インターンが面倒で行きたくない就活生。インターンシップが怖くて行きたくない学生。インターンシップに行かなくても内定が取れるか知りたい大学生。そんな学生へインターンに参加する意味やメリット、不安を感じた時の対処法などをまとめています。
- インターンシップに行く意味を解説
- インターンに参加するメリットを解説【短期インターン・長期インターン別に紹介】
- インターンが怖いと感じた時の対処法を紹介【2つの簡単な方法】
この記事の目次
インターンシップって行かないと駄目?意味ある?
結論からお話すると、インターンに行かなくても就活で内定獲得できます。そのため、無理してインターンシップに参加する必要はありません。
しかし、インターンに参加することで、業界研究・企業研究・エントリーシート(ES)作成・グループワーク対策・面接対策などの選考対策ができたり、社会人としてのスキルアップができたり、就活に役立つ経験を積めるのも事実です。
就活の本選考は大学3年生の3月にエントリーが始まり、大学4年生の6月から選考開始、内々定受諾というスケジュールになります。実質の就活期間は3月〜6月までの4ヶ月間だけです。
その期間だけで業界研究や企業選びから説明会参加、面接対策など全てをやるのは大変です。インターンシップに参加して就活準備をしておくと、本選考が始まってから焦らずに済むでしょう。
インターンシップの種類と目的を知ろう
大前提としてインターンシップに行きたくない方にも知っておいてほしいのが、インターンシップの種類です。インターンは「短期インターン」と「長期インターン」の2種類に分けることができます。
短期と長期では、インターンシップの内容や期間が違います。改めて、それぞれどのようなインターンなのかおさらいしておきましょう。
短期インターン
就活生がインターンという時、大半がこの短期インターンを指しています。短期インターンは、1日〜1週間程度の期間限定で開催されるインターンのことです。
内容は、説明会・セミナー形式やグループワークやディスカッション形式のものがほとんど。企業説明や業界理解を深めてもらうことがインターンの目的で、社員座談会などが行われるケースも多いです。
長期インターン
長期インターンは、大学生が企業に入り、社員と同じような仕事に取り組む実戦的なインターンのことです。期間は最低3ヶ月〜長ければ1年以上に渡って参加することが出来ます。
一般的には、アルバイトと同様に期間に制限はなく、給料を貰いながら働きます。社会人同等の仕事を経験することで、仕事のスキルアップや具体的な職業理解を深めることができます。
次に短期インターン・長期インターンそれぞれの参加メリットを確認しましょう。
短期インターンに参加するメリット
メリット①:業界・企業理解が深まる
短期インターンでは多くの場合、参加学生に自社の業界や事業内容を知ってもらうためのコンテンツが用意されています。
人事・採用担当者が業界や企業の要点をまとめてくれるので、業界全体の仕組みや具体的な企業情報を入手するにはぴったりです。
中には仕事の擬似体験プログラムを用意してくれているインターンもあるので、「どんな業界かざっくりと知りたい」という学生には合っているでしょう。
メリット②:就活の選考対策ができる
グループワークやグループディスカッション、プレゼンの練習の場になるのも短期インターンのメリットです。
就活本番では、選考の一貫としてこうしたワーク式の選考を行う企業も少なくありません。一人では対策が難しい内容だからこそ、インターンで早めに経験を積んでおくと本番に向けた対策が立てやすいですね。
長期インターンに参加するメリット
メリット①:自分に合った仕事・働き方が分かる
実際の仕事をリアルに体験することで、仕事に対する自分の価値観を養うことができます。
よく、「やりたい仕事が分からない」「行きたい会社がこれといってない」という悩みが就活生から聞きますが、働いたことがない大学生が自分に合う企業・仕事を見つけることは不可能です。
長期インターンで携わった仕事が自分に向いていなかったとしても、自分のキャリア観が明確になったという意味では一歩前進。漠然と憧れの業界・企業を選ぶよりも納得感を持って就活に臨むことができるでしょう。
メリット②:社会人とのコミュニケーションに慣れる
社会人と日常的に仕事でコミュニケーションを取って、社会人慣れできるのも長期インターンシップのメリットの一つです。
社会人とのやりとりに慣れると、就活の面接でも物怖じしなくなります。長期インターン経験者は、就活でも企業から評価されやすい傾向がありますが、その要因の一つとして面接でも堂々と話す度胸がある、という面もあるでしょう。
人事からすると、社会人慣れしている学生とそうではない学生の差は一目瞭然。日常の大学生活やアルバイトでは、社会人とビジネスの場で関わる機会は少ないと思いますので、長期インターンならではのメリットと言えるでしょう。
メリット③:就活に有利なエピソードが作れる
長期インターン経験自体が、就活で有利なエピソードになるでしょう。
「サークルの幹事長をやっていました」「アルバイトの接客でこんな点を工夫しました」といったよくあるエピソードと違い、実際のビジネス経験のエピソードは周囲と違う特別なエピソードになります。
採用担当者にとっても、大勢の学生が話すサークル・バイトの話より、仕事の話の方が遥かに興味深く印象にも残ります。
事実、長期インターンに参加している大学生は、全体学生の内数%と多くはありません。だからこそ、就活でも有利な経験になるのです。
インターンシップが怖いと感じた時の解決策
インターンのメリットは分かったけど、「やっぱりインターンシップは何か怖いし、正直行きたくない。。」という人もいると思います。
そんな方へ、インターンに行きたくない原因別に解決策をご紹介します。
ケース①:人と話すのが怖い。コミュニケーション力に自信がない時
コミュニケーションに自信がない人にとって、グループワークやグループディスカッション、プレゼン発表などは恐怖の瞬間だと思います。
そんな時は、不安を感じている・緊張しているということを素直に周りに伝えてみるのも一つの手だと思います。
案外「実は私もめちゃくちゃ怖くて不安だったんだよね」という共感の声が上がるかもしれません。あなた以外にも同じように初対面の人と話すのが苦手、グループワークが怖い、と感じている人は多いと思いますよ。
自分から気持ちを伝えることで、以外に安心できるものです。ぜひ実践してみてください。
ケース②:インターン中に失敗するのが怖い時
インターンで失敗して恥をかくのが怖くて、インターンに行きたくないという人もいるでしょう。
ですが、失敗は誰にでもあるものです。失敗を成長の糧にできるように考えをシフトしてみてはいかがでしょうか?
失敗はあたり前のものなので、失敗自体を恐れるのではなく、同じ失敗を繰り返さないように改善していくことが重要です。これを繰り返すことで人は段々と成長していきます。逆をいうと失敗がなければ成長はないのです。
インターンシップを成長の場と捉えて、ミスを恐れず積極的にチャレンジできるようになると良いですね。
就活本番や入社後のことを想像しよう
インターンに行きたくないという気持ちが芽生えたら、就活や入社後のことを考えてみましょう。
人と話すのが怖い。失敗するのが怖い。こうした不安は、本選考が始まった後も内定が決まって社会人になってからも、ずっと付き合っていかなければいけない不安です。
できることなら今の内に解決できた方がいいですよね。
インターンは就活や社会人になる前の練習としては最適な場です。インターンを必要以上に大きな壁として見るのではなく、気軽に取り組める練習の場として見れると不安も軽減されると思いますよ。
おわりに
インターンシップは、むやみやたらに参加するべきものではありません。もちろん、自分にとって必要がないと感じたら無理に参加する必要性はないでしょう。
大事なのは、インターンシップの種類やメリットを明確にして、目的意識を持ってインターンに参加することです。
この記事が皆さんの就活にお役に立てれば幸いです。
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