メーカー業界の仕事・業界研究!動向や特徴、気になる年収は?


日本の代表的な産業の一つであるメーカー業界。食品や化粧品、自動車など、みなさんの日常生活にも馴染みある知名度の高い会社も多いですよね。

 

しかし、日本の労働力人口の減少やAI(人工知能)・IoTといった最新技術が発展する中、メーカー業界を取り囲む環境は大きく変わってきています。

 

そこで今回は、メーカー業界について詳しく知りたいという就活生のために、メーカー業界の種類や仕組み、代表企業の紹介、メーカー企業の平気年収・売上高ランキングを発表します。

 

一口にメーカーといっても取り扱う商品は企業によって様々です。扱う商品によって市場規模や今後の動向なども大きく変わってきますので、一つ一つしっかりと理解することが大切です。

 

ここでは、就活生に人気の以下の5ジャンルに絞ってご紹介させて頂きます。

 

  1. 食品メーカー
  2. 化粧品メーカー
  3. 自動車メーカー
  4. 家電・電機メーカー
  5. 製薬メーカー

 

就活の人気業界!メーカーのインターン・インターンシップ募集一覧

 

メーカー業界の仕組みや種類、課題は?

疑問を持つ女性

メーカー業界の仕組みは?どんな種類がある?

メーカーは、「モノ(製品)」を生産する企業全般のことを指し、製造業とも呼ばれます。

 

「ものづくり大国日本」とも言われるように、国内の産業を支える一大業界と言えるでしょう。

 

作っている製品によって、自動車メーカーや鉄鋼メーカー、精密機械メーカー、食品メーカー、化粧品メーカー、アパレルメーカー、スポーツ用品メーカーなど様々なジャンルに分類されます。

 

メーカーには大きく以下の2つの分類方法があります。

 

  • 扱っている製品による分類

メーカーは手がける製品によって以下の3つに分類することができます。

  1. 素材メーカー
  2. 加工・組み立てメーカー
  3. 自社生産・加工メーカー

 

1つ目の素材メーカーは、化学素材・樹脂・鉄鋼・紙・ガラス素材といった製品のおおもとになる素材を作っている会社のことです。

 

主に、鉄鋼メーカーや化学メーカーが該当します。

 

2つ目の加工・組み立てメーカーは、素材メーカーで作られたモノを加工して組み立てる会社です。

 

自動車メーカーや食品メーカーなどが分類されます。

 

最後の自社生産・加工メーカーは、自社で基となる化学物質を研究・生産して、自社で最終的な製品化まで手がけています。

 

化粧品メーカーや医薬品メーカーがこちらに分類されます。

 

  • 企業向けの商品か、一般消費者向けの商品か

 

2つ目は、商品の販売先の違いによる分類です。

 

一般的に企業向けの製品を作っている企業をBtoB(Business to Business)。

消費者向けの製品を作っている企業をBtoC(Business to Consumer)と呼びます。

 

BtoBメーカーであれば、鉄鋼メーカーや石油・化学などの素材を生産しているメーカー、機械メーカーなどが挙げられます。

 

BtoCメーカーは、消費者が日常で購入できる製品を作っており、食品メーカー、自動車メーカー、化粧品メーカーなどがあります。

 

就活生の皆さんが、メーカーといって名前を思いつく企業はほとんどがBtoCのメーカーだと思います。日常生活に馴染みがあることから、就活人気企業にも多くのメーカーが名を連ねています。

 

メーカー・製造業界の動向・課題は?

