就活生の間で実しやかに囁かれている噂……インターンを経験しておくと、就活に有利になって、選考通過をしやすい。内定獲得を目指す大学生にとって、単なる噂として片づけるにはなかなか難しい問題です。
一度きりの勝負だからこそ、悔いは残さず、最善の状態でのぞみたいというのは当然ですし、ちょっとでも有利に働く要素があるのであれば、すべてやっておきたくなりますよね。
そこで今回は、そんな噂の真相について解説していきます。インターンシップを経験すべきか否か、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
インターン経験者は本当に選考に通過しやすいのか?
結論から先に伝えさせていただくと、この噂は半分正解で半分間違いと言えるでしょう。
確かにインターンを経験することによって選考を通過しやすくはなります。しかしその逆に、インターンシップに参加しなかったら選考に落ちやすくなるのかと言われると、必ずしもそうではありません。
つまり、インターンに参加することで選考に通過しやすくなるのではなく、インターン経験によって身につけたものが、選考通過のカギになっているということです。
別にインターンシップに行っていなくても、それらのカギを持っている人はいるでしょう。だからこそ、インターン経験者は……という噂は、半分正解であり、半分間違いであると言えるのです。
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インターン経験者が選考通過しやすい理由
では、選考を有利にする、インターンを経験したことで身につく何かとは一体何なのでしょうか。ここからはその中身について解説していきましょう。
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自分の強みが明確になっている
インターンシップに参加して、実際の業務を経験することで身につく実務経験は、就活に際してとても強い武器になります。それは単純に即戦力として使えるから、というものではなく、その仕事に必要な要素は何なのか、そしてそれを遂行する自分自身に求められるものは何のか、ということを理解できているからです。
就活採用において、最も頻出される質問でもある「自己PRをお願いします」。これは何も、あなたの凄いところを話してくれと言っているわけではありません。自分の強みを、この会社でどう活かせるのかを話してくれと言っているのです。
ですから、個人プレイでライバルに絶対負けない!という意志や働き方を大切にしている会社で、「私はチームプレイが得意です!」などと声高に言っても効果はほとんどないでしょう。もちろん、その逆もしかりです。
その仕事に求められる素養と、自分の強みがマッチしているのかどうか、それを最も簡単に理解できるチャンスが、インターンシップなのです。
インターンで実務を経験していれば、その仕事に必要なスキルは学ばずとも肌で感じることができるでしょう。会社が変わっても、仕事内容が同じであれば求められるものも大きく変動することはありません。
実際に仕事を経験し、スキルを磨いたからこそ、会社が求める自分の強みを上手くアピールすることができるのです。結果としてそれが面接官の心を動かし、選考通過をしやすくしているというわけです。
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自分の希望が明確になっている
また、こうした仕事や会社への理解は、もう一つの頻出質問である「志望動機は何ですか?」に対する上手な回答も導き出してくれます。
自己PRを聞くときと同じように、採用担当者は興味本位でこの質問をしているわけではありません。自分の会社や仕事のことを理解し、なぜうちにしようと決めたのか、その真相を知ることにより、長く働ける人材なのか、大変な仕事にも挫けず立ち向かえる人材なのか判断したいと思っています。
それこそ、会社がどんなことをしているのか詳しく調べていなかったり、どんな仕事なのかの理解が浅ければ。選考を通過することは当然できません。またいくら理解が深かったとしても、そこを目指す自分側の理由も定まってなければ、その言葉の信ぴょう性を疑われてしまうことになるでしょう。
さっきの話を例に出せば、個人プレイで実力主義を強みにしている会社に対し、チームプレイが好きなあなたが入社したいと言っても、到底信用することはできないでしょう。
どんな仕事で、どんな環境で、どんな風に働いていきたいのか、その基準が明確に定まっている人は、会社選びも上手になるものです。手当たり次第にエントリーをするのではなく、ちゃんと自分にあった会社を見定めることができるようになりますから、自然と面接の密度も濃ゆくなる。
そうした効率的な就職活動ができているからこそ、選考突破率も自然と高くなっていくのでしょう。
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自分に自信がついている
そして、何よりも強い要素なのが、上記の2つが見えていることで現れる、自分自身に対する自信の大きさです。
言葉を選ばずに言えば、会社にとっての新入社員は、基本的にはどんぐりの背比べ。多少実力やスキルに差はあるでしょうが、いつでも逆転できるような微々たる差であることがほとんどです。
ではそんな少ない差の中で、どうやって採用する側が取捨選択をしているのかというと、その人から放たれる自信の大きさをはかって決めているのです。
オドオドと自信無げな人と、堂々と自信たっぷりな人、見た目や能力が全く同じだったとして、あなたはどちらの人材を採用したいと思いますか?間違いなく後者でしょう。
採用面接はいわば人と人とのコミュニケーションによって成り立つ選考です。書類や筆記試験のようにデータ化して判断をすることはできません。それこそ直感的な合う合わないという感情すらも、重要な選考材料となるのです。
だからこそ、自分に自信があり、何となく頼りにできそうなオーラを放っている人には人気が集まります。明確な根拠なんてなくても良いのです。自信があると言うだけで、あなたの言葉は重みを増し、さらには勢いも増していきます。そうすれば、必ずや面接官を心を打たれ、あなたに合格の印鑑を押したくなるでしょう。
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まとめ
インターン経験者は選考に有利……これは紛れもない事実ではありますが、深く掘り下げていけば、インターンによって培った経験やスキルが選考に有利になるということです。
間違っても、参加さえしていれば選考で有利になれる、などと勘違いしてはいけません。そんな勘違いでインターンに参加しても、自分自身が辛くなってしまうだけですし、実際の効果を感じることもできないので、ともすれば時間の無駄だったと感じてしまうこともあるでしょう。
大切なのが、仕事に対する理解を深め、同時に自分に対する理解も深めること。自分にできることは何なのか、逆にもっと磨かなければいけないことは何なのか、それを理解できている人は、入社後も積極的にスキルを習得し、成長していってくれるでしょう。企業にとってそれ以上に欲しい人材はありません。
また自分の理解が高まれば、求める会社のイメージもより明確になっていき、より密度の濃い就職活動ができるはずです。自分の一生を決めるかもしれない選択ですから、下手な鉄砲数撃ちゃ当たるではいけません。自分の将来をしっかりと考え、それを満たせるただ一つの会社を見つけましょう。そしてそういった姿勢は、採用担当者が欲しがる要素でもあるのです。
そして最後に、自分に対する自信をしっかり持ってください。自分で自分を信じてあげることができない人に、誰が信頼を寄せることができるでしょうか。根拠だのなんだのは後から考えれば良いですし、後から自然とついてくるものです。
自信を持って、堂々と、自分らしく就活をすることが、内定獲得のための一番の近道と言えますね。
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