服装自由のインターン、私服とスーツどちらで参加すべき?

「服装は自由です。私服で構いません」「私服でお越しください」

インターン面接や説明会で、このような案内を受けて、逆に困ってしまった学生も多いのではないでしょうか。

 

この言葉を信じて、本当に楽な格好で説明会や面接に参加したら、周囲の学生はみんなスーツだった。なんて経験もあるかもしれません。

 

いっそスーツや私服と指定があった方が、スーツか私服のどちらで参加するか悩む必要がないぶん楽ですよね。

 

そこで今回は、以下の項目をご紹介します。

 

 

本記事のポイント
  • 服装自由のインターンシップは私服とスーツどちらで参加すべきか
  • 私服で参加する場合の定番コーディネート
  • 企業が服装自由にしているのは何故?

 

ぜひ、今後のインターンシップ参加の参考にしてください。

インターンには、私服とスーツどちらで参加するべき?

結論からお話すると、インターンシップにおいて、服装自由と言われた場合、私服でもスーツでもどちらを着ていっても構いません。

 

企業が服装自由と記載していても、ビジネススーツで参加しなければ評価が下がるとお考えの学生もいるようですが、それは思い込みです。

 

服装自由のインターンシップにスーツ以外で参加しても、それが理由で企業からマイナス評価を受けることはないでしょう。

 

とはいえ、私服ならどのような格好で参加してもいいわけではありません。

 

インターンの説明会や面接である以上、私服とはいえビジネスマナーに合った服装をする必要があります。

 

私服でインターンシップへ参加する時の基礎的なマナーについて考えていきましょう。

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インターンシップの身だしなみと注意すべきビジネスマナー

2016年12月22日

私服でインターンに参加する時のビジネスマナー【男女別】

私服でインターンシップに参加する時には、オフィスカジュアルビジネスカジュアルと言われる服装をする必要があります。

 

スーツとは違い男性、女性ごとに推奨されるビジネスカジュアル、オフィスカジュアルが存在しますので、それぞれ紹介します。

 

男性の定番ビジネスカジュアル

 

最も王道なビジネスカジュアルのスタイルは、「襟付きのシャツ+ジャケット+チノパン+革靴」です。

 

 

初めてビジネスカジュアルに挑戦する人は、まずこの組み合わせをゲットしておくと便利でしょう。

 

以下、アイテムごとに選び方のポイントをまとめました。

 

  • シャツ・・・白や水色などの明るい色が合わせやすくておすすめです。柄は無地かストライプのものが無難です。

 

  • ジャケット・・・ネイビーや暗いグレー濃い茶色は、どの服装に合わせやすく、最初の一枚としては人気です。オフィシャル感もぐっと増すのでビジネスシーンにもふさわしいでしょう。

 

  • チノパン・・・明るい色であればベージュ、暗い色であれば黒やグレーが良いでしょう。チノパンを選ぶ時はスラックスよりもやや細身を選んだ方がシルエットが綺麗に収まります。夏場であれば、ポロシャツを着ることも、ビジネスカジュアルとしては一般的です。

 

  • 靴・・・革靴が基本です。色はこげ茶を選んでいくのが間違いありません。スーツよりもカジュアルな印象を与えつつ、チノパンとの相性が良い一点です。

 

季節によって使い分ける必要がありますが、このベースとなる服装を覚えておけば大丈夫でしょう。

 

女性の定番ビジネスカジュアル

 

女性の一般的なビジネスカジュアルは、「ジャケット+シャツorブラウス+細めのパンツ+パンプス」です。

 

  • ジャケット・・・暗めの色のジャケットは、オールシーズン使えるので、一着持っておくと良いでしょう。襟付きジャケットは、羽織るだけで印象がグっと引き締まります。

 

  • トップス・・・シンプルなデザインでシワになりづらいデザインのシャツやブラウスがおすすめ。オフィシャル感を出す場合は、襟付きシャツやカットソーが最適です。

 

  • ボトムス・・・パンツの場合は、黒や紺、灰色を選ぶと良いでしょう。タイト目なパンツの方がスラリと引き締まって、靴の色にも合わせやすくなります。

 

女性の場合はスカートを着用することもあると思いますが、スカートを着用する際にはジャケットと同じ色にするようにしましょう。

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第一印象が大切!インターンシップの評価を左右する服装マナー

2016年10月26日

服装自由のインターンシップでもこんな私服はNG!

インターンシップの説明会や面接では、採用担当者への第一印象は非常に重要になります。

 

第一印象で損をするようなビジネスカジュアルにふさわしくない服装は避けましょう。

 

以下、NG服装例をまとめます。

露出度が高い服

胸の開きが大きいVネックシャツ、タンクトップ、短すぎるパンツやスカートなど、露出が多いものや体のラインがですぎるアイテムには注意しましょう。

カジュアルすぎる服装やアイテム

パーカーや、デニム素材、ダメージ加工が施されたアイテムなどは、だらしない印象を与えてしまうので使用を控えましょう。

 

奇抜なデザインやカラーの服

真っ赤な色のシャツなど色合いが派手な服やアニマル柄などの奇抜な服は避けましょう。

 

スニーカーやサンダル、ハイヒール

スニーカーやサンダルはビジネス向きではないので、オフィスカジュアルといってもNGです。また、仕事の格好を前提としているため、動きづらいハイヒールもふさわしくありません。

 

派手なメイクやヘアスタイル

目立ちすぎるアクセサリーやメイクは控えましょう。身に付けるのであれば、シンプルで目立たない小物にしましょう。

 

ビジネスカジュアルは、「シンプルで清潔感のある服装」が第一です。服装自由だからといって、プライベートと同じような格好やよれよれの服を着ていくのは避けましょう。

 

オフィスカジュアルに自信が持てない時は?

