過熱する日本の観光業を受けて、ホテル業界に目をつけている就活生も多いのではないでしょうか。
しかしあまり親しみがなかったり、どんな現状があるのか知らない学生もいると思います。
今回は気になるホテル業界の現状や特徴、その年収にも迫っていきたいと思います。
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ホテル業界の気になる現状
最近日本の旅行ブームは大学生のみなさんもよく知っていると思います。
そんなブームに従って、ホテル業界も伸びているのでは？と考える人も多いはず。
実際、ホテル業界は2016年、1兆2609億円の売り上げで、この数字は2015年に比べて6.4％の伸びです。
ホテル業界の売上はここ最近伸び続けているというデータもあります。
これはやはり就活生も知っている通り、訪日外国人の急増化や控える東京五輪の影響だと言われています。
旅行業界の業界研究！現状や今後の課題、売上高ランキング
ホテル業界の特徴
- 景気に左右されやすい
ホテル業界に限らず、観光業界全体の特徴だと言えます。
景気が良くなれば業績が上がりやすく、景気が悪くなれば業績は下がるという不安定な業界であるといえます。
例えば、円安になると観光業界全体が盛り上がりますが、円高になると旅行業界は盛り下がってしまいます。
- 海外ホテルの参入
訪日外国人の急激な増加を受けて、海外ホテルの参入が著しいことも特徴の一つです。
就活生が聞いたことのあるヒルトングループなども含め、多くの海外ホテルが参入し、ホテルの数は増え続けています。
- 旅行者に合わせた特定化
最近では様々な旅行スタイルがあります。
一人旅、女子旅、団体旅行、家族旅行、定年後の旅行、、、などなどです。
ホテル業界もそういった旅行スタイルの拡大に合わせたホテルを提供することが求められてきていますね。
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ホテル業界の売上ランキング
「ホテル業界に興味があるけれど、どんな企業があるか分からない」という就活生も多いのではないでしょうか？
ここでは2016年度の売上ランキングを発表します。
10位 近鉄グループHD 619億円
9位 オリエンタルランド 631億円
8位 藤田観光 639億円
6位 阪急阪神ＨＤ 673億円
6位 ニュー・オータニ 673億円
5位 ホテルオークラ 686億円
4位 京王電鉄 697億円
3位 東京急行電鉄 1029億円
2位 リゾートトラスト 1422億円
1位 西部ＨＤ 1801億円
プリンスホテルで有名な西部ＨＤが見事1位に輝きました。
1位の西部ＨＤ、3位の東京急行電鉄、4位の京王電鉄など鉄道業務と兼任している企業が活躍している印象ですね。
特に西部ＨＤは不動産や建設事業、ハワイへの進出など幅広い事業に力を入れているようです。
2位に輝いたリゾートトラストは、会員制リゾートホテルで有名な会社。会員制ゴルフなど高級路線を意識している会社ですね。
5位のホテルオークラや6位のニューオータニは老舗ホテル企業で、ホテル業務以外にはウェディング事業などを行っているようです。
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気になるホテル業界の年収事情
就職活動中の大学生にとって大事な年収事情。
ホテル業界は観光業界の一つということもあり、「年収が低いかもしれない」なんて不安を持つ学生も多いのでは？
そこで有価証券報告書をもとに大手ホテル企業の年収を紹介します、
5位 リゾートトラスト 530万円(連続勤続年数7.7年 平均年齢34.3歳)
4位 ホテルオークラ 611万円 (連続勤続年数14.5年 平均年齢43.4歳)
3位 京王電鉄 724万円 (連続勤続年数 17.6年 平均年齢40.3歳)
2位 東京急行電鉄 750万円 (連続勤続年数18.6年 平均年齢40.4歳)
1位 西部ＨＤ 817万円 (連続勤続年数14.6年 平均年齢 39.1歳)
このような結果になりました。
日本全体の平均年収と比べても、ホテル業界の年収が低いという印象はないと思います。
しかしながらホテル業界は、全体として離職率の高い業界として知られています。
理由は色々あるようですが、「休みが少ない」「転職しやすい」「正社員雇用が少ない」などが挙げられているようです。
そうなると必然的に年収が低くなるかもしれませんね。
ホテル業界で安定して長く企業に努めたい場合は、上記のような大手企業に入ることをお勧めします。
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ホテル業界の仕事内容
ホテル業界といっても様々な仕事が存在します。
ここでは大まかにホテル業界の仕事を紹介したいと思います。
- サービス業務
このサービス業務が主に宿泊客に直接関わるお仕事です。
このサービス業務もかなりの仕事に分かれていて、
宿泊客の接客や各種対応にあたるホールスタッフ、
チェックインやチェックアウトなどの宿泊管理を行うフロントスタッフ、
各種サービスを宿泊客に届けるウェイター、
客室の掃除やメインテナンスを手掛ける客室係、
ブライダルなどイベントの管理、企画を宿泊客と一緒に行うブライダルコーディネーター、
そしてホテル全体の管理者である支配人などがサービス業務にあたる仕事です。
- 営業
営業部門では自社のホテルやプランを法人や団体、旅行代理店に向けてアピールします。
宿泊客を集客するのが役目ですね。
- 企画開発
企画開発部門では、ホテルの評価や市場調査などを元にマーケティングし、イベントやプランを作成します。
よりよいサービスを考え、魅力あるホテル作りをすることが仕事ですね。
その他にも、他業界同様、経理・法務・人事部が存在します。
サービス業務は特に細かく分かれていることが特徴です。
自分がやりたい業務を明確にしておくことが大事かもしれません。
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最後に
ホテル業界の業界研究、いかがでしたでしょうか？
ホテル業界は現在の観光ブームとともに盛り上がっている業界ではありつつも、景気に左右されやすい一面を持つことから安定した業界とは言い難いかもしれません。
また、離職率が高いことも気になる点としては挙げられるかもしれませんが、企業によっては安定した連続勤続年数と年収を誇っています。
気になる人はより詳細に企業研究をしてみてはいかがでしょうか？
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