企業選びの上で重要な要素の一つである「社風」。仕事に適性があっても、社風がマッチしていなければやりがいをもって働くのは難しいものです。しかし、就活サイトや企業ホームページだけでは分かりづらいのも事実。入社後のミスマッチを防ぐためにも、社風を理解するための方法を3つご紹介いたします。
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この記事の目次
社風は働きやすさに大きく影響する
働きやすさは、休日数や福利厚生だけでははかれません。実際に顔を突き合わせて一緒に働く社員の雰囲気や企業文化といった「社風」も、働きやすさに大きな影響を与えます。
しかし「いい社風」は一概にどうとは定義できません。人それぞれの価値観によって社風の良し悪しは様々に変化するためです。
例えば「プライベートでも仲良し」という社風の場合、「仲が良くて仕事もしやすそうな会社だな」と感じる人と「過干渉でやりづらそう…」と感じる人がいると思います。
また「トップダウンで堅実」という社風の場合、「上司からしっかり指示をもらえて働きやすい」「裁量が少なくやりがいを感じられない」と、感じ方はそれぞれでしょう。
このように、同じ社風でもその人の価値観によって「いい社風」にも「悪い社風」にもなり得るのです。なので、社風は就活サイトの求人情報に書かれている情報以上に理解しておく必要があります。
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社風を見るときのポイント
では、社風を見るためにはどのようなポイントに注意すればいいのでしょうか?
まずは自分がどういう価値観を持っているかを整理してみましょう。普段付き合っている人たちの雰囲気、自分に刺激を与えてくれて高めてくれる人たちの雰囲気。何事もコツコツ取り組みたいタイプか、自分で改革していきたいタイプか。普段の生活を振り返って自己分析してください。
そうすると、自分がどのような環境に居心地のよさを感じるかが見えてくるはずです。その上で、次の2点に注目して社風を見てみましょう。
1.社員の空気感に親しみを持てるか
企業に入社すれば、毎日大半の時間を社員の同僚たちと過ごすことになります。ビジネスパートナーとはいえ、同じ目標に向かって協力する仲間になるので相性は重要です。
ハッキリとものを言い合うのが苦手な人が、外資系のように良いことも悪いこともストレートに伝えるタイプの社員が多い企業に入社すれば居心地が悪く感じてしまうでしょう。積極的にコミュニケーションをとってみんなと協力しあうことに喜びを感じる人が、個人主義的な雰囲気の企業に入社するとやりづらさを感じるでしょう。
社風は社員の持つ雰囲気が大きく影響します。社員に実際に会ってみて、空気感やノリに親しみを持てた場合は社風がマッチしている可能性が高いです。
2.仕事の進め方・評価体制はどうか
仕事の進め方や評価体制といった企業文化も、やりがいを持って働く上で大切になります。
上司から仕事の指示が下りるトップダウン式の進め方なのか、自分で主体的に提案していくボトムアップ式の進め方なのか。実績・成果重視の評価体制なのか、過程・勤務態度重視の評価体制なのか。
同じ職種でも、仕事の進め方や評価体制という社風が異なれば仕事がしづらくモチベーションを維持するのも困難です。これらの情報は就活サイトや企業ホームページだけでは把握しきれないので、実際に社員の話を聞いて確認しておくべきです。
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社風を理解するために最適な方法3選
ミスマッチを防ぐために重要な社風ですが、就活サイトや企業ホームページの情報だけでは正確に理解することは困難です。社風を知るには、やはりその企業で働く社員と直に接することが一番。ここからは、リアルな社風を理解するためにおすすめの方法を3つ紹介します。
1.インターンに参加する
とくにおすすめなのがインターンに参加することです。インターンに参加すれば、実際に社員の一員として働くので社風を肌で感じることができます。社員同士の付き合い方や上司との関係性を間近で確認できるので、自分がその社風にマッチするかを判断しましょう。
「どのような社風が自分にマッチするか?」ということを知るためには、憧れの企業だけでなく様々な企業のインターンに参加しましょう。
例えば同じ広告業界でも、企業のトップに営業出身の人が多いと体育会系の社風になりやすく、制作畑出身の人が多いとクリエイティブな社風になりやすいものです。また、違う業界でも企業文化や経営陣のビジョンが似ていれば社風も似た雰囲気になってきます。
まずは様々なインターンに参加して、自分はどのような社風が居心地よく感じるのかを理解しましょう。そして、憧れの企業のインターンに参加すれば自分にマッチするかどうかを深く知ることができるでしょう。もしインターンを開催していなかった場合は、OB・OG訪問や会社説明会で社風をヒアリングするといいでしょう。
インターンの中でも、長期インターンが最も社風を理解するのに適しています。長期インターンは短期インターンに比べて責任ある仕事を任されるため、どのような指示を受けるか、どのような仕事の進め方を求められるかということをリアルに知ることができます。
希望の職種につけたとしても、仕事の進め方や社風の上でストレスを感じるとやりがいを感じられないもの。実際の仕事を通してやりやすさを感じられるか、ということは極めて重要なのです。
長期インターンに参加する時間がとれなければ、短期インターンでもいいので参加するようにしましょう。会社説明会よりも長い時間社員と接することができ、人事担当者以外の社員と話すことができるのは社風を知る上で大きな強みとなります。
2.OB・OG訪問をする
OB・OG訪問も社風を知るための重要な手段になります。会社説明会や選考では基本的に人事担当者とだけ接することになるため、社風を知るための判断材料が一人基準になってしまいます。
OB・OG訪問をすれば様々な部署・職種で働く社員と話をすることができ、説明会よりも深い話を聞ける可能性も高いです。同じ企業といっても、働く部署や職種によって雰囲気や働き方のスタイルが異なることは多々あります。現場で働く人の雰囲気や感想を聞くことで、説明会では知ることのできない社風を感じることができるでしょう。
3.合同企業説明会・会社説明会に参加する
一番ライトに社風を知ることができる方法は、合同企業説明会や会社説明会に参加することでしょう。
合同企業説明会に参加すれば様々な業界の企業を一度に見ることができるので、業界ごとや企業ごとの雰囲気を知ることができます。合同企業説明会に参加して、自分の肌に合う雰囲気の業界・企業を見つけて深掘りしていく方法もおすすめです。
会社説明会は1つの企業について詳しく知ることができ、場合によっては人事担当者以外の社員が説明会に登壇することもあります。どのような社員が働いているのか、自分にマッチしそうかを判断するには適した機会でしょう。
説明会では質問を受け付けられることが大半です。同僚や上司部下との関係、仕事の進め方といった社風に関する質問をして情報収集することもおすすめします。
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まとめ
社風の良し悪しはそれぞれの価値観によるものなので、自分で判断するしかありません。しっかりと自己分析をした上で、自分はどのような雰囲気や働き方にマッチするのかを把握しましょう。
そして、インターンやOB・OG訪問、会社説明会を活用して実際の社員に会ってみてください。会って話す時間が長ければ長いほど、社風の理解は深まります。就活サイトや企業ホームページの情報だけでなく、実際に行動して本当に自分にマッチした会社を見つけ出しましょう。