アパレル業界の業界研究!現状や売上ランキング、年収は?

洋服やアクセサリーなど、ファッション大好きな大学生にとってアパレル業界は夢のような場所。

しかしその一方で「待遇が悪い」「給料が低い」「体力仕事」など

マイナスなイメージも持たれやすい職業なのがアパレル業界。

「実際のところはどうなんだろう?」と思っている大学生も多いはず。

今回はそんなアパレル業界についてまとめました。

 

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アパレル業界の現状

大学生に限らず、消費者にとって洋服は必需品。

TPOに合わせたり、ただ好きな服を着たり、と楽しみ方は自由ですよね。

そんな私たちの身近にあるアパレル業界の業績は意外に知られていないもの。

業界動向Serch.comさんによると、

アパレル業界の業績規模は5兆3.750億円で、昨年度からの伸び率は6.6%

意外かもしれませんが、業績規模も伸び率も他業界に比べて大きいという事実があります。

更に驚くべき点は、平成21年から業績が伸び続けているということ。

しかしあまり甘い業界でない印象があるのはなぜなのでしょうか?

それは業界内の優勝劣敗にあります。

アパレル業界全体が成長している一方で、多くのアパレル企業の売上はマイナスに進んでいます。

そういった面でアパレル業界は勝ち企業と負け企業がはっきりしていると言えます。

近年では「しまむら」や「ユニクロ」が代表的なファストファッションと呼ばれる「手ごろな洋服」が注目されたり、

社会全体のIT化にともない、各ブランドもインターネットショッピングに力を入れ始めました。

またインターネットの進化により、自社ブランドを持ず、売買の場を提供する「メルカリ」や「ZOZOTOWN」といったプラットフォームの台頭など、アパレル業界は大きく変化し続けています。

今後アパレル業界/ファッション業界はますますITの進化により大きく変化をしていきそうです。

 

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アパレル業界売上ランキング

ではアパレル業界の現状が分かってきたところで、具体的にどんな企業があるのかを見てみましょう。

アパレル業界売上ランキングはこちらです。(業界動向Serch.com調べ)

 

10位 ユナイテッドアローズ 1,409億円

9位 TSIホールディングス 1,672億円

8位 AOKIホールディングス 1,885億円

7位 アダストリア 2,000億円

6位 ワコールHD 2,029億円

5位 青山商事 2,402億円

4位 オンワードHD 2,635億円

3位 ワールド 2,782億円

2位 しまむら 5,460億円

1位 ファーストリテイリング 1兆6,817億円

 

ファストファッションブランドやカジュアルブランドからスーツ服ブランドまで様々な企業が揃いました。

2位のしまむらに大差をついて1位に輝いたファーストリテイリングは世界で愛される「ユニクロ」を展開する会社です。

ファーストリテイリングは「ジーユー」も展開していて、日本を代表するアパレルブランドです。

特に「ユニクロ」は国内で832店舗、海外では1029店舗(平成26年8月)とグローバルな活躍が特徴です。

2位に輝いた「しまむら」も堅実な経営で知られるファストファッションブランド。

「ユニクロ」には届きませんが、地道に海外展開を広げています。

上位に輝いたワールドやオンワードは様々なブランドを持っているアパレル企業。

オンラインショッピングに力を入れて、業績を伸ばしています。

その他にもスーツブランドで有名な「AOKI」「青山商事」や下着メーカーの「ワコール」、少し上質な洋服を提供する「ユナイテッドアローズ」など、一つに専門性を持って業績を伸ばした企業もあります。

しかし全体の印象としてはやはり「ファストファッション」や「インターネット通販」で業績を伸ばしているということが分かりました。

 

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アパレル業界の気になる年収

アパレル業界のことはよく分かったけれど、「年収が低い」という悪いイメージが本当なのか知りたいですよね。

ここでは売上上位5社の年収ランキングを紹介したいと思います。(それぞれの企業の一番新しい有価証券報告書参照)

 

第5位 青山商事  490万円
(連続勤続年数11.9年 平均年齢35.5歳)

第4位 しまむら 584万円
(連続勤続年数11.8年 平均年齢39.2歳)

第3位 ワールド 639万円
(連続勤続年数9.9年 平均年齢44.7歳)

第2位 ファーストリテイリング 764万円
(連続勤続年数4.4年  平均年齢37.4歳)

第1位 オンワード 921万
(連続勤続年数20.1年 平均年齢46.3歳)

かなり大きく差があるという結果になりました。

全体的に平均年齢は低めで勤続年数は短め、その影響で年収も低くなっているという一面もあるかもしれません。

また、「インターネット通販」に重きを置いているオンワードやワールドは人数が少なく、年収が高くなるという傾向があるようです。

反対に店舗販売が主な企業はその分人数が必要になりますので年収は低くなりやすいです。

また、アパレル企業には様々な仕事が存在するので、職務によって年収の違いはあるようです。

 

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アパレル業界の仕事

ではそんな様々な仕事があるアパレル業界に入ると、どんな仕事ができるのかを見ていきましょう。

今回は仕事の種類が多いので一つ一つを手短に紹介します。

  • 商品開発

アパレル業界に限らず様々な業界で必要不可欠な仕事です。

服を作るという商品開発の中でも、デザイナーパタンナーといった専門職が存在します。

デザイナーは大学生もよく知っている通り、服をデザインする人です。

しかし実際はデザインするだけではなく、服の素材を決めたり、コストを図ったりとその仕事は幅広いと言われています。

最近話題のパタンナーはデザイナーがデザインした服を実際に型にする仕事です。

デザイナーの仕事はパタンナーなしには成立しない、と言われていますね。

  • プレス

いわゆるマーケティングを担っている部門です。

市場マーケティングをするとともに、広告を打ったり、マスコミ対応をするのがこの仕事。

ブランドイメージなどを考え、商品開発部と協力して服を作ります。

  • 生産管理・在庫管理

あまり知られていませんが、とても重要なこの仕事。

服を作るための資材を調達したり、工場を確保したり、と

実際の服作りには欠かせない存在です。

また在庫管理をしつつ、どれが売れ筋か、どの店にどの服を置くか、など

マーケティングとしての知識も必要になりそうです。

  • バイヤー

これは主にセレクトショップの仕事ですが、商品(洋服)を買い付ける仕事です。

値段や流行、売上見込みなどを考える必要があります。

トレンドを先取りする目が求められる仕事と言えそうです。

  • 販売(ショップ店員)

ブランドを支える、「縁の下の力持ち」的存在であるショップ店員。

実際に消費者に会って、商品を売ることが仕事です。

アパレル企業は入社すると、初めはショップ店員から、というブランドは多いようです。

そのあとは店長になったり、とキャリアを築く上で重要な仕事、とも言えますね。

 

このようにアパレル業界には様々な仕事が存在しています。

デザイナーやパタンナー、バイヤーは個人の能力が必要になる仕事でもあるので、

能力次第で給料が上がったり、フリーになることも多いようです。

 

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最後に

アパレル業界の業界研究、いかがでしたか?

確かに他業界に比べると給料は低め、という印象を受けたかもしれません。

しかし実際にはアパレル業界の全体が伸びている、という事実があります。

業界内の勝ち負けがはっきりしているアパレル業界では「いかに将来性のある企業を選ぶか」が重要になってきそうです。

企業や能力次第ではよい待遇も十分期待できるので、しっかり企業研究を行うことが大事だと言えそうですね。

 

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