コンビニ業界の業界研究!現状や課題、今後の動向とは

私たちの生活にかかせない存在となったコンビニエンスストア

アルバイトをしている人も多いですが、コンビニ業界の実情は意外と知られていませんよね。

今回は就職活動の時に役に立つような情報を研究し、分析してみました。

これからのコンビニ業界の動向や、出ている課題について考えていきましょう。

 

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コンビニ業界とは

現代では多くの種類のコンビニエンスストアがあります。

それぞれの特徴を踏まえて、コンビニの現状をまとめていきます。

インターンや就職活動でESを書くときに、必要な情報も多いのではないのでしょうか。

 

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コンビニ業界の定義と歴史

コンビニエンスストアとは、年中無休で長時間の営業を行う小売店のことを指します。

小規模な店舗において主に食品、日用雑貨など多数の品種を扱う特徴をもちます。

コンビニエンスストアの発祥はアメリカ合衆国です。

日本の最初のコンビニについては諸説あり、1969年のマミーを最初とみたり

1974年のセブンイレブンを最初とする見方などがあります。

 

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コンビニ業界の仕事内容

コンビニ業界の職種は、総合職から開発職、システム職、人事職等に分かれています。

新卒では店舗勤務からはじめ、FCシステムを学びます。

その後店舗経営を学びながら、加盟店に対して情報提供や経営指導を行うスーパーバイザーを目指し、スーパーバイザーの後に上級職へとすすんでいきます。

コンビニの店舗では、仕入から販売、また宅配便や銀行ATMなど新しいサービスの提供も行っています。

 

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店舗の経営展開

 店舗の経営形態には、

  • フランチャイズ・チェーン方式(FC方式)
  • ボランタリー・チェーン方式(VC方式)
  • チェーン等に属さない独立経営のコンビニエンスストア

があります。

セブンイレブンなど、ほとんどのコンビニはFC方式を採用しています。

FCとは加盟する人や法人が、FC本部からお店の看板、確立されたサービスや商品を使う権利をもらい、その対価(ロイヤリティー)をFC本部に支払うという仕組みです。

簡単に言えば、大企業の看板を借りて営業、経営をすることです。

VCとはFCと同じように加盟店を指導する役割である本部があります。

しかしあくまでも加盟店を主体としており、加盟店同士での横のつながりを持つことができる特徴をもちます。FC方式を使うことによって、その会社にあった均質的経営が可能になります。

 

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主要なコンビニエンスストア

  • セブンイレブン:コンビニ業界の大手、顧客志向の商品開発や発注が強み
  • ローソン:三菱商事の子会社、ローソンマートやローソンストア100など店舗種類が豊富
  • ファミリーマート:16年にサークルKサンクスと経営統合、ユニーグループHDの子会社
  • ミニストップ:イオンの連結子会社、イートインが強み
  • スリーエフ:神奈川県中心に展開、地域ごとの商品開発

 

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コンビニ業界の現状と問題

ここからはコンビニ業界の実情についてまとめていきます。

現状を分析して、現状と問題点について考えていきましょう。

 

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コンビニ業界の現状

コンビニ業界の規模は年々増加傾向にあります。

その理由としてあげられるのが以下の3つです。

  • suicaなどの電子カードの利用ができること
  • オリジナル商品が強化されたこと
  • 情報システム管理による商品開発の効率化

電子カードの利用から、コンビニの気軽な利便性があることがわかります。

24時間利用でき、多数な商品が常に並んでいる便利さも強みといえます。

最近ではコンビニごとに異なる商品やサービスが多いな、と感じることはありませんか。

ローソンのからあげ君やセブンイレブンのセブンドーナツなど、オリジナル商品によるコンビニ間の差別化が近年みられるようになってきています。

それらオリジナル商品のヒットもコンビニ業界を盛り上げているといえるでしょう。

コンビニ業界では情報システム管理が導入されており、「売れ筋」の商品と「死に筋」の商品の選別が厳しく行われています。

それが商品開発につながり、地域ごとに異なる商品などの開発も可能としています。

このようにコンビニ業界では効率的な顧客の獲得と、会社ごとの差別化がはかられてきています。

就職活動を考える際にも、どのようなサービスを行っているかはじめに調べることが大切ですね。

 

