「初めての長期インターンシップ面接、、ちゃんと受け答えできるか不安。。」
「長期インターンの面接って何を着ていけばいいの?当日行けなくなったらどうしたらいい?」
など、就活時のインターンシップやアルバイトと違い、長期インターンシップの面接は分からないことだらけだと思います。
基本的にESや履歴書送付がない長期インターンシップに参加するには、面接を突破することが重要です。
面接官が何を知りたがっているか、それに対して応募者は何をアピールすればいいのか、をしっかりと押さえておきましょう。
今回の記事では、上記のお悩みを解決します。
- 長期インターンの面接官が何を見ているか分かる
- よくある質問の答え方のコツが分かる
- 面接前の事前準備が分かる
この記事の目次
長期インターンで面接官は何を求めている?選考のポイントは?
長期インターンの受け入れ企業の大半はベンチャー企業です。実際に、初回面接が経営者や役員であることも珍しくありません。
人手が足りないだけであれば、中途採用やアルバイト採用、パート採用など色々な採用手法があります。そんな中、ベンチャー企業があえて長期インターンで大学生を採用するのは何故でしょうか?
それは学生ならでのやる気と熱意です。
もちろん、高いスキルがあることに越したことはありませんが、社会人からすると働いたことがない大学生のレベルは大して差がありません。それよりも、これから社会に飛び立つ大学生の成長意識や貪欲に頑張る姿勢に期待をしているのです。
実際の仕事を任せる上で、その仕事に適性があるかはもちろん見られますが、それよりもどんな想いでインターンに参加するのか、なぜうちの会社でインターンをしたいのか、といったマインド面で合否が決まるケースが多々あります。
長期インターンシップ面接の内容・流れ!基本マナーを覚えよう
長期インターンシップの面接の流れを押さえておきましょう。
一般的に面接は、以下の流れで進みます。
- 受付
- 入室
- 面接
- 退室
それぞれの基本的なビジネスマナーをご紹介します。マナーを守れていなければ、能力うんぬんの前に選考対象から外されてしまうこともあります。
以下でご紹介する内容を事前に頭に入れておきましょう。
受付
長期インターン受け入れ先の会社は、大手企業ばかりではなく、中小・ベンチャー企業も数多くあります。
そのため、受付時の対応やマナーを見られているケースも少なくありません。
まず、受付についたら、「本日○時からインターン面接できました。〇〇大学の〇〇です。」と伝えましょう。
そのときは明るく、元気にが基本。声が小さかったり、暗かったりするとそれだけでイメージが悪くなってしまいます。
面接室に通されたら、基本的には面接官がくるまで椅子には座らず立って待っているのがマナーです。スマホをいじったりして待つのはもちろんNG。
ただし、受付に通してくれた方から少し時間がかかるので座ってお待ちください。と言われたら椅子に座ってもOKです。その場合も背筋を伸ばして座るようにしましょう。
入室
面接官が入室してきたら、挨拶をします。椅子に座っている場合は立って、お辞儀をしましょう。
着席を促されたら椅子に座り、面接がスタートします。
挨拶の時に笑顔を忘れずに。第一印象が大事です。
面接
面接時は、自分のことで頭がいっぱいになってしまうかもしれませんが、面接官の目を見てしっかりと相槌を打ちながら話をしましょう。
長期インターン生を受け入れる会社の多くは、面接1回で合否を決めます。
30分〜1時間程度の面接では、内容もみられますがそれ以上に面接官に与える「印象」も大切です。
退室
面接が終わったら、お礼を伝えて部屋から出ます。
面接官が出口まで見送りにきてくれることも多いと思うので、最後にもう一度「本日はありがとうございました。」と伝えましょう。
長期インターンシップの面接でよくある質問
「何故インターンを始めようと思ったんですか?」
- 消極的な理由にならないように気を付けよう
言い換えると、「インターンに何を求めているのか」を面接官が知るための質問です。これは素直に自分の想いを伝えればOKです。
ただし、周りの友達がやってたから自分もやってみようと思った、などと伝えてしまうと「自分で考えて決められない子なのかな?」と思われてしまうので注意が必要です。
本当に友達がきっかけで始めとしても、自分はインターンでこういうことをしたい、と自発的な姿勢を見せれるようにしましょう。
「当社に応募した理由を教えて下さい」
- 興味を持った点を具体的に伝える
- 自分のメリットだけでなく、企業のメリットも伝える
「営業に興味を持っていたので、御社を志望しました。」といった漠然とした答えでは、他の営業インターンではなく、何故当社を選んだのか相手には伝わりませんよね。志望理由は具体的であるほど、効果的です。
また、よくあるのが「〜〜を学びたいと思いました」と自分のメリットだけを伝えて終わりになってしまうパターンです。企業も学生の勉強のために採用を行なっているわけではありません。自分だけではなく、企業側のメリットも伝えるようにしましょう。
以下に、参考の回答例を記載します。
【営業インターン】
「私は、将来人材業界に就職したいと考えています。
そこで、人材系の営業インターンシップを探していたところ、御社を見つけました。特に、一人で営業へ行ってクライアントを持つことができる点に惹かれて今回インターンへ応募をさせて頂きました。(具体的な理由)
また、私は接客アルバイト経験が長く、初対面の人と話すのは慣れていて、年上の方とも物怖じせず会話することができます。この経験は、御社の営業でも活かせると思っています。(企業側のメリット)」
上記のように、具体的な応募理由と企業のメリットが2点セットで話せるととても良いと思います。
「最後に何か質問はありますか?」
- 何もありませんはNG。事前に質問を考えておこう
いわゆる逆質問です。何もありません、という回答は避けましょう。企業としては、「今の説明で十分に理解してくれたのかな?」「実際に働く上で他に気になることはあるかな?」と気にしてこうした質問を投げかけています。
質問がないのは、企業に無関心であると暗に伝えてしまっているのと同じです。当日の咄嗟の質問が出てこないと思ったら、事前準備で疑問点をピックアップしておくのが良いでしょう。
長期インターン面接はどんな服装で行くべき?スーツにするべき?
