インターン最終日はどうやって挨拶をしたらいい?

選考を勝ち抜き、精一杯実習に打ち込んだあとのインターン最終日。今まで実習を担当してくれた人事や先輩社員、そして同じオフィスで働く仲間たちに、最後の挨拶をしなければならない機会というのは必ずやってくるでしょう。

 

しかし、いざそのタイミングになると、一体どんな風にあいさつをすれば良いかわからなくなってしまい、最終日を満足のうちに終わらせることができないインターン生が実は多くいます。

 

今回は、インターン最終日はどうやって挨拶をすればいいのかを解説し、いざという時に失敗しないためのコツをご紹介します。

 

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挨拶は、就活前に自分自身を印象に残すラストチャンス

挨拶は言ってしまえばただの会話の一種ではありますが、そのやり方の良し悪しで相手の印象を大きく変える重要なコミュニケーション手段。特にインターンという場面で見れば、実習終了後は就職活動本番まで、その企業の人たちの接点は無くなることでしょう。

 

終わりよければすべて良し、なんていう言葉もあるように、最後に残った印象は、次に会う時まで必ず引き継がれるものです。もしもインターン企業への就職を希望するならば、なおさら最後の挨拶には意識を高く持ってのぞまなければならないと言えるでしょう。

 

 

お世話になった人全員に、一人ひとり挨拶を行おう

 

基本的に、インターン最終日の挨拶は、お世話になった人全員に、個別で挨拶をしていく方がのぞましいです。例えば選考活動や受け入れの準備を整えてくれた人事採用担当者。実習に際し、業務の進め方を教えてくれた先輩社員。はたまたご飯に連れて行ってくれた部長や役員。特別実習の中で交流があったわけではないものの、廊下やオフィスですれ違うタイミングで積極的に声をかけてくれた社員など。あなたがインターンを終えるまでに社内のたくさんの人と交流を持ったと思います。

 

そういった何か特別な接点を持った人たちには、もれなく最後の挨拶をするようにしましょう。仕事の一環とはいえ、自分の時間を割き、インターン生の指導を担当してくれたわけですから、その苦労に感謝の意を伝えることは、社会人として当然のマナーであると言えるでしょう。

 

それぞれの人と、どんな交流を持ち、その中のどんなエピソードが印象に残っているか。そういった話を挨拶の中に盛り込むと、より相手に自分のことを印象付けることができるでしょう。こんな仕事をやらせてもらったのが特に楽しかった。あの時話してくれたあの言葉にとても感動した。そんな風に自分がしてあげたことを覚えて貰えているだけで、人はうれしい気持ちになるものですからね。

 

 

社員全員の前で挨拶をする機会があれば、ハキハキと、短めの挨拶で

 

また、会社によっては最終日に、社員全員の前で挨拶をさせてもらえる機会を得られるかもしれません。その際は、ハキハキとした大きな声で、あまり長くなりすぎないように意識した、短くまとまった挨拶をするようにすると良いでしょう。

 

社員全員の前で挨拶をする場合は、あまり直接的な交流を持っていない人もいるかもしれませんから、あまり深掘りし過ぎた細かいエピソードを話してしまうと、聞く方も興味を持ちにくくなってしまうでしょう。それよりもしっかりとハキハキ話した短い話の方が、より印象的に映ります。

 

大人数の前で話すとなるとどうしても緊張してしまい、声も小さくなりがちです。逆に言えばみんなそんな状態になってしまっているわけですから、その逆をついていつも以上に元気に声を出す。そう意識しておくだけで結果もかなり変わってくるでしょう。話し始めの声のトーンは、最後の最後まで継続されますからね。

 

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誠意のある挨拶をすることで得られるメリット

さて、最終日の挨拶に関して、社会人としてのマナーや当然の礼儀として必要なものであることはお伝えしましが、ちゃんとした挨拶をする、またはしようと試みることで得られる自分側のメリットというのも確かに存在します。

 

ここからは、誠意ある挨拶をすることによって得られるものに関して解説していきましょう。

 

 

礼儀正しい=ビジネスマナー。企業から好印象を得られる

 

インターン先企業に、あなたの良い印象を残すことで、そこに就職を希望する際に有利に働く。ということはお伝えしましたが、その会社への就職を希望しないとしても、こういったビジネスマナーや礼儀、心得を習得しておくことは大切です。挨拶をはじめとした細かな気遣いができない人に、大きな仕事や責任ある仕事は回ってきません。

 

就職活動のタイミングではもとより、入社後の成長機会、という意味でも、マナーや礼儀のある人の方がより多くのチャンスを得ることができる。挨拶ができる、というのはこれからの社会人生活の中で、一番基礎的でありながら、しかし絶対に身につけておかなければならないスキルの一つと言えるでしょう。

 

 

大勢の前で話す経験を積むことで度胸が磨ける

 

また全社員の前での挨拶など、大勢の前で話す経験を積んでおけば、そういう空間や場への慣れを早めることができます。学生時代、特に大学生活の中ではなかなかそういった機会もないでしょうから、どうしても就職活動などが始まって、なにかしら発表をしなければならないというタイミングでは緊張してしまいがち。

 

こういったものは場数を踏んだり、より緊張感のある現場での経験を積むことで鍛えられるものですから、インターン最終日の挨拶ほど最適な環境はないでしょう。

 

周りは自分たちよりも年上で、社会人としての経験も豊富な大人たち。そういった人たちにスピーチをした経験は、あなたの度胸を一段と強めてくれるはずです。

 

 

挨拶文を考えること自体が、インターンシップそのものの振り返りにもなる

 

さらに、挨拶をするとなれば、一体このインターシップでどんなことをやったのか、そしてそこからどんなことを学べたのか、そういったことを振り返ることになるでしょう。実習中は目の前のことにいっぱいいっぱいで、なかなか自分の成長を感じることもしにくいですが、改めて振り返ることで、前の自分と今の自分の違いに気づけるはず。

 

自分が今まで学んだこと、成長したことがわかれば、その後の就活でも使える強力な自己PRの材料となるはずですし、そこで感じた気持ちは、将来どんなキャリアを描いていくのか、そんな志望動機を形成していくための基準にもなるはずです。

 

どんな挨拶をするか考える。たったそれだけの行為で、本当の自分自身に気づくチャンスにもなるのです。

 

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まとめ 挨拶の仕方一つであなたの印象は大きく変わる。一人ひとりに正しい挨拶を!

たかが挨拶、されど挨拶。それそのものは簡単な行為ではありますが、それを膨らませて得られることや、伝えられることは無限大です。

 

まずは社会人の当然の礼儀として、ビジネスマナーの側面から、挨拶は必ずお世話になった人一人ひとりに丁寧に行っていくようにしましょう。

その上で、自分自身の振り返りの意味も込めて、しっかりと話す内容を練っていくようにすれば、ますます価値のある挨拶とすることができるでしょう。

 

世の中でやるべきと言われていること、やらなければいけないと言われていること。それにはちゃんとした理由があるものです。どうせやらなければならないのなら、その意味までを理解をした上で行った方が絶対に良いですよね。

 

この「挨拶」もその一つ。ぜひ参考にしてみてください。