「インターンシップや就活面接で人事からポートフォリオを求められたけど、どうすればいい?」
「企業に評価されるポートフォリオって何?」
デザイナー・クリエイティブ系の職種につきたいと考えている就活生によくある悩みではないでしょうか。
ポートフォリオは、美術・デザイン系の学校に通っている人なら一度は聞いたことがあると思います。簡単にいうと、Webデザイン・グラフィックデザイン・3DCGデザイン・イラストレーション・デッサンなどの作品集のことをポートフォリオと呼びます。
デザイン系の就職活動において、応募時にポートフォリオ提出必須とする会社も多くあります。
今回は、デザイン・クリエイティブ業界を目指す就活生に向けてポートフォリオを作るコツやよくあるQ&Aをご紹介します。
この記事の目次
インターン選考におけるポートフォリオの重要性
インターンには、1dayインターンや1weekインターンといった短期インターンシップから3ヶ月以上の長期インターンシップまで様々です。
どのインターンシップでもポートフォリオの提出を求められる可能性はあるでしょう。主にデザイナー職で提出が必須となっているケースが多いです。
クリエイティブの世界において、採用試験におけるポートフォリオの重要性は無視できません。採用担当者の中には、面接よりもポートフォリオを重視するという人もいるほどです。
企業はポートフォリオを見て大学生の力量・スキル・センスを見極めています。
とくにクリエイティブ職では、それ以外の職種と比べて成果物がものをいう世界です。いくらあなたが「〜〜の経験をしました」「〜〜を勉強しました」とアピールしたところで制作物が企業の求めるハードルに見合ってなければ採用に至るのは難しいでしょう。
そのため、インターンをはじめとした就職において、ポートフォリオを作り込むことは採用活動でも有利に働くのです。
デザイナー必見!採用担当者に評価されるポートフォリオのポイント
それでは企業担当者に刺さるポートフォリオのポイントは何でしょうか?
もちろん、デザインセンス的な評価軸は企業によって異なると思いますので、ここではどの会社でも共通して押さえておくべき項目を3つご紹介します。
①全体レイアウトにこだわる
ポートフォリオというと、そこにのせる作品の質にこだわる人が多いのですが、担当者によっては、ポートフォリオ自体も1つの作品と見ている人も少なくありません。
表紙のデザインやフォントサイズ、行間、画像やイラストと文章の使い分け、色合い、視認性の良さ・・・などポートフォリオの仕上がり自体を見られている点を意識して、レイアウトからこだわりましょう。
②全ての作品を見てもらえると思わない
「全ての作品をみてもらえる」というのも危険が誤解です。そもそも人事担当者や現場デザイナーは限られた時間を縫って採用活動を行なっています。
当然、有名企業になればインターン選考1回で何百から何千の大学生のポートフォリオを見ることになります。
そのため、作品解説はできるだけ端点にする、企業にとって不要な作品は載せないといった配慮が必要です。
特に面談時にポートフォリオ提出必須の場合は、なおさら決まった數十分という時間で自分をアピールしなければなりません。
③志望先企業に合わせて作品を精査する
よく1つのポートフォリオをどの企業でも使い回す人がいますが、それは避けた方が良いでしょう。
多少面倒かもしれませんが、狙っている業種や会社の雰囲気によって掲載作品自体を変えたり、順番を入れ替えると良いでしょう。
IT関連業界であれば、過去のWebデザイン・UI経験を中心にしてください。デザイン事務所ならパッッケージなどを上部に持ってくるなど工夫するようにしましょう。
ポートフォリオに関するよくある質問
最後にポートフォリオに関する就活生のよくある質問定番3つとアンサーをご紹介していきます。
ポートフォリオの中身は何をいれればいい?
ポートフォリオの中身は、幅広く考えてOKです。代表的なものでは、学校の課題、趣味などで作った作品、アルバイトやインターンで作成したものなどです。
自分が勉強してきたことやできることが伝えられるものであれば、必ずしも大それた作品ではなくて大丈夫です。
作品数が少ない時はどうしたらいい?
作品数が少ない時、「何か作品を増やさなければ」と思う就活生が多いようですが、プロのデザイナー・クリエイターからしたらやっつけで作った作品は一目でわかります。
変にクオリティの低い作品を増やすのであれば、現状維持の方がまだ良いです。
もしどうしても作品数が少なければ、
- 過去に作った作品の制作の経緯やコンセプトを紹介する
- 作りかけのままになっている作品を完成させる
- 完成作品だけではなくラフ画を入れる
といったやり方でポートフォリオ自体の質を高めていく方法がおすすめです。
ポートフォリオはいつ作ればいい?
ポートフォリオの制作は早ければ早いほど良いです。また、作り込むとしたらそれなりに時間が必要です。
現在は、就活スケジュールがこれまでの経団連主導のものから政府主導に変わり、新卒採用の早期化が顕著になってきています。
強いて目安としてあげるのであれば、大学3年生の6月ごろからインターン応募を受け付ける会社が多いので、その時期までに完成していると安心です。
これから就活が始まるけどまだポートフォリオを作っていない、という方は、まずは最低限の体裁を整えて選考を通じてブラッシュアップしていくやり方が良いでしょう。
ポートフォリオを作るなら実践型インターンがおすすめ!
前述したようにポートフォリオに含む作品は、大学の講義や趣味レベルのものなど幅広いですが、同期と差をつけるのであれば長期インターンでスキルアップしながら制作物を作るのがおすすめです。
大学の授業などで作った作品は、先生からのフィードバックを経て作られたものなので総じて作品の質は高まる傾向があります。
しかし、同時に同じ課題に取り組む学生も多いので差別化という観点では少し物足りません。
また、趣味で作ってみた作品は、第三者のチェックを経ていない分、質にばらつきが出る可能性があります。
長期インターンシップでは、実際に企業が制作している作品に参加することになります。ビジネスレベルの案件なのでクオリティも妥協できませんし、何よりそうした実践経験を積むことで自身のデザインスキルの向上にも繋がります。
興味がある方はぜひ以下からインターンをチェックしてみてください。
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