自己PRの良し悪しって?書き方まとめ【例文つき】

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エントリーシートでも面接でも避けて通れない、就活の要・自己PR。

良い自己PRって?やっちゃいけないNGな書き方は?気になりますよね。

キャリアカウンセラーの筆者が、人事目線で解説します!例文もありますので、参考にしてみてくださいね。

【悪い例】押し付けがましい自己PRはNG!

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自己PRは、“PR”という名の通り、自分を売り込むためのもの。でも、一方的な押し付けになっていませんか?

私が実際に経験したお話です。面接官として理系院生Aさんにお会いした時のこと。「私の強みは、腰を落ち着けてじっくり物事を考えられるところです。」と話してくれました。院生として研究に没頭する日々の中で、培った強みなのでしょう。充実した学生生活を送ってきたことが伺えました。

しかし、企業の求める人材像は、「スピーディに行動に移せること」だったのです。もしAさんが入社したら、「じっくり考えたいのに、どうして急かされるんだろう・・・」とストレスに感じてしまうでしょう。受け入れる先輩側も、「この新人、全然行動しない奴だな。どう指導したらいいんだろう。」と頭を悩ませてしまうでしょう。結果として、Aさんとは一次面接でお別れとなりました。

これまで数百人の自己PRを見聞きしてきましたが、こういう押し付け型が90%を占めると言っても過言ではありません。

企業が何を望んでいるのか、どんな人を採用したいと思っているのかを無視して、自分の良い所を一方的にアピールしても、ミスマッチと判断され、突破することはできないのです。

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【悪い例】盛っても、嘘はバレる!

ba9b03b1e8f770c05a974abd88c19964_s人事担当者の間では、「採用活動の時期になると、ゼミ長やサークル長がやたら増えるよね。」という笑い話があります。

組織の上に立って人をまとめたエピソードは、リーダーシップや人望をアピールしやすいですから、本当は違うポジションだったとしても、つい虚勢を張りたくなってしまうのでしょう。中には、「嘘も方便ですよね。」「採用要件を見て、それに合うようにエピソードを盛っています。」なんて堂々と言ってのける学生もいます。

ですが、盛ってもすぐにバレますよ。嘘はあくまで嘘なので、言葉に力がないし、根拠となるエピソードも薄かったり、説得力に欠けたりするので、わかるんです。

例え上手に嘘をついて内定を獲得しても、辛くなるのは入社後のあなた自身。机を並べて毎日一緒に仕事をする中で、嘘を突き通すことは不可能です。「面接の時にはリーダー経験あるって言ってたのに、全然できないな。」と評価はガタ落ちになり、自分で自分の首を絞めることになりかねません。

人事が知りたいのは、等身大のあなたです。役職についてないとアピールできない、オリジナリティ溢れるすごい話をしなきゃいけない、などと焦る必要はありません。大切なのは、体験そのものではなく、そこから何を学び取り、どうその後の糧としたか、ですよ。

【良い例】客観的指標の入った話はわかりやすい

win例えば、「陸上短距離のタイムを縮めるために、たくさん練習をして頑張りました」というPRをしたとします。“たくさん”って、どのくらいでしょう。“頑張った”って、主観ですよね。

人事は事実を押さえる必要があるので、「週何回、何時間くらい練習したの?他の部員との違いは?具体的にどんな工夫をしたの?取り組む前と後でどのような変化があった?」と突っ込みます。似たようなエピソードを数多く聞く中で、抽象的に主観で語られた話では、正当に評価できないからです。

「週3回・1日3時間の正規練習に加え、独自に週2回・1日2時間の自主トレーニングを行いました。自分自身のフォームを映像に撮り、速い人と比較して分析したところ、体幹がブレていることがわかりました。筋力アップのため、トレーナーにメニューを組んでもらいました。取り組み始めてから2ヶ月で成果が見え始め、その後の公式戦で自己ベストを0・8秒縮めることができました。」

という話だったら、どうでしょうか。速く走るために、本気で取り組んだのだな、ということが伝わってきますね。

数字というのは、非常にわかりやすい客観的指標です。ぜひ取り入れましょう!

【良い例】自分の価値観を反映しよう

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少し前述しましたが、人事が注目しているのは体験そのものではなく、そこから何を学び取ったか、です。

例えば、「アルバイト仲間の入れ替わりが激しく、業務に支障が出ていたので、週1回定期ミーティングを設けることを提案した。それぞれが感じていることや改善案を出し合い、すぐに反映していった。また、幹事持ち回りで月1回飲み会を開くことにした。取り組み始めてから、アルバイトを辞める人はいなくなった。」というエピソードがあったとします。

この経験から、「コミュニケーションの大切さを学んだ。」という人もいれば、「仕組み化することの楽しさを学んだ。」という人もいるでしょう。同じ体験をしても、どんな学びを導き出すかは、人それぞれ。学びにこそ価値観が反映され、人となりが表れるのです。

「コミュニケーションの大切さを学んだので、サークルでも密にとることを心がけた結果、チームワークが高まり、夏合宿を成功させることができた。」など、学んだだけに留まらず、糧にして実行に移した話ができれば、完璧!“素直に学び、すぐに行動を変えられる人”は、伸びしろが多いですから、社会においても評価されますよ。

いかがでしたでしょうか?自分を表すのが、自己PR。あなたには、あなただけの良いところがたくさんあるはずです!ぜひ等身大の自分を認めてあげて、自信を持って就活に臨んでくださいね!

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