長期実践型インターンシップの経験は、就職活動でも大きなアピールポイントとなります。
業務を工夫しながら取り組んで、身につけたスキルは入社後にも活かせる素晴らしい経験です。とくに、インターンに参加した企業と同じ業界や職種の企業の選考時は、極めて効果的なアピール要素となります。
そのため、長期インターンに参加した実績は、履歴書にもしっかり記載するようにしましょう。
ここでは、長期インターンの経験を履歴書でアピールするための具体的な書き方を、詳しく解説していきます。
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この記事の目次
履歴書の課外活動欄でインターン経験をアピールしよう
長期実践型インターンの参加経験は、履歴書の課外活動欄に記入するようにしましょう。
履歴書の種類によっては課外活動欄がないものもあるので、購入時に大きめの記入箇所があるものを選ぶようにしてください。
なお、履歴書に記載してアピールできるインターンシップは、長期実践型や長期有給型のものとなります。会社見学的な1日インターンや、仮想のプロジェクトでグループワークに取り組む短期インターンは、具体的な業務に携わった経験であるとは言い難く、採用担当者からの評価はあまり得られないでしょう。
長期実践型インターンに参加していた場合でも、まったく異なる業界や職種の選考を受ける場合には、志望企業でも使える経験やスキルをアピールしていく必要があります。
また、履歴書にインターンの参加経験を記入する際は、インターンに参加した旨を書くだけではなく、「どのような工夫をしたか」「どんな成果を残したか」といったことまで記載することで、採用担当者からも高い評価を得ることができます。
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履歴書でインターン経験をアピールするための5つのポイント
では、履歴書でインターン経験をアピールする場合、具体的にどのような内容を書けばよいのでしょうか?
次にあげる5つのポイントをおさえて書くことがベストですが、もし履歴書の記入欄に入りきらない場合は、要点だけを絞って記入するようにしましょう。そして、面接での自己PRや志望動機でしっかりとアピールすれば問題ありません。
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1.業務内容は具体的かつ簡潔に
履歴書には長期インターンで経験した業務内容を、具体的かつ簡潔に書くようにしましょう。
例えば、「システム会社の営業に取り組みました」ではなく、「システム会社の営業として3か月間、1日30件のテレアポをこなし、毎日1件以上のアポイント同行に取り組みました」といったような具合です。
具体的な数字を盛り込むことで、採用担当者も業務をイメージしやすくなり、仕事のスキルやレベルを想定しやすくなります。
なお、履歴書に記載する際は、業務内容ばかりを説明することにならないよう注意してください。採用担当者はインターンのカリキュラムが知りたいのではなく、インターンの経験を通して何を学んだか、何を身につけたか、といったことを知りたいのです。業務内容をすべて羅列するのではなく、志望企業にアピールできる仕事に焦点を絞って記入するようにしましょう。
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2.インターンの業務で何を感じたか
長期実践型インターンの業務では、アルバイトや大学生活では経験したことのない課題に直面することになるかと思います。
ビジネスではじめて向き合う課題に対して何を感じたのかを簡潔に記載することで、仕事の課題発見能力と分析力をアピールすることが可能になります。
ただし、「やることがいっぱいで、毎日こなすのが大変だと思いました」といった具体性に欠ける感想はNG。「社員の先輩が1時間で作成できる資料を、はじめは3時間かけて作成したので、パワーポイントのスキルを強化し処理速度を上げなければならないと感じました」といったように、具体的な課題点と反省点を述べるようにしましょう。
入社後に伸びる社員は、人から指摘を受けなくても自分で課題を発見して、改善に取り組める能力のある人です。ポテンシャルをアピールするためにも、長期インターンで感じたことを整理してみてください。
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3.どのような工夫をして業務に取り組んだか
どのような工夫をして長期インターンの業務に取り組んだかというのは、最も重要な項目であると言えます。
事業であっても社員であっても、ビジネスは改善の積み重ねで成長していきます。何も改善努力をしなければ停滞し、いずれ周囲の成長に取り残されて衰退してしまうのです。そのため、企業は能動的に改善に取り組める人材を求めています。よく、「指示待ち人間はいらない」といったようなことが言われますが、これが理由です。
例えば、「初月はテレアポの獲得件数が目標に達せなかったので、架電件数を2倍に増やし、上司にロールプレイングを協力してもらったことで、獲得目標の102%を達成することができました」といったように、数値や実際に行った改善施策を具体的に記入することで、経験がより魅力的に伝わります。
数値で改善を表現しづらい業務に携わっていた場合も、「資料作成に3時間かかっていたところ、パワーポイントの使い方を勉強し、依頼主が何を求めているかを考えた上で作成するようにしたことで、1時間でクオリティの高い資料を作成できるようになりました」といったように、自分なりに努力や工夫をした点を具体的に伝えましょう。
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4.どのような成果を残したか
前項とも近い内容ですが、何か成果を残した場合はしっかりとアピールするようにしてください。
「1か月のテレアポ獲得件数60件を達成し、インターン生の中で1位になり表彰していただきました」「1か月にバナー広告用画像を25個作成し、広告効果が前月比で110%向上しました」など、具体的にどれだけの成果を残せたのかがアピールできると非常に強いです。
長期実践型インターンで実績を残していれば、企業も即戦力に近い人材として高く評価してくれます。
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5.インターンの経験が志望企業でどう活かせるか
最後に、長期インターンでの経験が志望企業でどのように活かせるかを記入します。インターンシップ体験談で終わらせず、自己PRや志望動機につなげることが重要です。
「インターンで身につけたプログラミングのスキルを活かし、貴社でもエンジニアとして貢献したいです」「インターンで色々な企業の課題を解決するやりがいを実感したので、多種多様な業界の課題解決に携われる貴社を志望しました」というように、何を経験して、なぜこの企業を志望したいと思ったのかというストーリーを伝えることで、志望動機の説得力は大きく増します。
また、志望企業の業務内容に具体的にからめてアピールすれば、採用担当者も入社後に活躍するイメージが持ちやすくなります。企業研究は入念にして、高い評価を得られるようにインターン経験を記載しましょう。
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まとめ
長期インターンは、就職前に実践的なビジネスを経験できる貴重な機会です。採用担当者は何百人もの学生の履歴書をチェックしているので、経験を通して学んだことを具体的かつ分かりやすくアピールすれば、強く印象づけることができます。また、自己PRや志望動機の説得力が格段に増し、採用担当者からの評価も確実に高まります。
また、具体的なエピソードは他の就活生との差別化にもつながり、入社後も同期に大きく差をつけるチャンスとなるでしょう。
長期インターンで何を感じ、どう工夫し、どんな実績を残したかをノートなどにまとめて整理し、履歴書や面接でアピールできるように対策してみてください。
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