就活のモチベーションが下がったら?その原因と解決策

就職活動を続けていれば、うれしいことばかりではなく、辛く苦しい状況にも陥るものです。むしろそちらのケースの方が多いと言っても過言ではないでしょう。そしてこればっかりは、誰かの助けを借りたり、自分以外の誰かに頑張ってもらって解決する問題ではありませんから、逃げ場がない。ある意味就活とは、自分との戦いとも言えるのです。

 

もしも、就職活動を続けていく中でモチベーションが下がってしまったら……。その状態から回復するためには、なんとか自分で解決策を考え、実行していくしかありません。そこで今回は、就活のモチベーションが下がってしまう主な原因と、その解決策について解説していきます。

 

もしも同じような理由で悩んでいるとしたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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就活は長くて辛い戦い!モチベーション維持を第一に考えよう

そもそもの話ですが、就職活動とは楽な戦いではありません。企業の人気不人気、規模の大小の違いこそあれ、基本的には応募数よりも採用数の方が少なく、内定を獲得できる確率の方が圧倒的に少ないのが現実です。

 

その数少ない内定に向けて、3月から10月まで、全学生が一斉に動いていくわけですから、当事者としては相当混乱している海に飛び込むようなもの。辛い思いをしても当たり前と言えます。

 

だからこそ、モチベーションを維持するということはとても大切。終わり良ければ総て良し、という言葉もありますが、最終的に勝ちをつかみ取れるかどうかは、ある意味最後まで走り続けることができたかどうかで決まると言っても過言ではありません。

 

何か辛く苦しいことがあったとき、少しでも受けるダメージを減らせるように、モチベーションを下げる原因になりがちなシーンとその対処法についてそれぞれ見て行きましょう。

 

選考に落ちて辛いと思った時の対処法

 

就活に対するモチベーションを下げる一番の要因となるのが、選考に落ちるということ。自分の第一志望に落ちてしまったらもちろんショックは大きいでしょうし、逆に志望動機が低くくても、多分受かると思っていた会社から不採用通知を貰ってしまえば、自分への自信を失い、今後のモチベーションを喪失する原因にもなりかねません。

 

しかし、忘れてはいけないのが、就職活動というのは、受かる人よりも落ちる人の方が圧倒的に多いということ。落ちることこそが当たり前で、受かる方がラッキーパンチとも言えるわけです。ですから同じように落ちて悩んでいる人は数多くいます。一度自分の状況を周りに話してみるのも良いでしょう。そうすれば同じような悩みを持った人たちが数多く見つかり、自分だけが辛い思いをしているわけじゃないと気づくはず。そうすれば、もっともっと頑張らないといけないんだというモチベーションにも繋がってくるはずです。

 

また一方で、自分の行きたい会社に落ちてしまったからと言って、そこですべてのチャンスが絶たれたわけではありません。どうしてもその会社に入社したいと思うなら、どこか別の会社でキャリアを積んで、転職するという手段だってあるのです。新卒採用をしている会社は、ほぼすべて中途採用も行っているものです。新卒採用時はポテンシャルを中心とした、いわば曖昧な採用基準で合否を判定されてしまいますが、中途採用時はスキルや経験を中心とした合否判定がされるので、しっかりと経験を積んだ人にとってはむしろ戦いやすいフィールドとも言えるでしょう。

 

チャンスは一度きりではないのです。だからこそ、就活のタイミングでの落選は、いちいち気にしないようにしていくのが正解なのです。

 

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やりたいことが見つからない時の対処法

 

先ほど解説したような、第一志望の会社に落ちてしまった時に陥りやすいのがこのタイプ。「あの会社に入りたいと思っていたけど、それが叶わなくなってしまった」「結局自分は何がやりたくて、社会人を目指しているんだろう」と、自分の将来像が定まらずに足が止まってしまうわけですね。

 

基本的に就職活動というのは、何か自分にやりたいことや成し遂げたい夢があり、それを実現するための方法として行うのが理想とされています。しかし、必ずしもそこまで明確な夢や目標を持てている人も、そこまで多くはないでしょう。なんとなく周りが就活ムードになってきたから、周りから早くやった方が良いと急かされるから、しぶしぶ就活をしてしまっている人も決して少なくありません。そんな状態で走っていても、そもそものゴールが見えていないわけですから、モチベーションも上がるはずがないのです。

 

そんな時は、一度立ち止まり、じっくりと自分と向き合う時間を作ることが大切です。自分と向き合うと言っても、ジッと家にいて、何が好きなのか、何が向いているのかを考え続ければ良いわけではありません。そうして付け焼刃的に考えても、正しい答えは出てきませんからね。

 

それよりも普段通りの生活をしながら、自分の心が動かされる瞬間はどこにあるのか、ということをアンテナを高くして感じ取ることが大切です。友達と遊ぶとき、どこに行くかを企画しているときが一番楽しい。料理をしているときは無心になって取り組めている。映画を観ながら、面白い台詞やカットを無意識に探してしまっている。そんなところに、自分が本能的にやりたいと思っていることは隠れているのです。

 

普段自分がどんな価値観で、どんなことに楽しみを感じながら行動しているか。それを知ることができれば、おのずと将来やりたいことも見えてくるでしょう。日常生活の中にこそ、そのヒントは隠されています。就活だから、と言う理由で考えるのではなく、一度そういう概念もすべて捨ててみて、真っ白な状態で自分と向き合ってみるのがおすすめです。

 

就活を続ける意義に疑問を感じた時の対処法

 

みんな同じようなスーツを着て、みんな同じような回答をし、少しでも面接官に好かれようと細かなマナーを意識した行動を強要される就職活動。そもそもこんなことをやる意味はあるのだろうか……そんな風に疑問を感じる学生も多いのではないでしょうか。こんなことの先に何があるのか、そう思ってしまうことも無理はありません。

 

そんな時は極論、就活を辞めてしまっても良いのです。現代社会においては、フリーランスや働き方というのもかなり浸透していますから、別に就職活動だけが正しい道ではありません。ただ一方で、フリーにはフリーの大変さがあります。仕事をするということは、言ってしまえばプロの世界。会社員だろうとフリーだろうと、そこにはプロとしての責任が必要になってくることに差はありません。

 

そんな時、会社員であれば、色々と段階的に成長できたり、教えてもらえる環境と言うのも充実しています。会社という大きな後ろ盾があるからこそチャレンジできる大きな仕事もあるでしょう。就活を頑張れば、その頑張った分の見返りというのも必ずあるのです。

 

就活に意味があるのか……そんな疑問を感じてしまったら、あえて就活から離れてみてください。もっと言えば、就活をしないという選択肢すら考えてみても良いでしょう。そうすることで逆に、就活をする意義やメリットが見つかるかもしれません。

 

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まとめ

色々と大変なことも多く、決して一筋縄ではいかない就職活動。モチベーションの維持は決して簡単ではありません。

 

とはいえ、第一志望に落ちたとして、どうしてもそこに入社したいと思うのならば転職するという手もありますし、やりたいことが見つからないならば、とりあえず働きながらそれを探してみることもできます。そしてまた、必ずしも就活をしなければならないと決まっているわけではありませんから、もっと柔軟に、自由に、自分の将来を考えてみれば良いのです。

 

それぐらい広く、余裕のある心を持っていれば、就活は決してつらいだけのものにはならず、どこかで楽しみながらやっていくこともできるでしょう。まずは自分に正直に、色んな可能性にチャレンジしてみてくださいね。

 

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