最近大人気の旅行業界（観光業界）。
大学生の皆さんも国内旅行だけでなく、海外旅行も簡単にできるようになりましたね。
そんな旅行好きにとって憧れの企業ともいえるJTB。
今日はそんな日本の旅行業界を代表する企業であるJTBについて詳しく紹介していきます。
人気の旅行業界・観光業界の働き方を経験しよう！旅行業界・観光業界の長期インターンシップまとめ
この記事の目次
旅行業界の市場規模は？外国人旅行者が今の観光業界を支えてる？
「JTBどころか、旅行業界もよく分からない・・・・」なんて大学生のために、まずは日本の旅行業界について紹介したいと思います。
２０１５年の日本観光業協会の調査によると、日本の観光消費額は２８．３兆円、雇用効果は４４０万人だと言われています。
「うわ、やっぱり旅行業界ってすごいんだ！」そう思っちゃいますよね。
グローバル化、海外旅行の安価化、オリンピックなど、旅行業界を盛り上げる要因はたくさんあります。
ちなみにこんなデータもあるんです。
- 2015年の訪日外国人数は1973万7000人
- 2016年の訪日外国人数は2403万9000人
- 2020年の訪日外国人数は4000万人に達する予測
訪日外国人の数は、過去最多を年々更新しており、オリンピックの2020年までは右肩上がりで増加すると予測されています。
旅行業界の現状
旅行業界全体が盛り上がっていることは大学生の皆さんもご存じだったと思いますが、企業にとってどんな現状があると思いますか？
顕著なのは、最近進むデジタル化です。旅行業界にも影響を及ぼしています。
私たちも旅行の申し込みや予約がオンラインで出来るようになり、便利になりました。
そんなデジタル化を受けて、オンライン業務だけを行う旅行業者も増えてきたのも事実。
オンライン業務の存在が今後の旅行企業にとって大切になってきそうですね。
年々減っている？日本人による国内旅行の売上
実は海外旅行者の増加（インバウンド）が盛り上がる一方で、日本人の国内旅行による売り上げは年々低下しているという意外な結果が出ています。
- 国内の人口減少
- 団体旅行の需要低下
- 交通手段の発展により、日帰り旅行が増加している
などが理由のようです。
しかし、その国内旅行の低下を上回る外国人観光客による日本への旅行は年々増えていますので、業界全体としては、規模拡大を見せています。
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JTBグループとは？業績売上は堂々の1位
日本の旅行業界について分かっていただけたところで、本題のJTBグループの紹介をしたいと思います。
まずはこちらが企業概要です。
| 会社名 | 株式会社 ジェイティービー |
| 設立年月日 | 1963年11月12日 |
| 代表取締役会長 | 田川 博己 髙橋 広行 |
| 本社所在地 | 東京都品川区東品川二丁目3番11号 |
| 従業員数 | 26,752名 |
設立は意外に最近なんだ～と思われた就活生も多いかもしれませんが、創立は1912年、ジャパン・ツーリスト・ビューローとして誕生しました。100年も前のことなんです。
ジャパン・ツーリスト・ビューローは外国人誘致を目的として作られた会社で、機関誌「ツーリスト」などを発行しました。
1920年代以降は外国人を日本に誘致するだけでなく、日本の国内旅行業にも乗り出します。最初はどちらかいえば、「旅行会社」というより「交通会社」として業務を行っていました。
現代に近づくにつれて、ツアーや予約、旅行セットなども行うようになります。JTBと名前を正式に変えたのは1988年のことです。
観光庁の旅行取扱高ランキングによると、(平成28~29年度)
- ５位 阪急交通社 3187億円
- ４位 日本旅行 4267億円
- ３位 HIS 4388億円
- ２位 KNT-CTホールディングス 4830億円
- １位 JTB 1兆4771億円
JTBは堂々の第1位に輝いています。
100年の伝統と誇りを持ち、日本の旅行業界を引っ張っています。
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JTBってどんなことをしているんだろう？旅行業だけじゃない！
旅行業のイメージが大きいJTB。実は旅行業意外にもたくさんの業務を行っています。
JTBをより知ってもらうために、JTBの意外な業務も含め、紹介していきます。
旅行事業会社群
個人旅行に限らず、法人旅行のプランニング、旅行関連の商品開発や企画運営など業務は旅行に関連して多岐に渡ります。
外国人向けの旅行プランやサポートシステムも立ち上げて、活躍しています。
ソリューション事業会社群
このソリューション事業では、主にコンサルティング業務のようなことを行っています。
特に交流文化に関する調査、会議や展示会の企画・運営から福利厚生など、企業や団体のさまざまな課題解決を目標としています。
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出版・広告事業会社群
大学生も知っている人が多い「るるぶ」。観光に特化した雑誌ですよね。
その「るるぶ」、JTBから出版されているのはご存じでしたでしょうか？
