【プロフィール】
株式会社Loco Partners グローバル推進室 グループマネージャー門奈剣平
1991年生まれ、上海育ち。2015年、慶應義塾大学環境情報学部卒業。
大学1年生の時に、当時篠塚社長1人だけであったLoco Partnersに、2人目のメンバーとして参加。インターンシップ生ながら、ディレクター業務、Webマーケティング業務、外部との事業提携など幅広く活躍。従業員が30名を超え、会社の規模が大きくなる中、大学在学中に訪日旅行事業部の部長まで上り詰める。
2015年9月、慶應義塾大学卒業とともに株式会社Loco Partnersに新卒入社。
一流旅館・ホテルのみを厳選し、会員に紹介する宿泊予約サイト「relux」を運営する株式会社Loco Partners。
株式会社リクルートホールディングスなどから総額3.3億円の資金調達や、世界最大級の旅行予約サイト「エクスペディア」との提携など、旅行系のベンチャーの中でも何かと話題の多いLoco Partnersにおいて、創業間もない時期から篠塚社長の右腕として会社の成長を牽引する新卒入社1年目の門奈さん。
そんな門奈さんに大学1年生から現在に至るまでの話を伺った。
大学1年生・大学2年生からインターンを始めたほうがいい理由とは?
この記事の目次
慶応SFCの教授の言葉がインターンシップを始めるきっかけに
質問:なぜ大学1年生から長期インターンシップを始めようと思ったんですか?
きっかけは、大学の教授の言葉です。慶應のSFCに入学してすぐに新入生向けの導入セミナーがあったのですが、そこで出会った教授達の言葉に刺激を受けました。
ある教授は「あなた達は未来からの留学生です。未来の世界はどうなっていますか?私に教えて下さい。」と、主体者として私たちに未来を語るように促したり、ある教授は「日本の大学にいても意味がない。世界に飛びたつか、すぐにベンチャーに行け!」とはっぱをかけてくださったり。
授業で学ぶ気満々だった自分としてはどれも衝撃的な言葉で、そんなに皆が言うなら、やるしかない!と一気に火がついて、すぐにインターンシップに参加できるベンチャー企業をネットや友人づてで探し出しました。僕単純なんですよね(笑)
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質問:そこで見つけたのがLoco Partnersのインターンシップだったんですね?
じつはLoco Partnersでインターンシップを始める前に、Webマーケティング事業をやっている他のベンチャー企業で営業インターンシップをやってました。
業務はテレアポ営業が中心だったのですが、私は上海で育ったこともあり、敬語がとにかく苦手で。最後までテレアポ営業に苦戦して、全然活躍できなかったですね。
結果1ヶ月半位で辞めることにしました。やる気満々に参加したにもかかわらず、最後は心が折れてしまって、苦い経験です。
質問:一度失敗し、インターンシップに改めて挑戦する時に、躊躇はなかったですか?
いや、躊躇はなかったですね。インターンシップ辞めて、やることがなくなって、残りの学生生活何をしようか、色々な選択肢を思い浮かべてみたんです。
そこで一つ一つ本当にやりたいことか自問自答した時に、最終的にインターンシップが残り、もう一度頑張ってみようと。その時は何の迷いもなく踏み出せました。
あとは、周囲にも恵まれてたと思います。私が営業インターンシップを1ヶ月半で辞めた時に、周囲にそれを責める人がいなくて、むしろ、「次また頑張ろうぜ!」と声をかけてくれる人が多くて、自然と前向きになれましたね。
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社長と自分の二人だけ。まさに希望通りの環境でした。
質問:Loco Partnersに決めた理由はなんですか?
とあるインターンシップのイベントで篠塚を紹介されて話をしたんですが、「ソーシャルメディア」や「旅行」系事業の会社ということですごく興味があったので、その流れでインターンシップとしてLoco Partnersに参加することに決めました。
ただ初出社日に事務所についても、篠塚以外の社員がなかなか出社してこないので、「他の方は?」と聞いたら、「僕だけだよ。」と。その時に初めて自分が2人目のメンバーだと知りました(笑)
ただ、結果的にこれが本当にいい出会いだったと思っています。インターンシップに再チャレンジするからには、自分をとにかく厳しい環境に身を置いて、極限まで成長してみたいと覚悟していたので、まさに希望通りの環境でした。
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質問:具体的にはどんな仕事を任されたんですか?
当時はまだreluxも立ち上がっておらず、大手企業向けのWebコンサルティングや、ソーシャルメディア関連の運用受託が中心でした。
篠塚が受注してきた案件に対して、私がディレクターとして外部のエンジニアやデザイナーとやりとりしていました。といっても、最初は全く何がなんだかさっぱりだったので、篠塚に細かくフォローしてもらいながら仕事をしていました。
目の前の仕事が、どんな効果があるか、自分に何を期待をしてくれているのか、未来の何に繋がるのか、自分にはどう生きるか、一つ一つ接続してイメージできるように仕事を任せてもらえたので、業務量的には大変だったはずですが、楽しくやれましたね。
篠塚がどんどん新しいことにチャレンジしていくので、そこに必死に食らいついていく中で、様々な経験をすることができました。クライアントのFacebook広告の運用をしたり、フューチャーフォンの自社コンテンツ制作をしたこともありましたね。
篠塚から一つ一つの仕事に意味づけしながら学べたため、その後10数名のマネジメントを任された際にも活かすことができています。教授がベンチャーに行け!と言っていた理由が、今は実感できています。
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質問:その後ついにreluxがリリースされるわけですが、門奈さんはどう関わりましたか?
