参加だけじゃダメ?インターンを就活で活かすための心得

将来の就活を見据えて、早めにインターンシップに参加しておこうと考えている学生も少なくはないでしょう。企業での実務経験が積めるインターンシップ経験は、必ず就職活動で有利に使うことができるものです。

 

一方で、そういった情報が先走ってしまい、特に目的や目標もないままに、インターンに参加すること自体がゴールになってしまっているケースも散見されます。それが全くもって無意味であるとは言いませんが、せっかく自分の貴重な時間を使って参加をするわけですから、できる限り学びの多い、有意義な時間とすべきというのも正しい意見と言えるでしょう。

 

今回は、インターンシップ経験を就職活動で活かすための心得について解説していきます。

 

勤務地・業種・職種からインターンシップ求人を探す

 

インターンは参加するだけじゃダメ。目的と結果を逆にしないように気をつけよう

結論からお伝えしますが、インターンシップは参加することを目的としてはいけません。そうしなければ、ちゃんとした目的を持って参加した学生に比べて終わった後に圧倒的な差が生まれてしまいますし、極論、時間を無駄遣いしてしまったと言っても過言ではありません。

 

なぜ自分がインターンに参加したいのか、するべきと思ったのか、その目的を明確にして、インターンを通して経験しておくべきことやものを明確にしておくようにしましょう。手段と結果が逆転しても良いことは起こりません。将来の目標に対し、結果としてインターンが適切だと判断したからこそ参加する、まずはそのレベルになるまで、自分自身を見つめ直すことが肝要です。

 

将来就きたい仕事や入社したい会社が第一候補

 

インターンに参加する場合は、まずは将来自分がやってみたい仕事や入社したいと思っている会社を第一優先として考えるのが良いでしょう。逆に言えば、そこがない状態で参加を検討するのは時期尚早と言えるかもしれません。

 

ただ、どこが自分が将来働く会社として向いているか、自分の天職となる仕事とは何なのかを知るために参加するのはOKです。いずれにしても、インターンシップ経験を通して見つけたい「何か」が明確に決まっていない状態では、学びのチャンスを見逃すことにも繋がるのでお勧めですません。

 

まずは、やってみたい仕事はあるかな?逆にこの機会を逃すと絶対に触れられなさそうな仕事はないかな?そういった目線でインターン先を探すようにすると良いでしょう。

 

希望の会社のインターン参加が難しい場合は、同業他社でもOK

 

もしも、自分の希望する会社がインターンの募集をしていなかったり、そもそも人気が高すぎて選考に残ることも困難だった場合は、そこで諦めてしまうのではなく、同業他社のインターンに参加するのも良い選択です。

 

仕事というのは得てして業界ならではの特徴があるものです。細かな違いこそあれ、大枠では仕事の進め方やノウハウが共通している部分も多いでしょう。また大手よりもベンチャーであればあるほど、関われる仕事の幅も増えるものです。

 

たくさんの経験が積めれば、それだけ自身のスキルも広く強くなっていくものですから、将来に役立つことは間違いありません。あえて倍率が高い大手ではなく、倍率が低いベンチャーで実績を積みつつ、就活本番で勝負を掛けるというのも正しい選択肢と言えます。

 

やっぱり就職活動本番が大切ですからね。インターンシップ選考に通っても、いざ本番で受からずでは悲しいものです。そこも目的と結果を見誤らないようにしていきましょう。

 

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スキル習得だけじゃダメ。社風や社員の雰囲気なども確かめよう

インターンというのはざっくりと言えば職場体験、仕事体験という意味ですが、多くの人は仕事のスキルを身につけるための場と解釈してしまいがちです。しかし、その目的を満たすだけでは不十分と言わざるを得ません。

 

仕事というのは自分ひとりで行うものではなく、上司や同僚、クライアントやお客様といった、色々な人や環境と密接に関わりあいながらやっていくものですから、もっと全体的な会社の雰囲気というのにも目を向けておく必要があるのです。

 

ここからはインターンを通して社風や社員の雰囲気などを確かめておく重要性に関して解説していきます。

 

好きな仕事というだけでは続かない。働きやすい環境を探すべき

 

よく「好きなことを仕事に」と言いますが、その考え自体は間違ってはいません。嫌いなことを無理して続ける道理はありませんからね。しかし、いくらその仕事自体が好きでも、周りの環境に馴染めなかったり、はたまた沢山働かされるわりに給料が安く、そもそもの生活が苦しい状況になってしまったりすれば、決して幸せな社会人生活を送れているとは言えません。

 

至極単純な話かもしれませんが、その会社で働きながら、自分はどこか我慢をしてしまっている部分はないか、というのは常に考えるようにしておきましょう。それは仕事だけのことでなく、周りの人の人柄や、極論違う部署の自分とは全く関係ないような場所の空気まで。

 

色々と注意を向けることで、そこが自分に及ぼす影響をしっかり考えてみてください。全く気にならないのであれば大丈夫だと思いますが、少しでも引っ掛かりがあるのであれば、自分の体調や精神状態いかんでは、とても苦しい気持ちになるケースも考えられます。

 

自分にとって一番働きやすい環境、または許容できる範囲を知ることで、就職先に求める要素というのも見えてきます。そのボーダーラインをしっかり定めておけば、入社したあとに「思っていたのと違った」「もう辞めたい」というような悲しい事態を避けることができるでしょう。

 

モチベーションを保てる環境かどうかは、働きながら理解する

 

そうした意味もあり、インターンシップを通して実際の仕事を体験する、実際の職場を体験するということは非常に意味があることなのです。長期のインターンシップであれば、数ヶ月単位で実習に参加することができます。

 

数ヶ月あれば、良いところはもちろんですが、色々と悪いところも見つかってくるでしょう。どんな大手優良企業であっても完璧ではありません。何かしら自分とは合わない部分があって当然です。

 

そこに目をつむることができるかどうか、特にモチベーションに影響を与えずに過ごせるかどうかをしっかり見極めるようにしてください。そして、どうしても自分に合わないと思ってしまうのであれば、インターンシップであれば極論辞めてしまっても経歴に傷はつきません。

 

だからといって軽々しく考えましょうと言っているわけではないのですが、想像だけで終わるのではなく、自分で経験することで見えてくるものも必ずありますから、積極的に機会を活用していきたいですね。

 

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まとめ

インターン経験を就活で有利に使うためには、その目的と結果を正しく理解して参加することが必要不可欠。決して、参加すること自体を目的としてしまわないようにしてください。

 

仕事のスキルを身につけるという目的があるのであれば、必ずしも将来就職を希望する会社じゃなくても大丈夫。むしろ小さな会社であればあるほど、沢山の経験を積む可能性があるかもしれません。物事は考えようによってプラスに働かせることができるものなのです。

 

またスキルだけではなく、雰囲気や感覚と言った要素も大切にしてくださいね。どうせなら転職などはせず、新卒で入った会社でずっと頑張れる方が良いに決まってますから、自分が許せる範囲の働く環境とは何かを知る機会としても、インターンシップは有効に使えます。

 

目的と結果を明確にしてからインターン先を選べば、最終的には必ず就活に活かすことが可能です。ぜひ一度、自分自身と対話する機会を設けて、じっくり考えてみてください。

 

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