無事に受験を終えて、はえて夢の大学生活へ!これまでの大変な受験勉強から解放されて自由なキャンパスライフに憧れていた人も多いと思います。
しかし、合格という一つのゴールに向かっていた受験時代と違い、大学に入学すると何に時間を使うかは自分で決めなければいけません。
自由な時間が多い反面、うまく目標が見つけられず、いわゆる「燃え尽き症候群」になってしまう大学生も少ないのが実情です。
大学時代は、中学や高校と比べて自由に使える時間がたくさんあります。せっかく苦労して入った大学だからこそ、その時間を無駄にせず「何かに燃えたい」「もう一度熱中できることを見つけたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、燃え尽き症候群(バーンアウト)から回復する方法やおすすめの大学生活の過ごし方をご紹介します。
何に対してもやる気が出ない。同じような日々を繰り返している。と感じている人はぜひ本記事を参考にしてください。
この記事の目次
燃え尽き症候群(バーンアウト)とは?どんな症状?
燃え尽き症候群とは、別名バーンアウト症候群とも呼び、強い使命感を持って何かに熱中していた人が、目標を達成した後に感じる虚無感や意欲低下を感じる症状を指します。
大学時代に燃え尽き症候群に陥る人は多いですが、要因は様々です。特に多いのが、勉強が当たり前だった受験時代との環境の変化からやる気を無くしてしまうケースです。
それ以外に、部活動を頑張ってきたけど怪我で引退を余儀なくされて、やりたいことが無くなってしまったり、サークル活動や学生団体に力を注いできたけど引退と同時に目標を見失ってしまう等、色々なケースがあります。
燃え尽き症候群は珍しいことではなく誰しも起こりうることなのです。
やる気が出ない時はどんな人もありますが、燃え尽き症候群になると、授業・講義に行きたくない、何に対しても興味が持てない、行動したくないなど日常生活にも様々な支障が出てきます。
ともすると、単位を落として留年なんてことにもなりかねません。
大学生活の燃え尽き症候群から抜け出す方法
燃え尽き症候群になった時は、どれだけ早くその状態から抜け出せるかが重要です。
もちろん、モチベーションが低下した状態から脱するのは簡単ではありませんが、ちょっとしたコツを覚えておけば、何も知らない時よりもよほど早く前のような生活に戻ることができます。ここでは2つのポイントをご紹介します。
まずは行動を起こすことから始めよう
まず最初に覚えておいてもらいたいのは、燃え尽き症候群になった時は、意思の力でどうにかしようと思わないことです。
そもそもやる気がない時にやる気を出す方法はありません。
結論、「人間は行動を起こすからやる気が出てくる生き物」と言われています。実は、これは脳科学の研究者たちからもよく上がる話題で、東大教授もこのような説を唱えています。
受験勉強を思い出すとわかるかもしれませんが、苦手でやりたくない科目だったとしてもいざ始めると1時間くらい集中して取り組めた、という経験はあると思います。
このように最初は面倒だと感じてもやり始めるとモチベーションが上がってくることはよくあります。
燃え尽き症候群の時も同様に、何もやりたくないけどどうにかしなきゃと焦るくらいならまず何か行動してみればいつの間にか能動的に動けるようになってくるのです。
没頭できる環境に身を置いてみよう
もう一つは、環境を変えるというものです。
経営コンサルタントで有名な大前研一さんが言うには、人が変わるためには、「時間配分を変える」「住む場所を変える」「付き合う人を変える」の3つしか方法がありません。逆に最も無意味なのは、決意を新たにすることだと言います。
つまり、今の状況を変えたいのであれば環境から変えることが重要だということです。
これも受験勉強に置き換えて考えてみると、わかりやすいと思います。自宅では勉強に集中できないから、学習塾の自習スペースに行ってたという人は多いと思いますが、これはまさに周りが勉強しているから集中できる、テレビなどの誘惑がないから捗るといった外部環境によるプラスの効果があるからです。
大学生活で目標を失い、何もやる気が出ない人は自分から新しい環境に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
燃え尽き症候群の大学生必見!おすすめの取り組み3選
新しい環境に飛び込むといっても何をしたらいいのか分からない人もいると思います。そこで、大学生におすすめの取り組みを3つご紹介します。
第3位 社会人サークルに所属する
前述の「付き合う人を変える」という方法に繋がりますが、社会人とのコミュニティを持ってみるのはおすすめです。
大学生活は同世代の友人、先輩、後輩と過ごす時間が長くなりますが、思い切って普段合わない社会人に囲まれることで新たな刺激が得られるはずです。
よく「あなたは周囲5人の平均値である」と言われますが、付き合う人によってその人の人間性が変わってくるはずです。
第2位 海外留学に行く
社会人になってしまうとまとまった時間を取ることができず、海外留学に行くのは現実的に難しいです。
長期休暇をとれる学生時代に一度長期留学にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
言語や文化が違う仲間と過ごさなければならない環境では、日々やることがたくさんあります。そうした環境に身を置くことでこれまで燃え尽き気味だった人も必然的に努力をしなければならなくなります。
また、グローバルな働き方が促進される現代では、異文化コミュニケーションの経験は将来的にも役立つはずです。
第1位 長期インターンシップに参加する
長期インターンシップに参加して、社会人と同等の仕事に挑戦してみるのはとくにおすすめです。
最近は、アルバイトのように給料をもらいながら、バイト以上に責任のある仕事にチャレンジできる長期有給インターンが増えています。
みなさんも大学を卒業したらいずれ何かしら仕事をしなければなりません。
卒業してからやりたいことが見つからずなんとなく就職先を決める人は多いですが、長期インターンシップで実践経験を積んでおけば自分のキャリアを決める材料が手に入ります。
興味がある方はぜひ気になるインターン先を探してみください。
大学生活で何かに熱中したいなら行動を起こそう
燃え尽き症候群になると、何もしたくなくなるネガティブな思考になりがちですが、まずは小さいところからで構いませんのでアクションを起こすことが大切です。
大学生活4年間は人生の中でも最も自由に過ごせる時間の一つです。その時間を何かに熱中して過ごすか、何もせず漫然と過ごすかではその後の人生も大きく変わるでしょう。
ぜひこの貴重な期間を有意義に過ごし、充実したキャンパスライフを送ってもらえることを願っています。
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