こんな会社は気を付けよう!ブラック企業の見抜き方!

最近ネットやテレビでも話題になることが多いブラック企業。会社のために働くことは決してダメなこととは言えませんが、そのせいで自身の身体を壊してしまったり、精神を傷つけてしまっては元も子もありません。仮に転職活動をするにしても、転職の準備や面接などはそれなりに労力を必要とするものですから、決して楽な道とは言えないでしょう。基本的に、ブラック企業へ就職しないことこそが、自分の今後のためには重要なのです。しかし、ブラック企業は基本的には自身がブラック企業であるということを公言しませんし、場合によってはその事実に気付いていないことすらありえます。その会社が本当にブラックなのかどうかは、自分で見て判断するしかないのです。そこで今回は、ブラック企業にありがちな特徴をご紹介し、うっかりブラック企業に入社してしまわないための見抜き方についてご紹介していきます。

 

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ブラック企業の特徴とは

ここからは、実際の例をもとに、ブラック企業の特徴を紹介していきましょう。

 

1.残業時間が多い

ブラック企業の特徴の一つとしてあるのは、長時間の労働や過酷なノルマを課す点です。会社から与えられた指示を全うするためには、どう考えても残業をしなければならないような条件を出すところも少なくありません。月の労働日数を20日間と考えるならば、平均的な残業時間は20時間から、多くても40時間というところでしょう。40時間を20日間で計算すると、1日あたり2時間の労働となり、一般的な9時~18時の勤務時間を設けている会社であれば20時まで仕事をしていることになります。ブラック企業ではこの20時を超えて働かせるケースがザラにあり、22時や23時、場合によっては終電ギリギリまで掛かってやって今日の業務が終わる、というところも多くあります。そうなると自分のプライベートな時間を持つことができなくなり、仕事へのストレスも日に日に高まってくることでしょう。ここで残業代が出ればまだ良い方ですが、ブラック中のブラックであれば、残業をしてしまうのは「個人の能力が足りないから」という理由で、自主的に残っている体にされてしまうところも少なくありません。こうした残業時間については、企業側もあまり積極的に公開してくれる内容ではありませんので、その会社の社員が大体何時ぐらいに帰っているのか、オフィスの電気は何時まで点灯しているのか、事前に確認しておいても良いかもしれませんね。

 

2.休日が少ない

残業時間が多いブラック企業は、休日も少なくなっているケースが多くあります。企業の平均的な年間休日数は120日前後となっていますので、それよりもあからさまに少ない休日数の会社は怪しんだ方が無難かもしれません。また場合によっては、会社の制度上は休みとなっているものの、業務量的に平日だけで遂行するのが難しく、暗黙の了解として休日出勤を強いている会社もないわけではありません。土日などの休みに、オフィスに頻繁に人が出入りしているような会社はブラック企業である可能性も高いと言えるでしょう。最低限、求人情報の休日欄には「完全週休二日制」と書いてあり、お盆や年末年始といった長期休みもしっかり設定してある会社を選ぶようにすると、比較的ブラック企業を引き当ててしまう確率も低くなると思います。この際、似た表現で「週休二日制」という言葉を見かけることがあるかもしれませんが、この時は要注意。週休二日制は、1ヶ月のうち1回でも2日休める週があればこのように記載して問題ないことになっていますので、他の週はすべて1日休みしかないという可能性も考えられます。

 

3.パワハラなど、人間関係に問題を抱えている

これは求人情報では見ることができない情報ですので、会社説明会や社内見学をさせてもらえるタイミングを有効に使い、しっかりチェックするようにしておきましょう。採用担当というのはいわば会社の広告塔であり、学生は会社にとってお客様と同じ立場です。基本的には会社の綺麗な面しか見せてくれません。だからこそ、この会社で本当に良いか見定める場合には、採用担当以外の社員の様子をつぶさにチェックしておくことが必要不可欠なのです。こういったケースに出くわすケースはほとんどないとは思いますが、社内見学をしている際に、あからさまに上司が部下を叱りつけているシーンなどを見かけた時は、まず間違いなくブラック企業と思って問題ありません。もちろん、仕事をしていく上で上司や先輩から叱られることがゼロというのはありえませんし、成長のために必要な要素であることは認めますが、かといってそれを公衆の面前でやる必要はなく、教育方針があまりにも時代遅れになってしまっていると言わざるを得ません。こうした会社に入社しても、のちのち自分が苦労することになるだけなので、選択肢から外しておいた方が無難でしょう。

 

4.教育制度が整っていない

社員を教育する気がない会社もブラック企業の特徴と言えます。よくあるのがOJTという教育方針。これはいわば、先輩と一緒に仕事をしながら実践形式で仕事を覚えていくための手法ですが、往々にして、ただのほったらかしになってしまっているものです。もちろん、先輩や上司の仕事ぶりを盗み、自分のスキルにしていこうという意気込みは大切ですが、だからと言って新入社員への教育をおろそかにして良いという言い訳にはなりません。ホワイト企業であればあるほど、社員の成長ややりがいの確保に多大な労力を割くものです。いくら優秀な人でも、毎日同じ作業ばかり続けていては絶対に飽きが来てしまうものですし、自分の成長を感じられないままに時間を過ごすことほど苦痛に感じるものはありませんからね。ちゃんと、段階的に成長できる仕組みが整っているのか、自身のキャリアステップを明確に描けるか、しっかりと確認するようにしましょう。

 

5.社員の声を汲み取る機会がない

ワンマン社長などがトップを務めるブラック企業で多いのが、社員の声を汲み取る機会や仕組みがない会社です。会社というのは、社員一人ひとりの頑張りによってなりたつものであり、社長一人の所有物ではありません。だからこそ普通の会社であれば、社員発で意見を出せる機会がしっかりと用意されており、またそれを汲み取る存在もしっかり配置しているものです。それが無いということは、社員を道具として考え、やりがいや働きやすさは二の次に考えているという証とも言えるでしょう。従業員として、文句ばかりを言うのは良くないことですが、かといってあまりにも世間の常識から逸脱していたり、無理な注文ばかりしてくる会社に尽くし続けるのも正しいことではありません。一人の人間として、しっかり意見を尊重してくれる会社を選ぶようにしましょう。

 

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ブラック企業に入らないために、会社研究を念入りに

就職活動が始まると、どうしても内定を取ることが目的になってしまい、多少条件が悪かったり、怪しいなと思った会社でも選考に進んでしまうというのは仕方のないことでしょう。しかし、そうして無理矢理入った会社がブラック企業だった場合、自分へのダメージはますます大きなものになってしまいます。焦る気持ちを抑えつつ、じっくりと企業研究に時間を割き、ここぞと思える会社を念入りに探すこと。それが、就職活動を失敗で終わらせないために一番重要な取り組みなのです。

 

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