長期インターンを始めようと思った理由を教えてください。
社会人としての基礎力をきちんと身につけたいと思ったのがきっかけです。
実はこのインターンの前に会計事務所のインターンに挑戦したのですが、PCや会計ソフトに全く慣れていなくて…。質問の仕方も分からず、同期もいない環境で自分の立ち位置が見えなくなり、とても悔しい思いをしました。でも、そのまま終わりたくなかった。だからこそ、環境を変えてもう一度挑戦しようと決め、新しく長期インターンを探し始めました。
たくさんある長期インターンの中で、なぜN中等部を選んだんですか?
もともと教育や児童心理に興味がありました。中高生の頃に出会った塾の先生への憧れもあって、“人と向き合う仕事”に関わってみたいという思いがずっとあったんです。
その中でN中等部を知り、「ここは自分の興味と得意が重なる場所かもしれない」と感じました。特に大きかったのは、N高出身の友人の存在です。N高を卒業して、今は社会人として前向きに働いている姿を見て、「こういう学びの場があるんだ」と知りました。その環境を支える側に立ってみたいと思ったんです。
また、大学受験から少しブランクもあったので、もし勉強を教えるシーンがあるなら中学生の内容のほうが自分も安心して向き合えるかもしれない、という現実的な理由もありました。
実際に働いてみて感じる、N中等部ならではの特徴はありますか?
一番感じているのは、「教える」よりも「一緒に考える」学びのスタイルです。プログラミングやAdobe、3Dモデリングなど、中学生のうちから専門的な分野に触れられる環境があり、正直に言うと私自身も知らないことがたくさんあります。
だからこそ、インターン生として生徒に何かを一方的に伝えるというより、隣で一緒に調べ、試しながら進んでいく感覚が強いです。分からないことをそのままにせず、「どう思う?」と一緒に考える時間が自然と生まれます。
PBL(課題解決型学習)では、大学のゼミのようにテーマを探究する時間もあり、生徒主体で学びが進んでいきます。その空間にいると、支えているはずの自分も同時に学ばせてもらっていると感じます。生徒の隣で、自分も成長している。そこが、働いていて感じるN中等部らしさです。
N中等部の長期インターンでは、具体的にどんな業務を担当しているんですか?
生徒対応以外での主な業務は、キャンパス運営のサポートです。始まりの会や終わりの会を運営したり、スプレッドシートで生徒の提出物や学習の進捗を管理したりしています。日々の学びがスムーズに進むよう、裏側から支える役割です。
また、Zoom合同授業のセッティングや機材準備など、授業が円滑に進むための環境づくりにも関わっています。Slackでの情報共有も日常的に行い、キャンパス全体が安心して学べる状態を整えることも大切な仕事のひとつです。
オンライン環境ならではの役割や、他キャンパスとの連携もあるんですか?
N中等部はオンラインの仕組みを積極的に活用しているため、対面の学校とは少し違った関わり方があります。たとえば、対面ではあまり話さない生徒が、Slack上では他キャンパスの生徒と自然にやり取りしていることもあります。それを見たとき、「関わり方は一つじゃない」と気づきました。生徒が自分に合った形で参加できる余白があるのは、この環境ならではだと思います。
また、他キャンパスとの連携も日常的にあります。午前中のPBLは全国のキャンパスをZoomでつないで同時に進めており、Slackでも情報共有が行われています。他キャンパスのインターン生の工夫から学ぶことも多く、自然と視野が広がっていきます。
普段の大学生活では出会えない学生と一緒に働けることも、大きな刺激になっています。
長期インターンとして働く中で、特に印象に残っていることはありますか?
いくつかありますが、まず思い浮かぶのは、生徒との関わりの中で感じた変化です。
私たちインターン生は生徒のすぐ近くで日々の学習や活動をサポートしています。社員の方は生徒指導の中心を担う立場なので、どうしても少し緊張感があります。その分、私たちのような立場には、冗談っぽく本音を話してくれることもあるんです。
塞ぎがちな生徒にも、毎日少しずつ声をかけ続けていると、ある日ふと向こうから話しかけてくれる瞬間があります。そこから少しずつ他の生徒とも関われるようになっていく姿を見ると、この仕事のやりがいを強く感じます。
他にもキャンパスを越えた取り組みも印象に残っています。放課後に別のキャンパスと合同でイベントを企画し、「寿司打」というタイピングゲームで対抗戦を行いました。Zoomで全国をつなぎながら進めると、画面越しでも自然と一体感が生まれ、オンラインならではの可能性を実感しました。
反対に、大変だと感じることはありますか?