 

2018年に経済産業省・厚生労働省・文部科学省が発表した「ものづくり白書」によると、メーカー(製造)業界の直近の主要課題は、

  1. 人手不足とデジタル人材の育成・確保
  2. 「モノ」から「サービス・ソリューション」への付加価値の移行

 

の2点が挙げられている。

 

これは国内の労働力人口の減少、ロボット・IoT・AIの活用普及に伴うデジタル化の流れが大きく影響していると考えられます。

 

以前の日本ではモノを作れば売れる、という状況でしたが現在は世界的にモノ余りの時代になっています。作れば売れるという時代ではなくなったのです。

 

そこで、モノそのものを提供するのではなく、付加価値をつけた新たなサービス・ソリューションとしての商品提供が必要となってくることが求められています。

 

そんな中、AIやIoTといった最新技術に詳しい若手人材の育成・確保が急ピッチで進んでいます。

 

このように大きな変革が求められているメーカー各社ですが、品質重視の考え方など、これまで強みと考えていたことが逆に足枷になってしまうケースも見受けらるようです。

 

メーカー業界の市場規模や動向、平均年収は?

ネクタイを結ぶビジネスマン

それでは以下に、就活生に人気の高い5つのメーカーの市場規模や動向を説明していきます。

 

食品メーカーの市場規模・業界動向

  • 市場規模 19兆2,940億円
  • 平均年収 585万円
  • 主要企業 日本ハム、明治ホールディングス、味の素、山崎製パン、マルハニチロ
  • 業界動向

日本全体の総人口は減少となっている一方で総世帯数は増加の予測が立っています。

 

単身世帯の増加、また食が細い後期高齢者の増加によって、大容量よりも小型のサイズ、健康食品などが求められてきそうです。

食品業界を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

化粧品メーカーの市場規模・業界動向

  • 市場規模 2兆1,516億円
  • 平均年収 568万円
  • 主要企業 資生堂、花王、コーセー、ポーラ・オルビスホールディングス、マンダム
  • 業界動向

業界では資生堂がシェア率37.9%、花王がシェア率28.4%と、上位2社で全体の6割以上のシェアを獲得しています。

 

資生堂は、中国やベトナム、ギリシャ、スイス、アメリカ、韓国、トルコなど各国に子会社を展開しており、既に売上比率の6割を海外が占めている状況です。

化粧品業界の業界研究をしたい人はこちらもおすすめ

自動車メーカーの市場規模・業界動向

  • 市場規模 68兆1,730億円
  • 平均年収 716万円
  • 主要企業 トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、マツダ
  • 業界動向

トヨタ自動車は、販売台数・売上高ともに世界1位に位置しています。そんな中自動車業界では、「自動運転の実現」「新興国への進出」の2点が大きなテーマになっています。

 

AIを活用した自動運転のニュースは皆さんもよく耳にするのではないでしょうか。

 

また、今後はインドなど新興国が大きな市場に成長することが予想されます。人口13億人のインドでは、トヨタが4%のシェア率に対して、スズキが37%のシェアを誇り、インド国内で1位の座についています。

自動車メーカー各社の特徴、年収はこちら

家電・電機メーカーの市場規模・業界動向

  • 市場規模 67兆3,005億円
  • 平均年収 745万円
  • 主要企業 日立製作所、ソニー、パナソニック、東芝、富士通
  • 業界動向

一時期は世界に誇る日本の家電メーカーでしたが、ここ数年は低迷が続いています。台湾鴻海精密工業によるシャープの買収、東芝の不正会計問題などは記憶にも新しいと思います。

 

世界的にテレビ市場も縮小をしており、引き続き厳しい状況が続きますが、2020年の五輪によるテレビ特需などに向けて各社活動を続けています。

 

製薬メーカー

  • 市場規模 10兆7,684億円
  • 平均年収 734万円
  • 主要企業 武田薬品工業、アステラス製薬、第一三共、大塚ホールディングス、エーザイ
  • 業界動向

製薬メーカーは新薬の研究・開発などに莫大な費用を必要としており、資金力がないと続かない業界です。

 

国内1位の武田薬品工業も世界ランキングでは18位に位置しており、巨大資本を持つ海外製薬メーカーの存在が大きいことが分かります。

 

また、少子高齢化の影響に伴い、日本政府が平成32年度中にジェネリック医薬品のシェアを現在の56%から80%にするという目標を掲げました。

 

安価なジェネリック医薬品が普及することで全体としては製薬メーカーの市場規模は縮小するのではないかという見通しが通っています。

医薬品業界の業界研究はこちら

 

メーカー業界の主な企業を紹介!各社の売上・平均年収は?

