な価値や技術の高さを、正しく人々に伝えることであると考えました。
その思いを叶えることができるのは、日本の伝統製品の価値を見直し、世界に発信している御社の営業部門なのです。
また、私の長所は人に物事を説明するのが得意であるという点です。大学の授業の一環で地域の方々に日本の古典文学を解説するボランティアに参加しました。
その際、多くの方から説明がわかりやすいと褒めていただくことができたからです。その長所を生かして、営業部門で多くの人に商品の長所を伝えていきたいと考えています。
2つ目の理由は、御社が・・・
このように、その企業独自のものに触れ、また自分の考えや長所に触れ、さらにそれをオリジナリティのある具体的経験で裏付けする、という流れを作ると、内容にぐっと深みが増すことがわかっていただけると思います。
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まとめ
いかがでしたか。
たくさんのポイントがあるように感じられ、難しいと思ったかもしれませんが、人気の商社を目指す限り、やれることは全部やっておきたいですよね!
ひとつひとつのポイントを整理しながら、小さな積み木で大きなものを作るように、しっかりと確実に「受かる志望動機」を作り上げていってください。
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