冬になると、就職活動の面接やインターンのシップ説明会などで、企業へ訪問する際にスーツの上にコートを着て行く学生や就活生も増えてきます。そんな中で彼・彼女らが抱える悩み…それがそのコートを脱ぐタイミングではないでしょうか。
アンケートをとっても、コートを脱ぐタイミングで悩んだことがあるという人が大半。確かに明確なタイミングを教えてもらえる機会も少ないのが事実です。
そんな悩める学生たちのために、今回は就活やインターンでコートを脱ぐタイミングに関して解説していきます。
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この記事の目次
コートを着たまま面接参加はNG。会社訪問前に脱ぐのがマナー
そもそも、なぜコートを着たまま面接や説明会に参加してはいけないのでしょうか?それはコートが正装着ではなく、あくまでも防寒具であるという認識から来ています。面接や説明会でスーツを着るのが、それがビジネス上での正装とされるがゆえ。その正装が求められる現場において、防寒具でのぞむということはそのままビジネスマナー違反へとつながってしまうわけですね。
これらはなにも就職活動中やインターン選考中だけに限った話ではなく、社会人としてデビューし、仕事として他の会社を訪問する際も同じことが言えます。
ですので、まずはコートは外を歩くときの寒さ対策、そのための服であるということを認識としてもっておくようにしましょう。
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コートを脱ぐタイミングは、会社の受付に入る前
では、実際にコートを脱ぐタイミングはどこになるのでしょうか?基本的には、その会社の受付に入る前が理想とされています。ポイントは受付に「入る前」であるという点。多くの場合、企業にはそれぞれ受付があり、その奥に面接会場や説明会会場などがあります。
そのため、受付=会社の内部ではないと感じてしまいがちですが、受付があるということはそこはもうれっきとした会社の敷地内であるため、そこに入る前に脱いでおかないといけないのです。
もしあなたが企業の人事担当だったとして、自分のオフィスの受付に人が来て、そこでゴソゴソとコートを脱いでいる様を見かけたらどうでしょう?決して気持ちの良いものではないですよね。
受付に入った時から、選考はスタートしています。誰に見られても大丈夫なように、また無駄な動きなどもすることなく、スムーズに行動できるようにしておきましょう。
企業によっては、社名の書かれた扉を開けると、そこがすぐにオフィス空間になっていて、受付などが特別設置されていないところもあるでしょう。そんな時に慌ててコートを脱いでいては不格好ですから、基本的には会社の敷地に「入る前」に脱いでおくことが大切です。
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大きなビルなど、オフィスエントランスがある場合は、ビルに入る前に脱ぐ
また会社によっては大きなビルの一角にオフィスがあり、まずはビルの受付を済ませた後に、各社のオフィス受付へ向かう。というところもあるでしょう。
その際は、そのビルに入る前に脱いでおくようにします。まだその会社の受付には入っていないからといって、コートを着たままでビルの受付に向かうのはNG。
ショッピングモールや映画館などの商業施設などとは違い、オフィスビルは基本的には関係者以外立ち入り禁止の場所です。そのビルの敷地内に入ったタイミングから、すでにあなたは訪問者であり、正しくマナーのある行動をしなければならないのです。
またそのビルに、希望の会社がオフィスを構えているのであれば、その会社の社員がエントランスを通りかかることもあるでしょう。オフィス受付で脱げばいいやという思いで、ビルの受付を適当に済ませようとする場所を見られてしまってはどうしても印象は悪くなります。
大きなビルで、色んな人が行き来しているからといって気を抜かず、しっかりと対応するようにしましょう。
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面接中や面接終了後も気をつけたい、脱いだコートの扱い方
入室前のコートを脱ぐタイミングにはもちろん気をつけなければなりませんが、その脱いだ後のコートの扱い方も気をつけなければなりません。せっかく脱ぐタイミングはバッチリでも、それを正しく扱つかえないと、企業の人事担当に、あなたは雑な人という印象を与えかねません。
ここからは、面接中や面接終了後にも気をつけておきたい、脱いだコートの扱い方についてみていきましょう。
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コートは裏返して二つ折り。入室後はカバンの上に置くのがマナー
コートを脱いだら、そのまま適当に手に持って…という状態ではいけません。基本的には裏返して二つ折りにし、カバンを持つ手とは逆の腕にかけて持ち運ぶのがスマートなやり方です。
そして入室後は、その畳んだコートを例えば空いている椅子に置いたり、自分が座る椅子の背もたれにかけたりにするのもNG。また会社の備品としてあるハンガーを勝手に使うなどももっての外です。企業側から、ハンガーをお使いくださいと言われた場合のみ例外で、その時はしっかりとお礼をして使わせてもらいつつ、ハンガーにかけたあとはラックの端の方に寄せるようにしておくと、他の就活生の邪魔にもならず、人事担当者にも親切で丁寧な人材であることをアピールできるかもしれませんね。
ハンガーなどを使わず、自分の手元に置いておかなければいけない場合、折りたたんだコートは、足元に置いたカバンの上に置くようにしましょう。ちなみにカバンの底は、靴の底と同じ扱いをすべしというルールがあるため、カバンを椅子や机の上に置いてはダメ、ということを覚えておきましょう。そう考えると、カバンはできるだけ口が大きく、またそこの部分もしっかりと幅があって、自立ができるものを選ぶようにすると良いでしょう。
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面接終了後にも気をつけたい、再びコートを着るタイミング
そして緊張する面接が終わったあとも気を抜いてはいけません。今まで張り詰めていた気持ちが緩み、帰りのエレベーターなどでいそいそとコートを着てしまう就活生も多くいるのですが、オフィスに来た時と同じく、コートは受付やビルを出てから着るのがマナーです。
会社によっては、あえて人事担当自身は見送りにいかず、こっそりと別の人間にオフィスを出ていく就活生の様子を観察させて、その態度をチェックするところもあるようです。これは、面接などの緊張した場では隠れている、その人本来の性格や人間性を見るために行われており、面接が終ったからといって油断してしまってはいけないのです。
もちろん、すべての企業がそういったことをしているわけではないのですが、せっかくしっかりと準備をしてやって来たのですから、帰りのちょっとした粗相で点数を下げてしまうかもしれない行為は、なるべくしない方が良いですね。
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まとめ オフィス内ではコートを着ない。小さな心がけで出来る大人を演出しよう
細かな部分ではありますが、就活やインターンでの選考というのは基本的には「減点方式」です。面接中の回答に失敗してしまったときは諦めもつきますが、それ以外の自分が気付かないところで減点されてしまっていたら、泣くに泣けないですよね。
オフィスに入る時は、その前にコートを脱ぐ。基本的には受付前で脱ぐのが基本ですが、最近は大きなビルにテナントを構える企業も増えていますので、念のためビルに入る前に脱ぐ、としておくと安心です。
あとは面接中や面接後も、しっかりと正しく、脱いだコートを扱って、帰る時も来た時と同じタイミングでコートを着る。それを心がけてスマートな自分を演出するようにしましょう。
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