履歴書/ESはですます調、である調どっちがいいの?

履歴書やエントリーシート(ES)を書くときには、様々なことを気にしながら書きますよね。

  • 丁寧な表現になっているか
  • 限られた文字数で伝えたいことを伝えきれているか
  • 日本語的な表現はおかしくないか
  • 句読点は適切に打てているか

パッと思いつくだけでも、就活生が意識しなければならないことはこれくらいあると思います。

実際に文章を書いているときにはもう少し具体的なところまで考える必要があるのでしょう。

就活生の悩みの一つとして、存在することが履歴書では「です・ます」調を用いるか「である」調を用いるかという悩みだと思います。

ここでは、履歴書・エントリーシートではどのような表現を使うべきかということに対して、詳しく調べていきましょう。

 

自己PRの書き出しのポイントとは?

 

文章の口調の違いによって生じる効果とは

「ですます」調、「である」調は文章の読み手には全く違った印象を与えます。

最初にその口調の違いによって生じる印象の違いをみていきましょう。

 

自己PRが書けない時の正しい解決法

 

「ですます」調の文章によって与える印象とは

ですます調の文章が与える印象は、やはり丁寧なものになります。

  • 私の長所は明るく元気なことです。
  • 私の長所は明るく元気なことだ。

この二文を見比べるだけでも、読み手に与える印象は大きく異なると思います。

上の文章だと丁寧な印象や、文全体に柔らかい雰囲気を感じるでしょう。

新卒学生の皆さんは、当然ではありますが、社会経験もなく、ポテンシャルや熱意を評価してもらう立場です。

そのようなときに、新卒学生らしい、フレッシュな印象を人事に与えることができるのは、「ですます」調の文章ではないでしょうか。

また、提出先の採用担当者は、100%目上の方なので、敬語を使うことが当然という考え方もできますね。

 

ビジネスマナー・ビジネススキルが身につくおすすめのインターン・インターンシップ募集求人まとめ

 

「である」調の文章が与える影響とは

である調の文章が与える印象は、やはり少し固いという印象にはなります。

しかし、表現としては端的で、説得力がある言い回しに感じてもらうことができると思います。

自分がやってきたことを論理的に淡々と伝えたい場合には、「である」調の表現の方がいいでしょう。

また、「である」調の文章だと、文字数が節約できるという大きなメリットがあります。

「です。」と「だ。」で1文字「しました。」と「した」で2文字の節約になります。

この文字数の節約は300~600文字の中では、非常に大きいです。

「ですます」調から、「である」調に変更することで、一文増やせるほどの文字数の差になることもあります。

どちらかというと就活生からすると、与える印象も大切ですが、文字数の問題の方が重要だと思います。

どうしても文字数が削減できないという悩みと直面した際には、思い切って「である」調の文章を採用してみるのも一つの手段ですね。

 

事務/アシスタントの長期インターン・有給インターンシップ募集求人まとめ

 

「ですます」調、「である」調どちらを使うべき?

結論からいうと、文全体で統一されていれば、どちらを使ってもいいという答えになります。

丁寧な印象を持ってもらいたいなら、「ですます」調、文章の説得力を感じてほしいなら「である」調といった使い分けになるのではないかと思います。

大前提、履歴書やESが企業に向けた文書ということもあり、多くの学生が「ですます」調の文章を選択すると思います。

実際に「ですます」調で書いて、採用担当者からの印象が悪くなることはないので、一番無難ではあると思います。

また、「ですます」調の文章を作成するときにも注意点が存在します。

それは過剰な敬語表現にならないということです。

丁寧な表現を心がけるあまり、必要以上にかしこまってしまう可能性もあります。

そのような敬語表現の誤りは、逆に人事担当者からは、評価が下がってしまうかもしれません。

丁寧な文章を書こうと心がけた結果が、逆に敬語の使い方をわからない学生という評価に繋がってしまっては、非常にもったいないですよね。

また、過剰に敬語を使ってしまうと、文章全体が非常に回りくどく読みにくい印象になってしまいます。

読みにくい文章になってしまっては、結局あなたの履歴書/ESは、人事に伝わらず、評価されないということになります。

そうはならないように、丁寧に書くということは意識しつつ、過剰に丁寧にはならないようにきをつけましょう。

 

就活の面接マナー!敬語や礼儀を具体例付きで徹底解説!

 

読み手がどのような印象を持つかを意識して履歴書/ESは書くべき

語尾を「ですます」調にするか「である」調にするかは、読み手の印象を意識するべきだと述べました。

社風や社内の雰囲気などに合わせ、自分自身で使い分けるべきです。

この読み手の印象を意識するというところは、履歴書や自己PRの全ての項目の見直しに使えます。

第三者目線で見直すからこそ、下記の修正点にも気づくことができると思います。

  • 自分では十分に説明したつもりでも、他の人から見たら説明不足な点
  • あなた自身の考えが伝わってこない文

読み手の印象を考えて文を作成することは、履歴書や志望動機を作成する際には非常に重要です。

その文の印象で、あなたの選考の結果も大きく左右されますので、常に意識しておきましょう。

 

ES・履歴書の郵送マナー!封筒の選び方や送付状の書き方

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

意外と悩む大学生も多い、履歴書を「ですます」調で書くか「である」調で書くかという問題ですが、どちらも間違いではありません。

ただ、読み手からの印象や、文字数との兼ね合いで、どちらを使うかを決めれば良いでしょう。

この記事で覚えておいて欲しいことは、読み手の立場に立った文章を作成するということです。

履歴書/ESは人事にあなたのことを伝えるために書く文章なので、その目線に立って物事を考えることができるといいでしょう。

 

日本最大級のインターンシップ募集サイト『ゼロワンインターン』を探す