中小企業の長期インターンに参加する3つのメリット

将来的には大手企業に入社して、インターンも大手企業のものに参加したいと考える学生は多いものです。しかし、中小企業には大手企業にない魅力がたくさんあるのをご存知でしょうか。インターンは、就職する前に企業の魅力を知ることができる絶好の機会です。実際に就職するかは別として、長期実践型インターンで中小企業のビジネスや働き方を体験することに損はないでしょう。

 

ここでは、中小企業の長期インターンに参加するメリットを3つご紹介します。

 

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中小企業の長期インターンに参加する3つのメリット

日本の企業の99.7%を占める中小企業。製造業であれば従業員数が300人以下、卸売・サービス業であれば100人以下、小売業であれば50人以下の企業が中小企業と定義されています。

 

大手企業はネームバリューや社会的信用、福利厚生といった面で魅力が大きいですが、中小企業にしかない魅力というのはたくさんあります。ニッチな商品やサービスを提供する企業は競争が少なく大手企業以上に安定していますし、先進的なIT企業であれば将来的に大企業に成長する可能性を秘めています。

 

そんな中小企業の長期有給インターンに参加するメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。具体的に見てみましょう。

 

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1.裁量が大きく実際の仕事に取り組める

大手企業のインターンシップは、1週間以内の短期間で行われるものが多く、架空のプロジェクトに取り組むワークショップ的な内容であることが大半です。参加することで業界や企業の理解を深めることはできますが、実際の仕事に取り組んだり社員と交流したりして、ビジネスを体感してスキルを身につけることには不向きと言えるでしょう。

 

一方中小企業のインターンは1か月以上の長期実践型で開催されることが多く、インターン生を戦力として迎え入れてくれる傾向にあります。そのため本当の社員のように働くことができ、任される仕事の裁量も責任も大きいです。

 

仕事に慣れてきたら入社2~3年目レベルの仕事に取り組ませてもらえる可能性もあるので、身につくビジネススキルは大手企業のインターンの比ではありません。中小企業は人数が少なく少数精鋭で運営しているので、よくも悪くも自分の専門業務以外の仕事に取り組む機会は多くなります。その分、幅広い視野とスキルが身につくのです。

 

また、大手企業のインターンは数十人単位で受け入れられることが多いので、個人個人ではなくインターン生としてひとくくりに扱われがち。しかし中小企業では、1人~数人程度の受け入れ人数なので、インターン生一人ひとりをしっかりと認識してもらえ、共に働く仲間としてとらえてもらうことができます。

 

1か月以上の長期実践型インターンになると、それだけ会社で働く時間も長くなるので、社員との交流も活発になります。大手企業の短期インターンではインターン担当の社員としか交流する機会はないと言っても過言ではありませんが、中小企業の長期インターンであれば所属する部署だけでなく他部署の社員や社長、役員とも話ができる可能性が高いです。色々な社会人と話をすることで、働き方や企業への考え方を多面的に捉えることができますし、人脈が増えて今後の活動でも役に立つことでしょう。

 

就職活動で有利になるだけでなく、ビジネススキルを身につけることで社会人になってから同期と差をつけるためにも、より実践的かつ責任ある仕事に携われる中小企業のインターンは最適なのです。

 

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2.ビジネスの仕組みを俯瞰して見ることができる

大手企業のインターンでは、架空のプロジェクトを元にすることが多いのでビジネスの仕組みを深く理解するのは困難です。中小企業の長期実践型インターンであれば、実際のビジネスに取り組むことになるので、業界や職種のリアルな姿を体感することが可能になります。

 

これは社員として入社した後にも言えることで、大手企業は組織が大きいためどうしても部分的な仕事にしか携われない傾向があり、ビジネスの全体像を把握するのは難しいものです。

 

一方中小企業は組織がコンパクトなため、他部署や経営者の仕事も身近に見ることができるので、ビジネスの構造を俯瞰して見ることができます。そのため、将来起業を検討している人やフリーランスとして独立を考えている人にとっては大変優れた環境になります。起業や独立を考えていない場合でも、ビジネスの仕組みに強い人材は市場価値が高まるので、大手企業へのキャリアアップも容易になるでしょう。

 

インターンでビジネスの構造を知ることができると、インターン先企業の業界や職種だけでなく、他業界・多職種についての理解も深まります。また、どのようなビジネスモデルの会社が儲かるのかといったことも理解できるようになるので、今後成長していく見込みの高い企業を見抜けるようになります。

 

中小企業を将来の大手企業に成長させていく野心のある方や、独立や起業を検討している方は、大学時代に一度は中小企業の長期実践型インターンに参加しておくことをおすすめします。

 

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3.選考で有利になりやすい

毎年大手企業には就活のエントリーが殺到しますが、中小企業は採用に苦戦している傾向にあります。そのため、インターンを採用活動の一環として実施している中小企業は多いです。

 

どれだけ熟練の面接官であっても、書類や短時間の面接で企業にマッチしている人材かを見抜くのは困難なもの。せっかく採用した期待の人材がミスマッチですぐに辞めてしまった、ということを避けるためにも、長期実践型インターンで企業理解を深めてもらい、社風や仕事の進め方の相性をインターン生に判断してもらいたいと考えています。その上で、インターンで活躍した人材は積極的に囲い込み、採用につなげようとしている中小企業は多数あります。大手企業のインターンも選考で有利になるケースは多々ありますが、中小企業の長期インターンは内定に直結する場合も多いのです。

 

インターン生も実際に働き相性を感じた上で入社するかを判断できますし、すでに社員たちと関係性を築けているので、社会人としてのスタートダッシュをスムーズに切ることができる点で大きなメリットがあります。長期有給インターンで身につけたスキルをそのまま仕事に活かすこともできるので、新入社員の内から大きな成果を残せる可能性も高いでしょう。

 

また、インターン先企業での就職に有利になるだけでなく、他企業の就職活動でも有利になります。長期実践型インターンでは責任の大きな仕事に取り組むことを採用担当者もよく理解しているので、即戦力に近い人材として高く評価してくれます。そのため、就職活動では長期インターンの参加経験を存分にアピールするとよいでしょう。

 

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まとめ

大手企業は魅力が大きいものですが、中小企業にしかない魅力もたくさんあります。就職活動でいきなり中小企業について調べはじめるのは中々大変だと思いますが、インターンの際に中小企業で働いてみることでその魅力を理解することができるでしょう。

 

また、中小企業のインターンは長期間に渡り社員と一緒に働くことができるので、ビジネスマナーや仕事のスキルを高いレベルで身につけることができます。これらのスキルは大手企業から中小企業までどこででも活かせるものなので、就職活動だけでなく入社後にも役立てることが可能になります。

 

中小企業の長期実践型インターンに参加して、業界や職種の理解を深めて社会人とも積極的に交流し、就職活動や社会人生活に役立ててみてはいかがでしょうか。

 

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