就活やインターンの書類選考と筆記試験の難関を突破した先に待っているのが面接です。
ここまで来たからには、絶対面接合格したいですよね。
しかし、初めて会う面接官とのコミュニケーションはとても難しいものです。
想定外の質問が来て戸惑うこともあるかもしれません。
そんな面接に向けて、事前準備できることはあります。
とくに必ず聞かれる自己PRや志望動機は、あらかじめ準備ができる分、しっかりと準備していく必要があります。
今回は、その中でもとくに面接の合否を分ける、志望動機の話し方について紹介していきたいと思います。
要点がきちんと伝わり『受かる志望動機の話し方・伝え方』とはどんなものなのか見ていきましょう。
この記事の目次
なぜ面接で志望動機の「話し方・伝え方」が重要なのか
仕事に対する本気度がわかるから
まず、企業がどんな人を採用したいかといえば、仕事に対して本気で取り組み、その企業の事業がプラスに働くような人です。
書類選考でも志望動機について質問されたはずですが、なぜ面接でまた同じ質問がされるかというと、それだけ企業は応募者の志望動機を重要視しており、話し方からその本気度を判断しようとしているのです。
同じ内容でも話し方・伝え方で評価が変わるから
受け答えの内容さえしっかりしていればいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
『人は、伝え方が9割』と言われます。
じつは、人は人の話を聞いている際、話の内容よりも、話し方・伝え方をもとにその話の評価を知らず知らずしているそうです。
それは面接においても同じです。
どんなに、心からあなたがやる気や熱意があったとしても、声が小さかったり、元気がなかったり、話し方次第では相手にそれが伝わらなくなってしまうこともあります。
事前に考えた志望動機を覚えることも大事ですが、何より大事なことは、それをしっかり伝えるために、話し方や伝え方を意識することです。
それでは、志望動機を上手に伝えるために大事にポイント5つをご紹介します。
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志望動機を話すときに大事にしたいポイント5つ
姿勢よく保つ
まずは、姿勢についてです。姿勢をよくすることは、印象がよくなるだけでなく、緊張をほぐす作用もあるので、面接室に入室して、着席したら以下のポイントを抑えて座りましょう。
・背もたれに寄りかからない
だいたい椅子の三分の二のスペースを利用して腰をかけて、背もたれには寄りかからず浅めに座ってください。
・適切な形で足をそろえましょう。
まず、男女とも足は直角になるような形で揃えます。
そのうえで男性は、肩幅くらいに軽く足を開き、女性はしっかりと膝を合わせて隙間ができないようにしてください。
このような座り方でしっかりと正面を見て座れば、とてもきれいな姿勢に見えるはずです。
ただ、顎を突き出したり、脇が開いてしまったりと自分でも気づかないような癖がある人もいると思いますので、不安なようだったら友人や家族に1度見てもらうことをお勧めします。
また、面接室に入る前の控室での座り方や、入室している最中の歩き方やドアの締め方なども、気を緩めることなくしっかりとした姿勢を保ってください。
姿勢がよければまず、悪印象は持たれないはずです。
なぜ御社なのか?を追求する
就職活動に際して、本命の一社以外、受けないという人はほとんどいないと思います。
だいたいは、何社も受けていく中で、どこかの企業から採用の通知をもらおうと考えているはずです。そして、そのことは採用担当の方ももちろん分かっています。
そこで大事なのが、なぜ御社なのかという説得力です。
よく同じ業界ならば同じ志望動機でいいと考えて、準備をしてしまう人がいますが、それは大きな間違いです。
もちろん、同業界に対する熱意は同じでかまいません。
例えば、出版業界に入りたいというならば「活字が好きである」ということをベースにアピールすること自体は間違っていません。
しかし、そこからもう一歩踏み込んで、活字が好きな自分がどうしてこの会社に大きな魅力を感じたかをしっかりと考えることが重要となってきます。
極端な例ですが、ここに同業界の3社があったとします。
・A社は大企業で仕事のスケールも大きく福利厚生もしっかりしているかわりに、転勤などの可能性も視野に入れる必要がある。