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コンビニ業界の問題点

  • コンビニ業界は飽和状態にある

コンビニ業界はFC方式をとることにより効率的に、大量の店舗を出店しました。

その結果、国内市場が飽和状態にある、というのが問題点です。

業界では5万店が飽和点とされています。しかし2016年時点で既に5万店を突破しています。

新規店を出すことにより、本部は売上をまかなうという方式をとってきましたが、逆に新規店が既存店の顧客を奪う、という事態がおきはじめています。

また24時間スーパーなど新しいライバル社が増えたことも問題となりました。

  • オーナー不足

FC方式でもVC方式でも加盟店にオーナーが必要です。

しかし高齢化による加盟離脱や、経営の厳しさからオーナーが不足しているという現状があります。

 

コンビニ業界の現状と問題点を分析してみました。経営は厳しいですが、オーナー不足ということは自分で店舗を出すチャンスでもあるということです。FC方式なら経営のノウハウは教育してもらえますし、チャレンジしてみる価値はありますね。

 

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コンビニ業界の売上・平均年収ランキング

コンビニ業界の実情について分かってきたところで、就活生も気になる売り上げと年収のランキングを見ていきます。

厳しいといわれるコンビニ業界の年収や勤続年数は実際はどうなっているのでしょうか。

 

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コンビニ業界の売上ランキング

第5位 スリーエフ 797億円

第4位 ミニストップ 3,363億円

第3位 ファミリーマート 20,055億円

第2位 ローソン 20,495億円

第1位 セブン&アイ 26,747億円

 

(業界動向.comより、平成27-28年度のランキングより)

セブンイレブンHDが大手企業らしく、一位の結果となりました。

ファミリーマートは、サークルKサンクスとの経営合併により売上が伸びたとされます。

また第2位のローソンは客層拡大のために、低カロリーの惣菜や弁当、安心・安全がうりの化粧品などを取り揃えて、20~30代の働 く女性、健康志向の強い顧客の取り込み、他にもローソンストア100は野菜・果物、惣菜などの食品、加工食品から日用品などを基本的に100円(税抜)で販売し、主婦、中高年層の支持を得ています。

トップ三社の占める規模はとても大きいということがよく分かりました。様々な試みも行っており、コンビニ業界を知るにはまずこの三社について知ることが大切かもしれません。

 

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コンビニ業界の平均年収(勤続年数)ランキング

第5位 山崎製パン 566万円 (16.4年)

第4位 ミニストップ 586万円 (12.8年)

第3位 ファミリーマート 622万円 (8.0年)

第2位 ローソン 653万円 (13.0年)

第1位 セブン&アイ 716万円 (18.7年)

 

平均年収、勤続年数ともにセブン&アイが第1位という結果でした。

給料基準は営業、加盟店の売上の貢献度、勤務態度により決められます。

また売上高ランキングや年収では、下位のランキングであった山崎製パンですが、勤続年数では上位に入りました。これは福利厚生がしっかりしているからだとされます。

セブン&アイなどの勤続年数は長い方だと他の業界と比較して思いますが、勤続年数の平均が十年前後の会社は仕事が厳しいのかもしれません。

 

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コンビニ業界の動向

問題から課題についても少し見えてきましたね。

ではここからはコンビニ業界が今後どうなっていくのか考えていきましょう。

これからの動向は就活の面接でも聞かれることがあります。さらに自分で考えて深めていきましょう。

  • 大手コンビニ会社の寡占化

現在でもセブン&アイやローソン、サークルKサンクスと経営合併したファミリーマート

この大手3社によりこの業界は占められています。

今後はこの寡占化がますます進み、それぞれの特色をいかした戦略がとられるでしょう。

  • 海外進出

国内の市場が飽和状態にあるため、今後注目されるのは海外進出です。

特にセブン&アイは世界17か国に既に進出しており、

遅れてローソンやファミリーマートも中国や台湾など海外進出を進めています。

今後はこの活動がより活発化するとみられます。

  • サービスの多様化

公共料金の収納代行サービスや銀行ATMの設置

酒類や書籍の販売や、宅配便のコンビニ受け取りサービスなど

コンビニ業界ではサービスの多様化が進められています。

他にも地域密着型に、その地産の商品をおくコンビニもあります。

少子高齢化の現代、多くの顧客を得るためにもますます利便性が高くなるでしょう。

 

 

最後に

 

コンビニ業界についてまとめましたが、どうでしたか?

身近な存在であるコンビニはあらゆる戦略で顧客を得ようと、日々進化していることがわかりました。特にコンビニ間の差別化はこれからどんどん進んでいく可能性があります。

就活をするときにも、どの会社の特色が自分に合うかがキーポイントとなるでしょう。

また今後の海外進出などについても注目していきたいですね。

 

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