実はreluxのリリースの前後、私は半年間バックパッカーで世界を周っていたので、その瞬間に立ち会えてはいないんです。
私が人生において最も尊敬している3人、父、メンターの先輩、そして篠塚の3人が皆共通してバックパッカー経験があったので、これは大学中に絶対に行きたいなと。それで半年間インターンシップを離れていました。
ただ、旅に出発するまでになんとなく新規事業の構想はあったので、事前準備には関わっていました。「旅行」×「伸びているマーケット」をやろうといったことは決まっていたので、とにかく競合サーチをしました。
SWSXというアメリカ・テキサス州オースティンのカンファレンスで入賞している旅行系サービスのビジネスモデルはどうなのか、資金調達状況はどうか、実際のサービスの使い勝手はどうか、それこそ宿泊予約サイトに限らず、例えばショートレンタル、アクティビティ、海外、ハイエンドなど、旅行に関するものであれば、とにかく全て調査するくらいの勢いで徹底して調べましたね。
実際にサービスを使ってみて、いいものがあればスクショを撮り溜めて、共有して、話し合うの繰り返し。その中で、宿泊予約になるのかなというのは自分の中でも感じていました。
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質問:その後、インターン生ながら訪日旅行の立ち上げ責任者へ。
旅から戻ってからの1年半はwebマーケティングを担当し、10人程のインターンシップ生のマネージャーも経験しました。その後大学4年生から訪日事業部の立ち上げとともに、責任者に抜擢されました。
webマーケティングのマネージャーをしていた時も、訪日事業部の責任者を任された時も、大学生だったので出勤は週3日しかできなかったです。その中でどうやってメンバーをマネジメントするかは工夫が必要でした。
やったこととしては、メンター制度の導入です。例えば私が出勤できない日に出社するインターンとは顔を合わす機会が少なくなってしまうため、先輩インターンの下に後輩インターンをつけて、そのペアは必ず出勤日が重なるようにしました。これで私がいなくてもフォローが行き届くようになりました。
私が篠塚からやってもらったように、私もインターン生に一つ一つの仕事に意味づけをして任せ、そのインターン生が同じように後輩インターン生に仕事を任せられるようになっているのを感じます。
結果として、Loco Partnersのインターン生は途中で辞めちゃう人がほとんどいないんです。私自身もそうでしたが、決してラクではないけれど、インターンシップを通じて充実した働き方を経験できているからだと思います。
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ずっと会社に属している方がリスク。個人として力をつける時代。
質問:慶應SFC卒、日・中ネイティヴ。大学1年からずっとインターン経験。マネジメントも経験。申し分ない経歴ですが、そのままLoco Partnersに新卒入社に迷いはなかったですか?
なかったですね。私は日中のハーフなのですが、いつか日本と中国の架け橋になる仕事をしたいとずっと考えていました。
ただ、いつそれに挑戦するのがベストかを考えたときに、社会人としてもっと成熟してから将来その仕事に挑戦するよりも、荒削りでも今まさにこの瞬間やりたいことに挑戦できる環境に飛び込み、プロダクトの中心メンバーとして働くほうが、圧倒的に魅力的だと感じました。また、そのほうが自分を厳しい環境における選択だなと。
私は、今後世の中の働き方は、個人が企業に長く属している方がリスキーな選択であり、個人として力をつけなければ生き残れなくなると思っています。
そのためには若いうちに厳しい環境に身を置き、第一線で活躍し、数多く打席に立て続けらるほうがいい。そう考えLoco Partnersに迷わず入社しました。
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質問:大学時代から働きづめで、ぶっちゃけもっと遊びたいとか思わないですか?
これは今だからこそ思うんですが、仕事ほど楽しいものはないと思います。なので、働きづめという感覚は全くないです。
インターンシップを始める前は、こんな考えになるなんて予想すらしなかったことですが。なんせ一回キツくて辞めちゃってるくらいですからね(笑)
でも今は、仕事ほど楽しいもの、仕事ほどワクワクするもの、仕事ほど難易度の高いロールプレイングはないと思います。
結局社会人になったら遅かれ早かれ仕事と遊びのバランスを自然ととるようになるわけですし、Life is workなので、仕事と遊びの境目をあえて明確に切り分ける必要ないのかなと思っています。
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質問:最後に、これから長期インターンシップに参加する大学生に一言ください。
私みたいにインターシップそのものに興味がある学生は、すぐにでもやればいいと思います。絶対に得られるものがあると思います。
そうではない学生、例えば就活のためにやろうか検討している学生であれば、どの業界のどの職種のインターンシップでもいいので、まずは半年位続けることをお勧めします。
そうすると、こういうロジックでビジネスは発生するんだとか、こうお金は動くんだというのが分かってきます。
これが分かると、面白いことに自分が携わったことのない業界でも応用して考えられるようになり、未経験の業界や職種のこともだいたいイメージできるようになります。
例えば、商社、コンサル、広告代理店のお金の流れがイメージできると、そこで求められる働き方もイメージできます。サイバーエンジェントの人はきっとこういう仕事をしてるとか、ソフトバンクの法人営業ってきっとこういうスキルが求められるんだろうなとか。
僕自身は就職活動のためにインターンシップを始めたわけではないですが、例えば色々な会社の短期インターンシップや企業説明会に繰り返し参加するよりも、一つのところでめっこりやるほうが会社を見抜く力は圧倒的につくと思います。
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