清潔感のある服装であれば私服でもOKという考え方の企業が多いです。ただし、企業によって、スーツで来てもらいたいか私服でもOKかまちまちなので、心配であれば「面接はスーツでお伺いすれば宜しいでしょうか?」と聞くのが無難です。
服装自由と言われた場合は、綺麗めな格好であれば問題ありませんが、以下のような服装はビジネスにマッチしておらず、マイナス印象を与えてしまうので避けたほうが良いでしょう。
- パーカー
- サンダル
- よれよれのシャツ
- 露出度の高い服
- 派手な色の服
etc
長期インターン面接に必要な準備と心構え
応募先企業の情報収集は念入りに
求人サイトのページや応募ページだけを見て、それっきりになってませんか?求人ページ以外にも事前に調べておくべきポイントはたくさんあります。以下にいくつかの方法をご紹介します。
企業HP
求人サイトの募集ページだけでなく、しっかり会社のHPを見ましょう。チェックするべきは、事業内容・サービス、採用情報、会社概要です。
「どんなサービスをしているか」「どんな人を募集しているか」「どの位の規模の会社で、設立はいつか」などを把握しておくと良いでしょう。
自分が関わる仕事に限らず、その会社のサービスや事業を知っておくと面接での仕事理解を深まるでしょう。
企業のSNSアカウント
最近では、Facebookなどで会社アカウントを作り、自社の広報ツールとしてSNSを活用している会社も多くなってきました。
SNSでは、社内イベントの様子やメンバーの紹介など、企業HPでは乗っていないようなリアルな会社の雰囲気を知れるのでおすすめです。
ポートフォリオなどアピールできる成果物があれば積極的に持参しよう
とくにエンジニアやデザイナー職の長期インターンでは、応募時点でのスキルを評価することもあります。
もし過去に自分で開発したプログラムやデザイン制作物があれば、当日見せられるように持参していきましょう。
その時にクオリティの心配をする必要はありません。企業からすれば、過去にしっっかりと手を動かして何かを作ってる人の方が何もしていない人よりも評価が上がるのは当然です。
仮に結果として不採用だったとしても、見せずに選考に落ちて悔いが残るよりも、見せた結果スキル不足だとわかった方がその後のアクションにも繋がりやすいと思います。
万が一、インターンシップの面接に行けなくなった場合は?
万が一、当日の体調不良や不慮の事故などでインターンに来れなくなった場合は、しっかりと企業へ連絡を入れましょう。
当日の面接キャンセルの時は、必ず電話でその旨を伝えてください。面接のために時間をとってくれた面接官に対して、メールでの連絡は失礼に当たります。ましては連絡なしのドタキャンはもってのほかです。最低限のビジネスマナーを守りましょう。
以下に電話での面接キャンセルの伝え方をご紹介します。
「お世話になります。本日〇時よりインターン面接のお時間を頂いておりました〇〇大学の〜〜です。(面接官の担当名)様はいらっしゃいますでしょうか?
本日38度の熱が出てしまい、面接へ伺うのが難しくなってしまいました。当日のキャンセルとなってしまい誠に申し訳ございません。
体調が回復次第、再度日程調整させて頂ければと思っております。
恐れ入りますが、宜しくお願い致します。」
長期インターンシップの面接は自然体で臨もう!
長期インターンシップの面接の全体像は掴めたでしょうか?
初めての長期インターンで不安に感じる方も多いと思いますが、企業がどんな人材を求めていて、事前に何をすればいいのかを認識するだけで気持ちは楽になると思います。
入社後は長期間に渡って、その会社で働くことになりますので、面接時は肩に力をいれずに普段通りの自分を見せれるといいですね。
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