・B社は小規模で堅実な事業展開をしているため、新しいことに挑戦する社風ではない代わりに、アットホームな雰囲気があり、転勤の可能性などもない。
・C社はベンチャー企業で若手社員が多く新しいことにどんどんチャレンジすることができるが、まだ安定性という部分では不透明。
このように、メリット・デメリットがどんな企業でも必ず分析すれば出てきます。
同じ業界、業種とは言っても、会社によって千差万別であることが調べれば調べるほどわかるはずです。
きちんと調べれば、どんなに同じような業務を行う会社であっても、A社にある魅力とC社にある魅力を同列に語ることは決してできなくなるはずです。
それぞれの特徴をしっかりと研究したうえで、志望動機は作成しましょう。
自分のビジョンと会社のビジョンを結びつけて話す
企業の研究がしっかりとできた場合、さらに見えてくるのが自分のビジョンと会社のビジョンの共通点です。
例えば、30代以上の働く女性に向けての雑誌を創刊したいと考えている会社と、自身も女性で学生時代から女性の社会進出とその在り方について、自らのキャリアなどのことも考えながら研究していた人がいるとすれば、そこを結び付けて、自らのやりたいことを話すというようなことです。
女性の悩みをアンケートで調査して、相談員が答える企画を立ち上げたい、などより具体的な話をすることで、面接官の人にも会社で働いている様子を想像してもらうことができます。
また、先ほどの項目と少し内容は被りますが、企業が目指すものに対して、自らも同じ視点を持って努力ができることをアピールすることで、なぜ御社に入社したいのかという理由をさらに補強することができます。
結論、根拠の順番を意識して話す
では、全ての下準備が終わったら、次は話す順番についてです。話す順番のお勧めは、「結論→根拠」です。
例えば、ぶどうと桃どちらが好きかという質問があったとすると、2つの答え方が存在します。
- A1 私は祖母の実家があるため、小学生のころ家族旅行で山梨に行きました。
そこで、山梨のワイン工場を見学して、ワイン作りも体験しました。
足でぶどうを踏むという作業工程がとても楽しく、それ以来ぶどうには思い入れが強くあり、とても好きです。
- A2 ぶどうが好きです。
何故なら、幼いころワイン作りを経験したことがあり、思い入れが強くある果物だからです。
A1の答えは様々な情報が入っていて一見、A2より完璧に見えます。
けれども、「伝える」という観点で見ると、少し前置きが長く、まわりくどい印象を与えてしまいます。
もっと難しい質問を緊張している面接中にぶつけられた場合、結論にたどり着く前に話が飛んでしまう人も出てきます。
そのようなことを防ぐためにも、質問が出たら、まずはA2のように結論をはっきりと最初に述べることをお勧めします。
またA2の答えの場合は、完璧でないにしろ、興味を持ってもらえる可能性もあります。
その場合「どこでワイン作りを経験したのか」など、面接官とのコミュニケーションにもつながります。
面接で大切なことはA1のように暗記したかのような模範解答を述べることではなく、その場で生まれる相手とのコミュニケーションにしっかりと対応するということです。
以上のようなことから、常に結論を先に述べてから、以降の話しを膨らませていくことを心がけてみてください。
話の最後は「以上です」で終わる
話が終わったら、そのまま自然に喋るのをやめてしまう人がいますが、これは絶対にやめてください。
面接官は基本的に相手の話を遮らず最後まで聞くことを前提に座っています。
普段の生活の中では自然に会話が終わっても問題がありませんが、面接の場合は何も言わずに喋るのをやめてしまうと、面接官の方から「おしまいですか?」と聞かなければいけない状況を作ってしまうことになります。
必ず話が終わったら、「以上です」と述べて、面接官に話が終わったことを伝えてください。
https://01intern.com/job/list.html?stickingConditions=30
まとめ
いかがでしたでしょうか。
面接の中で、ESから見えないことを面接官は見ています。志望動機の話し方は、面接の評価を大きく差を分けるポイントとなるので、必ず上にあげた5つのポイントは面接前、もう1度自分自身で確認をとってみてください。
https://01intern.com/job/list.html?stickingConditions=34
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