マイナビが2018年卒の学生にとったアンケートでは、大手志向の学生は52.4%となりました。
2010年卒学生以来、8年振りに大手志向の学生が過半数を超えたようです。
この数字をみてみなさんはどう思いますか?
正直、私は47.6%もベンチャー・中小企業を選択肢に入れている学生がいることに驚きました。
新卒として就活ができるのは、大学4年生の1回だけです。
入社先を決める前に、自分の人生の重要な選択をするに足る情報を収集するべきでしょう。
ここでは最初のキャリアにベンチャー企業を考えている学生が、ベンチャー企業に就職する前に知っておくべきことをお伝えします。
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この記事の目次
学生がベンチャー企業を志望する動機とは?
まず第一に、学生がベンチャー企業を志望する動機を整理しましょう。
ベンチャー企業を志望する学生の動機で、主なものを下記に列挙します。
- 成長ができると思って
- 裁量権が大きいと思って/主体的に働けると思って
- 出世が早いと思って
- 上司(社長)との距離が近いと思って
- 責任のある仕事を早いうちから任せてもらえると思って
- 将来企業したいと考えているから
大きく分けると上記の6点かと思います。
主体的に働くことができるという点と裁量権が大きいというのは同義だと思うので、1つにしています。
確かに、人数が少ない分、上記の項目を期待して、ベンチャー企業を志望する学生が多いことも頷けます。
しかし、ベンチャー企業だと本当に上記の項目を達成することができるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
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ベンチャー企業には本当に成長できる環境があるのか?
結論からいうと、成長できる環境は間違いなくあるでしょう。
ベンチャー企業では、大手企業のように数ヶ月に及ぶ研修がある企業は多くありません。
そのため大手に入社した同期よりも早く、入社後に現場に出ることになると思います。
また、新入社員とはいえ利益を出すことを求められますので、その分自分のスキルを磨く必要があります。
成長を待ってくれるというよりは、会社に食らいつくという姿勢が求められます。
もちろん、ベンチャー企業に入れば無条件で成長できるというわけではないでしょう。
自分で仕事を工夫する姿勢や、わからないことを積極的に質問する姿勢なども大事です。
自社の業界やクライアントの業界に対する勉強も主体的に行うことが求められます。
そういった、自走できる方には間違いなく成長できる環境があると思いますよ。
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裁量権・主体性を持った働き方ができるか
裁量権は会社によるとは思いますが、一般的な大手企業よりは間違いなくあるでしょう。
上司へ判断を求めてから、一週間返事を待たなければいけないなんてことはないと思います。
自分がいいと思ったことは積極的に提案すれば、採用してもらえる土壌はあると思います。
そういう意味の裁量権はあると思いますが、裁量権を求める上で自分の働きぶりを、会社に認めてもらう必要があるでしょう。
会社になんの利益ももたらさない間から、提案だけ行うということはさすがに難しいですよね。
成果をだすという前提さえクリアできれば、裁量権は認められるケースが多いです。
主体的に働くことは、可能というよりも求められるという方が正しいでしょうか。
ベンチャー企業では、1人1人が自走する必要がありますので、必然的に自分で考え、仕事の手段を工夫する必要があります。
この主体性はベンチャー企業で働くにあたり、非常に重要な要素です。
自分で考えて、行動できる方なら成長も裁量権も期待できるでしょう。
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出世が早いかどうか
ベンチャー企業では、年功序列ではなく、実力主義の企業がほとんどでしょう。
企業からしても年齢よりも、成果を気にすることは当然ですよね。
任せられる仕事の幅も年齢ではなく成果に依存するので、年齢が若くてもスキルさえあれば大きな仕事に携わることができます。
必然的に出世や昇級も年齢を問わず、大きなチャンスがあるということですね。
逆に言えば成果をあげないと出世も昇給もなかなか見込めないという環境です。
ベンチャー企業に就職する際に覚悟感について問われることもあるかもしれませんが、その覚悟も必要になります。
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上司/社長との距離が近いかどうか
これに関してはまず間違いなくそうでしょう。
人数規模にもよるとは思いますが、新卒一年目の社員が、毎日社長と向かい合わせで仕事をするということもありえます。
これはベンチャー企業ならではの強みですね、
考え方や仕事の進め方に関して吸収できることはとても大きいと思います。
大手企業に入社した方の中では、入社式などのイベントでしか、社長にあったことがないということもあるかもしれません。
ベンチャー企業では社長とも綿密に関わりながら、仕事ができるので、その距離感を望む方にとっては大きなメリットでしょう。
事業の進め方や会社の考え、方向性などを随時理解しながら仕事を進めることができることも魅力です。
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責任ある仕事を若いうちから任せてもらえるかどうか
こちらに関しては、先ほども述べた通り、あなたの成果による部分が大きいです。
会社からの信頼を得ることができていれば、年次に関係なく大きな仕事を任せてもらえる機会もあるでしょう。
一般的な大手企業よりは年次に関係なく、プロジェクトの責任者につく機会あると思います。
そのぶん会社に対する成果は大手企業よりも求められることは肝に命じておきましょう。
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将来起業するに当たってインターンでの経験は活きるのか
インターンを通じて、事業の回し方や、ベンチャー企業の社長というものを知っておくことは有益だと思います。
また、商慣習やビジネス上のマナーを学んでから起業することも悪くはないでしょう。
起業をするなら、一般企業に就職する必要は全くないという風潮もありますが、好みだと思います。
すぐに起業するもよし、実際に会社の仕組みをしってから起業をするもまたよしだと思います。
起業をして、事業を軌道に乗せた方のもとで考え方を学ぶ期間があってもいいのではないかとは思います。
アイデアだけで会社を運営できる訳ではないので、会社運営のノウハウや事業を成長させる手段を学んでからでも遅くはないでしょう。
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ベンチャー企業に入社する時に注意すること
ベンチャー企業に入社する時に注意してほしいのは自分に本当にベンチャー企業で働く覚悟があるのかということです。
ベンチャー企業では、先ほども述べた通り、主体性が求められます。
覚えることももちろん多いですが、その中でも結果を出すために自分で考えて行動しなければいけません。
頭ではわかっているかもしれませんが、実際に行動に移せるかどうかは全く別の話でしょう。
こればっかりは実際にその環境に入るまで、わからないことだと思います。
そんな時におすすめなのが、長期インターンに参加することなんです。
ベンチャー企業で長期インターンをすることで、自分がその環境に向いているか、自分のイメージと相違はないか確かめることができます。
いわゆる新卒カードは非常に重要です。
色々な情報を収集すべきと言いましたが、自分の肌で感じた情報ほど信じられるものはないでしょう。
長期インターンを受け入れている企業にベンチャー企業が多いことも、好都合だと思います。
興味のある業界や企業のインターンが開催されていたら、積極的に参加しましょう。
ベンチャー企業への就職前に参加すべき!ベンチャー企業の長期インターン情報まとめ
最後に
ベンチャー企業への就職を考えている学生が知っておくべきことについて書かせていただきました。
自分で考えて行動する力さえあれば、成長できる環境は確実にあると思います。
ベンチャー企業で働く上で、行動力は非常に重要なので、迷っている学生は長期インターンに参加して、あなたの適性を確かめてみることをおすすめします。
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