海外留学に代わって、近年特に注目を集めているのが海外インターンシップです。
海外インターンシップに興味はあるけれど、そもそもどうしたらいいかわからない・・そんな初めて海外インターンを検討している学生さん向けに、海外インターンの基本情報をまとめました。
この記事の目次
そもそも海外インターンシップとは?
主にどんな国で開催されているか
海外インターン実施件数が多いのはまずはアメリカ。企業数も多く、英語力を磨きたいという参加者ニーズに合うことが理由です。
英語圏以外だと、中国や多国籍企業が多く集まるシンガポール、東南アジアをはじめとする新興国での案件も最近増えています。
英語圏外の案件だと言語が心配なところですが、主に日系企業や日本人向けの職務案件が多く、仕事は英語+日本語で対応することが多いため、現地語のスキルを求められることはほとんどありません。
業務内容
営業、貿易事務、顧客対応、ホテルサービス、コンサルタント補佐など業務内容は実にさまざまです。業務内容により、求められる語学レベルもさまざまです。
日本人顧客向けの対応要員としての求人も目立ちます。そういった場合、仕事で使うのは主に日本語になってくるので、語学力を磨きたいという目的であれば避けたほうが賢明でしょう。自分の興味や目的に応じ選びましょう。
インターンシップの報酬など
案件により、無給のもの有給のものもあります。給与が払われる場合でもあくまでインターンとしての給与ですので、あまり高額な給与は期待できません。給与の他、渡航費・現地宿泊費・交通費他福利厚生もさまざまですので、事前にしっかり確認をしましょう。
海外インターンの斡旋を専門に行っている会社などでは、事前研修や現地でのフォローもあるといった至れり尽くせりのサービスもあります。ただその場合は、無給で働く上更に参加費を払う必要があるものもあります。自分の予算とどういった経験をしたいかを踏まえ、じっくり選びましょう。
海外インターンのメリット
海外インターンのなんとなくのイメージがついてきましたか?続いて海外インターンに参加するメリットをお伝えします。
海外で働くとはどういうことかがわかる
まず一つ目に挙げられるのが、海外で働くというのがどういうことかわかるということがあげられるでしょう。海外インターン参加者の声でよく聞くのが、「言語はツールでしかないということがわかった」というもの。
学生時代に勉強してきた英語をはじめとする語学力を生かし、海外で働きたいと思う学生は多くいるのですが、語学ができるからといって海外で活躍できるかというと、そうではありません。語学だけならネイティブにかなうはずがないからです。
言語の違い以外にも、求められるスタンス・スキルやビジネスの進め方も日本と海外では違ってきます。それを自ら実感できるのは、海外インターンの大きなメリットといえるでしょう。
グローバルスタンダードを知ることができる
二つ目はグローバルスタンダードを知ることができるということです。
海外インターンを受け入れている企業の多くが、多国籍間のビジネスを展開しているため、国個別の商習慣ではなく、グローバルスタンダードを身に着けることができます。
またビジネスに限らず、日本を出ることで、日本では当たり前だと思っていたことが海外では通じないということを身をもって体感することができるでしょう。
語学力、コミュニケーション能力が身につく
3つ目は語学力・コミュニケーション能力です。語学留学という手もありますが、毎日仕事で他言語を使うことで、留学先の語学専門学校や日本で勉強するのと比べ、飛躍的な上達が期待できるでしょう。
しかし、案件によっては、会社内がほぼ日本人で日本語しか使わなかったという場合や、日本人がいないオフィスでも日本語対応を求められたというケースもあります。語学力を必ず伸ばしたい場合には注意したい点です。
また、仕事をするということは、正しく相手が言わんとしていることを理解し、自分の意思を伝える必要があるということです。そのためTOEICなどのテストの点には直結しなくても、必要なことをくみ取り、相手に伝えるというコミュニケーション能力を磨くことができるでしょう。
海外インターンに参加する時の注意点
目的をきちんと持って参加する
これは海外インターンに限ったことではありませんが、何を得たくて海外インターンシップに参加するのかをはっきりさせましょう。インターンとはいえ、海外で働くのは大変なことです。
目的がはっきりしないままでは途中で挫折してしまったり、娯楽に逃げてしまってせっかくのインターン期間を無駄にしてしまうということにもなりかねません。辛い時でも頑張れるよう、目的を明確に持ちましょう。
有給のインターンシップを選ぶ
無給のインターンがNGなわけではありませんが、せっかく海外インターンをするなら有給のものを選ぶことをお勧めします。
決して高い給与ではありませんが、給与をもらうことで予算的にもずいぶん楽になりますし、何よりお金をもらっているという責任感を持って仕事に取り組むことができるからです。受け入れ側の企業としても、無給のインターンシップと有給のインターンシップでは求めるものが違ってきます。
せっかく海外インターンにチャレンジするのなら、高い要求をされる有給インターンにチャレンジしてみましょう。
積極的な姿勢が大事
インターンは学校とは違い、誰かが手取り足取り教えてくれるものではありません。社会人経験がない上、海外という言語も習慣も違う中では臆してしまいがちでしょうが、何より積極的な姿勢が大切です。
わからないことの確認はもちろん、もっとこうしたほうがいいのではないかという改善や新たな取り組みも自ら行っていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?最後に海外インターンのポイントをまとめます。
■基本情報
・開催国で多いのはアメリカ。英語圏以外も中国やアジアでのインターンが増えている。
・給与は案件により無給のものも有給のものもある。予算と目的に応じ選ぼう。
■海外インターンシップで得られるもの
・海外で働くのはどういうことかがわかる
・グローバルスタンダードを知ることができる
・語学力・コミュニケーション力が身につく
■海外インターンの注意点
・目的をもって参加する
・なるべく有給の案件を選ぶ
・積極的な姿勢で取り組む
海外インターンはハードルが高く感じるかもしれませんが、その分多くのものを得られるいいチャンスです。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
海外インターンシップにチャレンジしよう!海外インターンの募集情報まとめ
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