自分の部屋にこだわるのってとても楽しいですし、自分の生活が彩りますよね。
学生でもインテリアを使って、おしゃれに部屋を飾る人もいると思います。
将来インテリアに関わった仕事をしたい、と考える学生も多いのではないのでしょうか?
就活生やインターンシップでも人気のあるインテリア業界について、気になる情報をまとめてみました。
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この記事の目次
インテリア業界の概要
業界研究のはじめは基本情報をまとめることから始まりますよね。
インテリア業界ってどんな業界なのか、またどんな仕事をしているのでしょうか?
インテリア業界の概要をここではまとめていきます!
インテリア業界の基本情報
- 業界規模 1兆404億円(91位/123業界)
- 伸び率(昨年と比べた売上高比率) +9.0%(28位/123業界)
- 平均年収 553万円(88位/123業界)
(業界動向search.comより)
そもそもインテリアとは何を表すのでしょうか?
ベッドやカーテン、コップや照明器具、インテリア雑貨など室内の装飾や照明、家具全てを表します。
このようにインテリア業界は広い範囲の商品を扱っています。
その市場は年々堅調に増加しており、比較的安定した業界であると言えるようです。
その業界規模はあまり大きいとは言えませんでしたが、その売上高の伸び率はとても高いことが分かりました。
日本の平均年収は約411万円なので、その年収は低いわけではありませんが、123業界の中では88位と高い方でもありませんでした。
インテリア業界は様々な商品を取り扱っているので、インテリア好きな人、トレンドに詳しい人にとって面白い業界かもしれませんね!
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インテリア業界にはどんな職業があるの?
インテリア業界の仕事は店頭においた家具・インテリアを販売することから、部屋のインテリアを決めることまであります。
特に人気のインテリアコーディネートなど、細かく職種を見ていきましょう。
インテリアコーディネーター
住宅や店舗、オフィス、公共施設などのインテリアをオーダーに応じてアドバイスをする仕事です。
照明器具の種類や壁紙の材質など、インテリアについての広い知識が必要となります。
住宅メーカーから不動産会社でのモデルルームなど働く場所も多く、設計や建築などにも関与することもあります。
インテリアプランナー
様々な建築物のインテリア企画・設計・工事管理を行うスペシャリストです。
個人住宅だけでなく、商業施設やオフィス、公共施設など多くの種類の建築物を対象に企画から設計、工事管理といった役割を担います。
インテリアコーディネーターからインテリアプランナーに挑戦する人が多いそうです。
ホームセンターなど
ホームセンターなどで家具や日用品の販売も行っています。
仕入れから販売、広告を使った販売支援などの仕事があります。
その中でも商品責任者の役割であるマーチャンダイザーは商品計画や売り上げ管理、展開戦略などの経営における権限と責任を持ちます。
大手のホームセンターで働き、様々な商品を取り扱うことも、資格をとってコーディネーターとして働くのもどちらもやりがいをもって仕事と向き合えそうですね。
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インテリア業界の主な企業
インテリア業界の仕事について分かってきた所で、実際にこの業界で人気のある企業について調べてみましょう。
各企業のポイントについてまとめていきました。
ニトリホールディングス
北海道を中心に沖縄、台湾まで約500店舗を展開するチェーン店です。
ニトリの売上高は4500億円を超えており、インテリア業界の中でも一番の売上成績となっています。
その中でインテリア部門の売上高は4,492億円で、ニトリの売上のほとんどがインテリア部門であることが分かりました。
住まいの豊かさを世界の人々に提供する。を企業理念とし、「お、ねだん以上。ニトリ」をCMのキャッチコピーとしています。
家具やインテリアを店頭サービスから配送、ネットサービスまで手掛けており、リフォーム事業も行っています。
また「お求めやすさ」が売りであり、大型家具からインテリア用品までお求めやすい価格で商品を販売しています。
株式会社良品計画
1980年株式会社西友のプライベートブランドとしてデビューした「無印良品」を展開する専門小売業者ですが、現在では約7000品目を展開するブランドとなっています。
海外でMUJIブランドで展開しており、現在日本国内の無印良品でも商品タグにMUJIロゴが表記されるようになってきています。
1989年に良品計画は西友より独立しており、「無印良品」の企画開発から製造・流通まで一貫して行っています。
現在では衣料品から家庭用品、食品など日常全般にわたる商品群を展開しています。
良品計画の総売上高は2.200億円を超えており、その中で家具インテリアを含んだ生活雑貨用品の売上高は約54.5%の1.230億円と、多くを占めていることが分かりました。
コクヨ株式会社
ブランドメッセージとして「ひらめき はかどり ここちよさ」をあげています。
