就職活動中の大学生にトップの人気を誇るといっても過言ではない、みずほフィナンシャルグループ。
銀行業界を目指す就活生の憧れの存在ですね。
しかし実際には憧れだけであまりよく知らない、、、、なんていう学生も多いのではないでしょうか?
今回はそんなみずほフィナンシャルグループについて、就活生の知りたい情報を一気にまとめてみました。
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この記事の目次
そもそも現在の銀行業界は?
みずほフィナンシャルグループについて詳しくお話する前に、まず日本の銀行業界について手短に紹介したいと思います。
まず、銀行業界には様々な種類の銀行があります。
みずほフィナンシャルグループを含む、全国規模のサービスをしている都市銀行。
通常の銀行業務だけでなく、顧客から託されたお金や有価証券、不動産などの運用や、遺言・相続に関する業務なども行う信託銀行。
既存の銀行が行ってきた取引業務をインターネット上で行うネットバンク。
都市銀行に対して、各地方で根強い業績を誇る地方銀行。
この4つが主流ですが、信用金庫や政府系金融、生命保険、証券なども密接に銀行業界と関わりがあります。
あとで詳しく説明しますが、大手の銀行は銀行業務だけでなく、証券や保険業務を行っていることが多いからです。
銀行業界を目指す人は各大手銀行がどのような業務を行っているかしっかり調べる必要がありますね。
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銀行業界の特徴
銀行業界には、どんな特徴があると思いますか?
みずほフィナンシャルグループにも共通する特徴としては、
- 景気の影響を受けやすい
- 進むインターネット化
が挙げられると思います。
お金を扱う業界なので、銀行業界全体として景気に影響されやすいという面は避けられません。
実際、バブルがはじけてから銀行業界は合併を強いられてきました。
現在ではアベノミクスなどの経済政策の影響でかなり業績は安定してきているようです。
二つ目に、「進むインターネット化」が挙げられます。
大学生も聞いたことのある楽天銀行などのネットバンクの誕生や、取引をスマートフォンやタブレットで可能にしようという動きがあります。
このインターネット化で人員削減をしようという考えですね。
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みずほフィナンシャルグループとは
では本題のみずほフィナンシャルグループについて見ていきましょう。
こちらに載せたのはみずほフィナンシャルグループの概要です。
商号 | 株式会社みずほフィナンシャルグループ (Mizuho Financial Group, Inc.) | |
---|---|---|
上場(証券コード) | 東京証券取引所第1部(8411) ニューヨーク証券取引所(MFG) | |
設立日 | 2003年1月8日 | |
所在地 | 〒100–8176 東京都千代田区大手町1–5–5(大手町タワー) 電話:03–5224–1111(代表) | |
資本金 | 2兆2,562億円 | |
代表者 | 執行役社長佐藤 康博(さとう やすひろ) | |
従業員数 | 1,359人 (みずほフィナンシャルグループおよび連結子会社就業者数合計59,179人) | |
発行済株式総数 | 25,386,307,945株 普通株式25,386,307,945株 |
みずほフィナンシャルグループは2003年1月に設立された会社です。
元々の姿は「みずほホールディング」、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の全面的統合によって2000年に設立されました。
その後、みずほ証券やみずほ信託銀行、みずほ銀行が誕生。
みずほフィナンシャルグループはそれらの会社の直接親会社として、グループ経営を行ってきた会社です。
東京都に本社を構え、従業員数は圧巻の59179人です。
銀行業界の売り上げランキングでも第3位に入った、れっきとした大手フィナンシャルグループです。(業界動向サーチ)
第5位 三井住友トラストHD
第4位 ゆうちょ銀行
第3位 みずほFG
第2位 三井住友FG
第1位 三菱UFJ FG
企業理念としては『日本を代表する、グローバルで開かれた総合金融グループ』になることを掲げています。
信頼やサービス提供、グループ力に力を入れているようです。
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みずほフィナンシャルグループの特徴
ここからは就活生の気になる事業内容や年収、社風についてまとめていきたいと思います。
おおまかな内容は採用情報ページに乗っていることも多いので、「詳しく知りたい!」という人はぜひ見てみてください。
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みずほフィナンシャルグループの事業内容
では具体的にみずほフィナンシャルグループがどんな業務を行っているのか気になりますよね。
みずほフィナンシャルグループはみずほ銀行やみずほ信託銀行の親会社であり、採用も合同で行っています。
ここではみずほ銀行やみずほ信託銀行の業務内容も含め、まとめてみました。
- リテール・事業法人
個人の顧客には資産運用や資産承継に関するサービスを提供。
中小企業に対しては、事業拡大、事業承継、海外展開等のニーズをコンサルティングを元に支援する。
- 大企業・金融・公共法人カンパニー
大企業法人の分野では、資金調達・運用・経営・財務戦略等の幅広いニーズに対して金融ソリューションを提供。
また日本経済の重要課題である地方創生に向けた取り組みとして、農林漁業の成長産業化支援や、空港・公共施設のPPP/PFI導入など。
- グローバルコーポレートカンパニー
日系企業には海外進出に向けて情報提供などのサポート。
非日系企業に対しては重点営業対象先を選定するなど、ビジネスを促進。
- グローバルマーケッツカンパニー
セールス&トレーディング業務として、多様な市場プロダクツを取り揃え幅広いお客様の運用ニーズを応える。
お客様のニーズに合わせて、金融市場動向の詳細な分析や予測を行い、顧客に財務戦略や投資戦略を提供する。
- アセットマネジメントカンパニー
銀行・信託・証券・運用会社が一体となって、個人から機関投資家まで幅広いお客さまの多様な運用ニーズに対し、最高水準の商品・サービスを提供。
- グローバルプロダクツユニット
投資銀行およびトランザクションの2つの分野から構成され、グループ全体でプロダクツ機能のプラットフォームの役割を担う。
- リサーチ&コンサルティングユニット
グループ内のリサーチ機能とコンサルティング機能を結集した専門家集団として、お客さまの多種多様な課題解決に取り組む。
産業からマクロ経済までカバーするリサーチ機能と、お客さまにとって普遍的な課題である経営・財務戦略から、
環境・社会保障・IT等、専門性の高い分野に至るまで幅広い分野におけるコンサルティング機能を提供する。
このようにみずほフィナンシャルグループ一つにたくさんの業務があります。
かなり枝分かれしていますが、主に銀行業務・信託業務・コンサル業務(調査業務)行っていることが分かります。
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気になる年収は?
