集英社、講談社と並ぶ大手出版社の「小学館」について企業研究をします。
「ドラえもん」「ポケットモンスター」などのキャラクタービジネスで有名な出版社ですが、具体的にどんな事業をしている企業なのでしょうか。
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この記事の目次
小学館の平均年収は?福利厚生は?など、気になる点を解説!
会社概要
1922年に創業され、社員は721名(2017年2月1日時点)です。
第79期決算(H28.3.1~H29.2.28)で、前年度の売上高よりも1.8%増の973億0900万円であることを報告しています。
小学館の理念は「出版物が世の中全ての悪いことをなくすことはできないが、人の心に良い方向を生み出す、何らかの小さな種子をまくことはできる。人生の中で大きく実となり、花開く種子をまくという仕事が出版であり、これが当社の理念です。」です。
小学館は小学生を対象とする学年別学習雑誌から、幼児誌、週刊誌、ファッション誌、ライフスタイル誌、コミック誌などを幅広く発行している総合出版社です。
グループ企業・関連会社には未就学児向け教育事業や、キャラクターライセンス事業を行う(株)小学館集英社プロダクションなどがあります。
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気になる平均年収は?年収は高いの?
他の多くの出版社同様、小学館は非上場企業なので、有価証券報告書で平均年収は公開されていません。
ですがいくつかの口コミサイトでは、入社5年目の20代半ばで1000万円を超える方もいることから、平均年収は1000万円以上だと考えられるでしょう。
小学館での福利厚生は?安心して働ける職場なの?
小学館の福利厚生は充実していると言えるでしょう。
育児休業制度から、介護休業制度、教育資金融資制度、財形積立、住宅資金融資制度など各種福利厚生が整っています。
福利厚生とは若干異なりますが、小学館では、社員研修が充実しているのが特徴的です。
新人社員、若手社員、新任役職者など各階層別の研修制度が存在していること。社内セミナー、自己研修制度が設けられていることなど、社員が安心して働ける環境が整っていると言えるでしょう。
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社会にも貢献する小学館
特に教育に焦点をあてた社会貢献が小学館の特徴です。
優れた教育公演をDVD化し、希望に応じて貸し出しを行う、「教育ビデオライブラリー」や、世界初の視覚障がい者のための学習本で、点字を用い絵や内容が理解できるようにした「テルミ」など、日本教育に貢献している会社です。
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徹底解明〜キャラクターを活かした小学館の強みとは〜
小学館の最大の強みはキャラクターコンテンツを活かした事業展開です。
なんと、小学館はキャラクタービジネスにどこの出版社よりも早く取り組んだ会社なのです。
また、独自のキャラクター事業センター「小学館集英社プロダクション」を持っていることも、小学館のキャラクターコンテンツ事業の強さを物語っているのではないでしょうか。
キャラクターコンテンツを活かした事業とは?
キャラクターコンテンツを活かした事業とは、あるキャラクターの商品化、販促使用、イベントについて、開発から許諾、営業、ライセンス管理に至るまでのすべての業務のことをいいます。
小学館では、例えば、「ドラえもん」や「ポケットモンスター」など幅広い世代に人気のキャラクターを活かした事業をしています。
またこれらのキャラクターは日本のみならず海外でも大人気で、全世界でキャラクタービジネスを展開しています。
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キャラクターを活かした、小学館の雑誌
これらのキャラクターを活かした、雑誌も好評を得ています。
小学館の子供向けの学習誌「小学一年生」ではドラえもんを使った毎日ドリルが付いていたり、ドラえもんを使った学習記事が載せられていて、子供が楽しんで勉強ができる工夫がなされていて、実際に成果をあげています。
雑誌の付録がすごい!
小学館は、付録にも力を入れているのが特徴的です。「小学一年生」の付録はただの素っ気のない付録ではありません。
楽しくて、実用性がある特別な”付録”も「小学一年生」が日本で代表する児童向け雑誌である所以のひとつです。
「小学8年生」では世界初の試みであるロボットを付録にしたこともあります。
小学館は既存の枠にとらわれず挑戦をつづける企業であることもわかります。
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キャラクターコンテンツという強みを持つ、小学館の今後
電子書籍化が進む中で、紙媒体の売り上げは減りますが、絶大な人気を誇る小学館のキャラクターコンテンツは衰えることはないと思います。
将来的に少子化が進み、日本でキャラクタービジネスの最大のターゲットである年代の人口が減ったとしても、国際ライツ事業やデジタル事業により、海外進出をさらに進めていくことで、小学館のキャラクターは海外でも愛され、小学館の業績は将来も明るいと感じました。
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小学館の強みはキャラクタービジネスだけじゃない?
小学館には、キャラクタービジネス以外にも強みがあります。それは自社出版物の人気の高さです。
女性コミック誌「ちゃお」、男性コミック誌「コロコロコミック」「サンデー」、ドラマ化した漫画「重版出来」、アニメ化し幅広い年代から絶大な支持を得る「名探偵コナン」、ファッション誌「CanCan」など各方面に高い人気を誇る代表出版物が多いです。
「コロコロコミック」は出版不況の中でも、小学生を中心に愛されており、80万部の高い売り上げを記録し、販売ターゲットのニーズをしっかり捉えたコミック誌であると言えるでしょう。
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まとめ
今回はキャラクターコンテンツに特に強い小学館について企業研究をしました。
キャラクターコンテンツが強いことはわかったと思いますが、さらに理解を深めるためには、実際にキャラクターが活かされた雑誌を手にとって読んでみるのがいいと思います。
そうすることで、自分なりの小学館の良い点も見えてくるのではないでしょうか。
また、小学館の面接は狭き門ですが、他の大手出版社の面接同様「なぜこの出版社なのか?」の明確な考えを持つことが一番大切です。
面接は面接官が丁寧で優しい。という声が多い小学館ですが、雰囲気がいいからといって、厳しい選考が行われている事実は変わりません。
さらなる企業研究を重ねて、ES・面接に望みましょう。
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