インターンで失敗してしまった時の正しい対処法

インターンで失敗してしまった時は、不安と焦りで頭が真っ白になってしまいがちです。

 

しかし、仕事は誰でもミスをするものです。管理職や経営者であっても完全にミスを防ぐことはできません。

 

重要になるのは、失敗した時の対処法です。間違った対応をとれば、それまでに築き上げた信頼を一気に失うことになりかねません。逆に速やかに正しい対処をすれば、評価を上げることになる可能性もあるのです。

 

今回は、インターンで失敗してしまった時にやるべきでない対応と、正しい対処法を解説していきます。

 

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インターンには失敗がつきもの。よくある失敗例

インターンには失敗がつきものです。ミスしないに越したことはないですが、長期になればなるほど失敗する可能性と機会は増えてしまいます。初歩的なミスは確実に防ぎ、難易度の高い仕事でミスが生じた場合は適切な対処をしていきましょう。

 

インターンでよくある失敗例をいくつか紹介します。

 

まず、遅刻してしまうこと。これは注意すれば必ず防げるミスです。インターンの日程を勘違いしないようスケジュール管理を徹底し、当日は早めの行動を心がけて遅刻を防ぎましょう。万が一遅刻してしまった場合は、速やかに電話で謝罪することが重要です。

 

次に、企業の信用を傷つけてしまうこと。飲食店の厨房で不衛生な行為をした写真をSNSに投稿するなど、インターネット上に企業の信用を毀損する情報を掲載してしまう事件が多々発生しています。基本的に、インターネット上で企業に関する情報を発信するのはマナー違反です。機密情報や個人情報を漏洩させた場合は、企業へのダメージが大きく裁判沙汰になり、莫大な賠償金を請求される可能性もあります。インターンで得たいかなる情報も、インターネット上に掲載することはやめておきましょう。

 

最後に、取引先や顧客を怒らせてしまうこと。接客・サービス業や営業職のインターンでは発生する可能性が高いです。しかし、インターン受入企業はインターン生が社会人経験に乏しいことをよく理解しています。過度に自分を責めすぎず、迅速に上司に報告して正しい対処をするようにしましょう。

 

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インターンで失敗した時に、絶対にやってはいけない対応

インターンで失敗してしまった時に、次にあげる対応をとることは絶対に避けてください。たとえ些細なミスであっても、誤った対処をすることで傷口が深くなり、企業に損害を出してしまう可能性もあります。

 

自分だけで対処しようとする

失敗してしまった時、上司に報告せずに自分だけで対処するのは絶対にNGです。社会人経験の乏しい大学生が自分の判断で対処しようとすると、自体が悪化してしまう確率が極めて高いです。

 

これは、社会人になってからも同様です。上司や責任者の知らないところで勝手な動きをして、自体が悪化してしまった場合は全責任があなたに降りかかってしまいます。

 

基本的に、インターン受入企業が仕事でインターン生に過剰な責任を負わせることはありません。上司の目の届く範囲で、ミスが生じても大きな損害にはつながらない仕事を任せられることが大半です。

 

インターンで失敗した時は、冷静に頭を冷やして迅速に上司へ報告し、判断を仰ぐようにしてください。

 

嘘をつく

失敗してしまったのに大丈夫だと嘘をついたり、怒られないよう失敗した経緯で嘘をついたりしては、後で嘘が判明した時に、仕事だけでなく人としての信用も失ってしまいます。

 

基本的に嘘は必ずばれます。仕事は一人でこなすものではないので、嘘をついたとしても必ず関係者の誰かが違和感を指摘するものです。

 

失敗を隠す嘘はとりわけ質が悪いです。すぐに対処すればたいした失敗ではなかったとしても、時間がたつことで取り返しのつかない事態になってしまうことは多々あります。とくに、顧客との間でのミスを隠した場合、すぐに対応してもらえなかったことで先方の怒りが増幅し、取引停止など莫大な損害につながる可能性もあります。

 

何かあった時は必ず、嘘をつかずに報告するようにしましょう。

 

他人に責任を転嫁する

他人に責任をなすりつけるのは最悪です。責任転嫁したところで何も解決しませんし、社員との関係性が悪くなり評価は失墜します。場合によっては、社内での居場所も仕事もなくなり、辞めざるを得ない状況に追い込まれることもあります。

 

自分の失敗はしっかりと受け入れて、最後まで責任をもって対処すれば、逆に社内での評価を上げることにもつなげられます。人間なので、ミスしてしまうことは仕方がありません。失敗してしまった場合は、往生際が悪くみっともない姿を見せるのではなく、潔くミスをリカバリーしていきましょう。

 

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インターンで失敗した時の正しい対処法

インターンで失敗してしまった場合は、正しい対処を行うことで最小限の影響に留めることができます。また、適切に対処することで信用が増す可能性もあります。これはインターンだけでなく、社会人になってからも言えることです。何か失敗してしまった時には、次にあげる点に注意して正しい対処をしてください。

 

できるだけ早く上司に報告し、謝罪する

失敗してしまった時は、迅速に上司に報告して謝罪しましょう。報告内容は、経緯が分かりやすいよう「いつ、誰に対して、何をしたか」を簡潔に伝えてください。その際、回りくどく言い訳をしてはかえって評価を下げてしまいます。上司もすぐに対応を判断しなければならないので、「大変申し訳ございません」という謝罪とともに、内容を的確に報告するようにしましょう。

 

上司から次の指示がおりてきたら、今度は失敗しないよう細心の注意を払って対応してください。失敗の対応は時間との勝負です。速やかに対処することで、被害を最小限に食い止めることができます。

 

同じミスを繰り返さないようにする

一度犯してしまったミスが、繰り返さないよう反省しましょう。失敗はある意味で成長のきっかけにもなります。「なぜミスをしてしまったのか」「次からはどういう対応をするべきなのか」を整理して、ノートなどにまとめると良いです。

 

分からない点があれば、上司や先輩社員に相談してください。経験豊富な社員のアドバイスは大変参考になりますし、相談することでミスを反省している姿勢をアピールすることにもつながります。

 

大きな損害につながるミスでなければ、インターン生や新入社員のうちにしておいた方が、経験が乏しいため大目に見てもらいやすくなります。過度に失敗を恐れるのではなく、注意しながら果敢にチャレンジしてください。失敗という経験を糧にして、大きな成長と遂げることができるでしょう。

 

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まとめ

インターンは初めての経験の連続です。慣れない仕事に取り組む時は、何に注意したらいいか分からず失敗してしまうこともあるでしょう。でも、安心してください。迅速に上司に報告して適切な対応を取れば、基本的に大きな問題にはなりません。

 

その代わり、自分で勝手に判断して行動したり、嘘をついたり、責任転嫁してしまっては、人としての信用も失うことになるので絶対にしてはなりません。

 

インターン生のうちにした失敗は、社会人になってからも役立ちます。新入社員の同期にはない経験をしているため、ライバルよりも仕事に対する引き出しが多く、成長スピードも圧倒的に速まるでしょう。インターンでは失敗しないよう注意しつつも、過度に恐れず、色々な仕事にチャレンジしていきましょう!