いざ私服を着てみても、自分の服装がオフィスカジュアルとしてふさわしいものか、自信が持てない時もあると思います。

 

また、周りの大学生がみんなスーツだったらどうしよう、と不安になることもあると思います。

 

実際にはあなただけが私服でも面接の評価に影響はないのですが、精神状態には影響があると思います。

 

そのような時は、リクルートスーツを着てしまう方がいいでしょう。服装自由なので、リクルートスーツを着ていくことも問題はないですよね。

 

また、服装のマナーから考えても、リクルートスーツなら、マナー違反になる可能性は極めて少ないでしょう。

 

私服で参加したいけど用意が間に合わない時には、リクルートスーツで参加してしまうこともおすすめです。

 

なお、学生人気が高いIT業界の企業など、普段から従業員が私服で働いている企業のインターンシップは、服装自由としているところが多いようです。

アパレル業界のインターンシップは例外!

アパレル業界のインターンシップは、服装自体が選考基準の一つとなっているケースもあるので例外的です。

 

あなたのファッションも人事担当者へのアピールの一つになります。

 

さすがにTPOを完全に無視していいという訳ではありませんが、他業界の選考ほど、厳密に私服のマナーを守る必要はないでしょう。

企業が自由な服装でのインターン参加を認める理由

就職活動やインターンシップでは、スーツを着用することが常識化しています。

 

そのような状況下で、あえて企業が服装自由でインターンシップへの参加を認める理由を考えていきましょう。

 

一般的には、企業が服装に関して特に指定を設けないことの理由は、下記の4点が考えられます。

私服の方が学生にリラックスしてもらえるから

説明会では、普段着慣れていないスーツを着用することにより、人事の話に集中できないことや、重要な説明を聞き逃してしまったという話を聞くことがあります。

 

特に就活が始まったばかりでスーツを着慣れていないサマーインターンシップでは、その傾向が顕著だと思います。

 

一方、普段から着慣れている私服であれば、学生側も変な緊張をせずに済みますし、面接では素のあなたを見て選考できるというメリットもあります。

 

学生が余計な緊張をしてしまう可能性を減らして、企業側もありのままの学生を見た上で自社に合うか見極めたいということですね。

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緊張して面接で上手く話せない大学生へ…私が試した克服方法4選

2017年2月17日

私服の方が、インターンシップ参加学生の負担を軽減できるから

暑さが厳しいサマーインターンシップに参加する場合、スーツ着用で会場まで足を運ぶことは学生側に身体的な負担がかかってしまいます。

 

企業としては、多くの学生にインターンシップに参加してもらって、自社の認知度向上、ひいては本選考へのエントリーに繋げようという意図があります。

 

採用側も私服参加を認めることで、インターンシップ参加学生の母集団を増やしたいという目的があるのでしょう。

 

企業としても、スーツで参加してもらうことにこだわるよりも学生への間口を広げる方が重要ということです。

私服でもスーツでも人間性は変わらないから

服装によって学生の中身に違いがあるわけではないので、私服での参加を認めることもあります。

 

その大学生の能力や内面を重視するにあたり、私服であるかスーツであるかは対した影響ではないですよね。

 

そのため、どのような服装で参加しても構わないというように、指定をすることがあるようです。

 

コンサルティング業界は私服参加を認めるケースが多いようですが、このような意図を持ってしてかもしれません。

その会社では、普段スーツを着ていないから

インターンのエントリー先の企業にはそもそもスーツを着る文化がない可能性もあります。

 

近年増加しているベンチャー企業や、エンジニア職の方が多いIT企業で特にその傾向があるようです。

 

入社してからは私服OKなのに、インターンシップだけはスーツ着用にする必要があまりないですよね。

 

ITベンチャー企業はインターンでも私服参加可能という柔軟な対応をしてくれることも多いです。

インターンシップ当日の注意点

私服で参加できるインターンの当日も、私服で参加するかスーツで参加するか迷ってしまうと思います。

 

インターン期間によっても多少は違うと思いますが、スーツを着れば間違いはないので、最初は様子見でスーツを着た方がいいと思います。

 

現場の社員の方の服装や、他の学生の動向などの様子をみて、2日目以降の服装を判断すればいいでしょう。

 

服装自由という記載がある以上、私服で参加しても、問題はないのですが、自分一人だけが私服ということも精神衛生上よくないことだと思いますので、確証が持てないようでしたら、初日はスーツを着ることをおすすめします。

まとめ

服装自由のインターンシップに参加する時の注意点をお話させて頂きました。

 

皆さんはインターン参加時の服装について、考えすぎてしまうこともあるかもしれませんが、服装自由という言葉に関しては信じていいと思います。

 

私服でOKとはいえ、TPOにあった服装はする必要があるので、その点だけ注意すれば問題ないでしょう。

 

インターンシップに参加する時の悩みが一つでも少なくなれば幸いです。