ヒント

次に上記で紹介した各メーカーの中で国内最大手の企業の売上・平均年齢・平均年収を有価証券報告書から見ていきましょう。

日本ハム株式会社

  • 売上高 1兆2692億円
  • 従業員 1,427名
  • 平均年齢 42.5歳
  • 平均勤続年数 18.8年
  • 平均年収 870万円

 

大阪に本社を置く、ハムやソーセージを取り扱う大手食品加工メーカーです。粗挽きウインナーのシャウエッセンで有名ですね。その他、プロ野球日本ハムファイターズやJリーグセレッソ大阪などをはじめ約90の関連企業があります。

 

株式会社資生堂

  • 売上高 1兆50億円
  • 従業員 2,937名
  • 平均年齢 40.8歳
  • 平均勤続年数 16.2年
  • 平均年収 724万円

 

誰もが知る化粧品メーカーです。キャリタスさんのリサーチによると化粧品・医薬品業界では就活ランキング1位に輝いた人気企業です。自社のブランドを「プレステージ」「フレグランス」「コスメ」「パーソナルケア」「プロフェッショナル」「ヘルスケア」の6つに分類しています。

 

トヨタ自動車株式会社

  • 売上高 29兆3795億円
  • 従業員 74,890名
  • 平均年齢 39.2歳
  • 平均勤続年数 15.5年
  • 平均年収 832万円

 

日本のみならず世界的に有名な自動車メーカーです。売上高や販売台数のみならず、国内の時価総額ランキング(企業価値を評価する指標)でも1位に輝いています。今後は新興国、中国やインドでの市場シェアの獲得が重要な経営指標になるでしょう。

 

株式会社日立製作所

  • 売上高 9兆3686億円
  • 従業員 34,925名
  • 平均年齢 41.7歳
  • 平均勤続年数 18.8年
  • 平均年収 872万円

 

国内最大手の電機メーカーです。洗濯機や冷蔵庫といった白物家電をはじめ、鉄道車両やエレベーターの開発も行なっています。特に社会インフラ事業に強みを持っている会社です。

 

武田薬品工業株式会社

  • 売上高 1兆7705億円
  • 従業員 5,461名
  • 平均年齢 40.8歳
  • 平均勤続年数 14.5年
  • 平均年収 1,039万円

 

「アリナミン」でおなじみの武田薬品は、売上高1兆円以上の国内首位の製薬メーカーです。売上の約9割を医療用医薬品が占めており、海外への進出も積極的に行なっています。

 

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業種別メーカー業界の就活人気ランキング

階段を登るビジネスマン

上記のようにメーカー業界は幅広い企業があります。ここでは、業種別に就活人気企業ランキングを発表します。2018年卒を対象とした東洋経済さんのリサーチ結果を参考にしています。

 

自動車・機械・電機機器業界

1位 トヨタ自動車

2位 パナソニック

3位 三菱電機

4位 富士通

5位 本田技研

 

食品業界

1位 明治グループ

2位 森永製菓

3位 カゴメ

4位 キリン

5位 ロッテグループ

 

化学・医薬・化粧品業界

1位 資生堂

2位 コーセー

3位 ライオン

4位 花王

5位 富士フィルム

 

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まとめ

OK

いかがでしたでしょうか。同じメーカーでも扱う品物や販売先、市場環境などによって、求められる人物像も大きく変わってきます。

 

メーカーの中には、普段から馴染みのある有名企業も数多くありますが、「知っているから」という理由だけで就活志望企業にするのは避けましょう。

 

シャープや東芝など、少し前までは大手企業として盤石な体制を築いていると思われていた会社も急速に勢いを失っていきました。

 

今後は市場の変化がますます早くなっていくと思います。各社の現在の課題や今後の取り組みを調べておくことで納得いく就活をすることができると思いますよ。

 

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