就活生にとって一番気になる部分といっても過言ではない年収。
有価証券報告書によると、2016年度のみずほフィナンシャルグループの平均年収は969万円でした。
(連続勤続年数16.9年。平均年齢40.4歳)
勤続年数や平均年齢は一般的で、他業界の年収と比べると高い年収と言えるでしょう。
ただこの年収はみずほフィナンシャルグループの年収です。
みずほ銀行やみずほ信託銀行の年収データもこちらで紹介します。
(有価証券報告書を参照)
- みずほ銀行 平均年収745万円
(平均年齢 37.7歳 平均勤続年数13.9年)
- みずほ信託銀行 平均年収851万円
(平均年齢38.4歳 平均勤続年数14.9年)
みずほフィナンシャルグループの平均年収に比べると少ないですが、
平均年齢が低めなところから判断すると、十分高い年収であると言えそうです。
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社風や働きやすさ
銀行業界全体に言えることですが、社風は堅めで、「年功序列」の考え方が強い、と言われています。
そのことからまだあまり女性が働きやすい環境は整っていないというイメージを持たれているようです。
大企業のみずほフィナンシャルグループですから、福利厚生はしっかりしていて、働き方改革に合わせ、あまり残業させない方針が最近強いようです。
しかし元々激務で離職率の高い銀行業界。職種によってはやはり忙しさは免れない可能性は高いでしょう。
また、他メガバンクに比べ、みずほフィナンシャルグループは「チャレンジ精神」を大切にするという特徴もあるようです。
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みずほフィナンシャルグループの求める人材
ここまで一緒にみずほフィナンシャルグループについて見てきましたが、「やっぱり入りたい!」と思う就活生は多いのではないでしょうか?
しかし実際にみずほフィナンシャルグループがどんな人材を求めているか知っていますか?
就職活動では、自分が求められる人材に近づくことも重要です。
取締役CEOの佐藤社長は求める人材に、
- 「公正」「公平」である
- 「知的好奇心」を持つ
- 「主体的にチャレンジする意欲」を持つ
ことを挙げています。
金融業界のトップを走る企業としてお客様に「公正」で「公平」な対応を取り続けるということ。
大きな成長を続けるために「知的好奇心」を持ち続けること。
インターネット化が進む金融業界に対し、新しいことに「チャレンジする意欲」を持ち続けること。
これらがみずほフィナンシャルグループが求めている人材です。
みずほフィナンシャルグループに入りたいと思っている学生は今からこの3つを意識して、色々な経験を積んでいくといいかもしれません。
みずほフィナンシャルグループのこれから
ではみずほフィナンシャルグループは今後どのような動きをしていくのでしょうか。
有価証券報告書を元にすると、みずほフィナンシャルグループはこんな目標を掲げています。
- 金融イノベーションに対応できるビジネスモデルを目指す
- 「お客様第一」「オペレーショナルエクセレンス(卓越した業務遂行力)を徹底する
分かりづらいかもしれませんが、みずほグループの体系を強くすると共に、一人一人、一つ一つの企業に対して誠意ある業務を行っていくということが目標と言えます。
またみずほフィナンシャルグループはグローバル化にも力を入れていくことを目標に掲げています。
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最後に
就活生に大人気のみずほフィナンシャルグループのまとめ、いかがでしたでしょうか?
日本を代表する金融機関として、グローバルな業務に積極的なみずほフィナンシャルグループ。
日本の伝統的な「年功序列制」と世界に通ずる「チャレンジ精神」の両方を大事にしているという面白さがあります。
また業務内容が広いことから様々な職種が存在しているのも事実。
「銀行業界はあんまり興味がない」という人も、もしかしたら企業研究をすることで興味が沸くかもしれません。
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