やっぱり“主体性”が求められるところですね。基本業務ができるようになると、「次は何ができるか?」を自分で考えるフェーズに入ります。より良いキャンパスにするためには、自分から動く姿勢が必要です。
新しい取り組みを実現するには、他のインターン生や社員さんとの連携が欠かせません。コミュニケーションがうまく取れていないと、人手が足りずに形にできないこともあります。その難しさはありますが、逆に言えば、そこを乗り越えることで確実に成長を実感できる環境だと思っています。
仕事はどのように覚えていったんですか?未経験からのスタートだったと思いますが、そのあたりも教えていただきたいです。
私自身、最初はPCスキルにまったく自信がありませんでした。以前のインターンでうまくいかなかった経験もあったので、正直「ついていけるかな」という不安がありました。
でも入職時には研修があり、いきなり業務を任されることはありませんでした。まずは「生徒とどう関わるか」「どんな心構えで向き合うか」といった基礎から丁寧に教えていただき、少しずつ現場に入っていく形でした。
実際の業務も、先輩や社員の方の動きを見ながら段階的に任せてもらいました。Slackやスプレッドシートも、最初は画面を見るだけで圧倒されましたが、使いながら自然と慣れていきました。分からないことはその都度聞ける環境があったので、「できるようになってからやる」のではなく、「やりながら覚えていく」という感覚でした。
さらに、定期的な研修や年2回の面談もあり、「今ここでつまずいています」と相談できる機会があります。未経験からでも、段階を踏んで成長できる仕組みが整っていると感じました。
インターンを通して、自分が一番成長したと感じることは何ですか?
ひとつは、最初の目標でもあったPCスキルです。以前はスプレッドシートを見るだけで少し身構えていましたが、今では日常的に使いこなせるようになりました。できなかったことが当たり前にできるようになったのは、自分でも大きな変化だと感じています。
もうひとつは、想定外だった“人前で話す力”です。始まりの会や終わりの会でスライドを使って話す機会が多く、最初はかなり緊張していました。でも今では全員と目を合わせながら、はっきりと話せるようになりました。Zoom合同授業で進行を任せてもらえたときは、「本当に変わったな」と実感しました。
そして、その成長の土台になっているのが考え方の変化です。以前は分からないことがあっても、「これくらいは自分で何とかしないと」と抱え込みがちでした。でも今は、「困ったら早めに相談した方がうまくいく」と自然に思えるようになりました。周りを頼ることも大切な力だと気づけたことは、就活やこれからの仕事にもつながる大きな学びだと思っています。
長期インターンシップを通して、将来の選択肢やキャリア観は変わりましたか?
かなり変わりました。もともとは士業を目指していて税理士事務所のインターンにも参加していましたが、この環境に来て「意外と自分は人と向き合う仕事の方が向いているのかもしれない」と思うようになりました。
環境が変わると、自分の得意なことも見え方が変わるんだと実感しました。資格職だけでなく教育系の仕事も視野に入り、進路の幅が広がった感覚があります。
最後に、長期インターンを迷っている学生にメッセージをお願いします。
もし少しでも興味があるなら、思い切って挑戦してみてほしいです。塾のようなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際はキャンパス運営や生徒との関わりなど、想像以上に幅広い経験ができます。
社会人スキルやPCスキルに不安がある人ほど、自分の課題がはっきりして、成長を実感しやすい環境だと思います。私自身、一度インターンで挫折しました。でも、環境を変えてもう一度挑戦したことで、「自分らしく働ける場所」に出会うことができました。
だからこそ伝えたいのは、うまくいかなかった経験も無駄ではないということです。挑戦し直すことも含めて、長期インターンはきっと自分の可能性を広げてくれると思います。