コクヨ株式会社とは文房具からオフィス家具、事務機器を製造・販売している会社です。
インテリア事業としては、オフィス家具、公共家具などの製造販売および、公共施設や商業施設等さまざまな空間を構築しています。
このような事業をコクヨ株式会社ではファニチャー関連事業といいます。
コクヨ株式会社のファニチャー関連事業の売上高は約1250億円であり、会社全体の売上高の約40%を占めています。
現在コクヨ株式会社では上海を中心として中国全土、アジアなど海外へと市場を広げています。
インテリア業界の現状と動向
インテリア業界の基本情報を見ていきました。
ここからは一つずつインテリア業界の現状と動向を見ていきたいと思います。
この業界で働きたい人にとってとても重要な情報ではないのでしょうか。
就職活動やインターンシップの面接の際にもぜひ活用してください。
少子高齢化やライフスタイルの多様化
少子高齢化と経済危機など財政状況の悪化により新築を建てる人が減少しました。
また長寿社会が進行するにつれて、住まいは様々なライフスタイルを持つようになってきました。
現在「健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル」を目指す傾向が増加してきています。
自身にとって快適な環境への欲求から、住んでいる家をリフォームする、リフォーム事業が伸びを見せてきているようです。
福祉・介護ビジネスの展開
ユニバーサルデザインなど障害者や高齢者の安心・安全な生活をサポートする家具の開発などが挙げられます。
他にも階段リフトの設置など高齢者への配慮が重要となってきます。
今後は高齢者や障害者に向けた家具商品が増加してくるでしょう。
メンテナンス・リフォームへの配慮
長く使う長寿命住宅では、内装やインテリアのメンテナンス・リフォームが必要不可欠となります。
現在ではライフスタイルに応じて内装のみを変更するSI住宅が進展しつつあります。
またライフスタイル、要望に応えるためにインテリアに関して幅広い知識をもつインテリアコーディネーターが注目されています。
内装やインテリアをこだわる人が増加してきており、その要望に応えるだけでなくユニバーサルデザインの面からも意見を述べることが出来るインテリアコーディネーターの育成が今後の課題となるでしょう。
ブランド別の変化
インテリア業界は長い目でみると、少子高齢化による顧客減少から厳しい状況に立たされると考えられます。
その時に大切になってくるのはやはり企業のブランド力です。
ブランド力があれば、少ない需要の中でも顧客を獲得できますよね。
では実際は各ブランドはどのような動きを見せてきているのでしょうか?
- ニトリや無印良品など
ニトリやイケア、無印良品などはシンプルで低価格なインテリア商品を多く扱っています。
この三大企業へ人気は顧客は集中しており、これからは大手企業の集約化もより進んでくることが予想できます。
それらの企業は市場を海外にも展開しつつあり、日本で商品企画した商品を海外で制作し再輸入することで低価格を実現しています。
今後ニトリや無印良品などは海外へと市場をますます拡大させていくでしょう。
- 老舗家具店
大塚家具など老舗家具店では高級家具市場に動きを見せています。
ライフスタイルにあわせた高級感のあるデザイン性のインテリ販売や、部屋全体のコーディネートを行っています。
高齢者にむけた高級ベッドなどの需要がますます増えるとされ、今後は高級家具に注目する企業が多くなってくるかもしれませんね。
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今後の課題
現状とこれからの動きをまとめました。
インテリア業界に求めるものが、自身のライフスタイルと大きく関わってくるようでしたね。
では今後の課題についてまとめていきましょう。
消費者のニーズにあった住環境づくり
最近では自分のライフスタイルにあったインテリアコーディネートが重視されてきています。
その中には高齢者にむけたユニバーサルデザインも含まれています。
今後は若者から中間層、高齢者にむけた様々なインテリアコーディネートが課題となってくるでしょう。
リフォーム事業とインテリアコーディネーターの育成
新築を購入する人が減少しつつある一方、リフォーム事業は伸びを見せていました。
長寿命住宅が進展しつつある現在、リフォーム事業はより必要な事業となってきます。
その中でもお客様を満足させるため、その人にあったライフスタイルのある家の提供が重要です。
建築からインテリアにまで幅広い知識を持ったインテリアコーディネーターの育成が必要でしょう。
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最後に
インテリア業界についてまとめていきましたが、どのように感じましたか?
インテリア業界で働けば相手のライフスタイルに合わせたコーディネートなど、型にはまらない自由なアイディアを提供することが出来ます。
自分のアイディアが建物に影響することは、他の業界では味わえない達成感ではないのでしょうか。
この業界に興味がある学生は多くの建築物をみたり、幅広い知識を身につけるといいかもしれませんね。
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