また「JTB時刻表」もJTBグループが出版しているものです。
出版だけでなく、旅行や観光関連のプロモーションも行っているんですよ。
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商事事業会社群
JTBといえば旅行の予約やツアーの参加などの印象が大きいですが、旅行関連の商品の販売なども行っています。
主にホテルなどの建装・アメニティ・お土産の販売を行っています。
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プラットフォーム・シェアードサービス事業会社群
色々な業務を支える教育研修、人材派遣、情報システムなどを専門的に扱っています。
JTBというと消費者向けのBtoC業務イメージが強いですが、法人向けのBtoB業務の分野にも力を入れています。
旅行のイメージが強いJTBですが、旅行に関連する業務だけでなく、様々な業務を行っていることが分かっていただけたでしょうか？
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JTBグループの特徴は？他の旅行会社と何が違うの？
それでは様々な旅行会社がある中でJTBグループの特徴ってなのか？その疑問に迫っていきたいと思います。
まずJTBは他の格安旅行会社に比べると価格設定が高め、と言われています。最近はそれでも以前より安価にしている、と言われていますが。
しかしJTBが誇るのはなんといっても「質」。対応がよく、旅行者が困ったときは必ず助けてくれるという安心・信頼性の高さが、JTBの特徴です。
添乗員の質を高めるために、教育に対しても力を入れています。
また、社風は穏やかで堅実。教育制度や福利厚生に力を入れて、安定した業績が誇れるのにも納得です。
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JTBが求める人材像「自律創造型社員」ってどういう人？
JTBが日本を代表する旅行業界であることはよく分かっていただけたと思います。
ではそんなJTBが私たち「就活生」に求めることが何なのでしょうか？
JTBの求める人材像をまとめてみました。
JTBグループが求めるのは自律創造型社員です。
自律創造型社員ってどんな人？そう疑問に思ってしまいますよね。
JTBグループによると、自律創造型社員とは、
- 新しい情報やスキルを継続的に習得し、自己成長への努力を惜しまない人。
- 物事や組織の課題を認識し、その解決に向けて、自律的 主体的 に考え、行動できる人。
だそうです。
流行に大きく左右される一面のある旅行業界らしく、新しい情報に敏感であることは大切と言えそうです。
また、JTBグループは求める人材に必要な資質として、5つを掲げています。
- コミュニケーション能力
- ホスピタリティ精神
- 主体性
- 発想力
- ポジティブ思考
これは旅行業界らしいものが揃っているといえそうです。
「交流」をテーマにしているJTBグループにとってコミュニケーション能力や主体性は必要不可欠です。
また旅行業界全体として大事なホスピタリティも掲げられています。
旅行の企画に重要な発想力、様々な問題が起きても対応するポジティブ思考などもJTBの求める資質として、身に着ける必要がありそうです。
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就活生が気になる採用選考フローは？
JTBが日本中に広がっている大企業。選考が少し変わっているので手短に紹介したいと思います。
まず求人は3つの募集コースに分かれています。
- グループ総合職
応募時に会社を特定せず、JTBグループのあらゆる事業や業務を担当します。
全国各地・世界と幅広いフィールドで活躍することが期待されています。
- 各社総合職
JTBグループ会社群の中から会社を特定し、その会社が行うあらゆる業務を担当します。
所属する会社により特化して知識や経験を身に着けます。
- 各社基幹職
会社だけでなく、業務も特定して応募するコースです。
各社総合職よりさらに専門化して知識や経験を身に着けることが求められています。
このような3つのコースに加えて、グローバルエントリーというものがあり、海外で活躍したい人材を集めます。入社1年後を目途に海外に赴任して業務を行うようです。
これらのコースは併願することも出来ますので、覚えておいてくださいね。
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100年の歴史があるJTB。観光業界・旅行業界志望者は要チェック！
JTBグループの企業研究はいかがでしたでしょうか？
日本の旅行業界のトップを走るJTB、100年の歴史を誇りに様々な業務を行ってきました。
堅実な経営と穏やかな社風で働きやすく、魅力に思う就活生も多いのではないでしょうか？
JTBが求める人材像「自律創造型社員」をよくチェックして、選考対策・面接対策に役立てていきましょう。
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