コミュ力に自信がない大学生こそ、就活前にインターン?

就職活動においては、多くの企業が学生に求める能力として「コミュニケーション能力(スキル)」、すなわち「コミュニケーション力」をあげます。経団連によるアンケートで、企業が採用活動選考で特に重視している要素は、という質問に、82.6%の企業が「コミュ力」と回答したというデータも出ており、その重要性はとても高いということがわかるでしょう。

 

しかし、コミュニケーション能力と一口に言っても、具体的にはどういったものを指すのか、そしてその能力は自分には備わっているのか、正直わからないという就活生もたくさんいるでしょう。

 

今回は、就活で重要とされるコミュニケーション能力に関して、その本質とおすすめの対策を見ていきましょう。

 

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ノリが良い!トークが得意!とは違う、就活のコミュニケーション能力

恐らくほとんどの場合、企業が思うコミュニケーション能力と、大学生の思うコミュニケーション能力は一致していません。

 

就活生の多くは、コミュ力とは、ノリが良く、話し上手で、人見知りをせず、どんな人ともすぐに仲良くなれる、いわば「トーク力」だと考えているでしょう。

 

しかしそれは実は大きな間違い。企業が本当に求めているコミュ力は「トーク力」ではありません。こと営業職においても、成績が良い人ほど、自分自身が話す量は極端に少ない。などという事例もあります。口数の多い少ないが、コミュ力の本質ではありません。

 

大きく分類分けをするならば、コミュニケーション能力とは、

 

1.誰とでも話せる「トーク力」

2.相手の問いにスムーズに答えられる「回答力」

3.自分の意見を的確に相手に伝える「説明力」

 

の3つに分かれると言えるでしょう。

 

多くの就活生が、この1番をコミュ力として扱ってしまっているのが、企業が求めているコミュ力は、実は2番と3番なのです。

 

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面接でよく聞かれる質問の意図と、陥りがちな失敗

例えば面接ではよくある質問、「学生時代に一番頑張ったことは何ですか?」。

 

この質問に対して、「私はサークル活動とアルバイトに、特に力を入れて頑張りました!」こんな風に答える学生も多いのではないでしょうか?

 

しかし、面接官は「一番頑張ったこと」を聞いています。そこに対してサークルとアルバイトの2点を挙げてしまっている時点で、質問の意図に反しており、正しい返答ができていません。つまり、先ほど挙げた2番ができていない、コミュ力不足と捉えられるのです。

 

また、「志望動機を教えてください」という質問に対して、自己PRのような内容になってしまっていたり、起承転結が成り立っておらず、話が飛び飛びになってしまっていたら、今度は3番ができていないとなり、それもコミュニケーション能力が低いと判定されてしまうでしょう。

 

話す力、トーク力ではなく、いかに相手が求めている答えを正確に返してあげることができるか。それこそがコミュニケーション能力の本質といえます。極端な例ですが、「1足す1は?」という問題に、「聖徳大使」と答えられたとキョトンとしてしまいますよね?ここまでは行かないまでも、質問の意図や本来聞きたい内容からズレた回答は、相手にとって想像以上のストレスになります。

 

コミュ力。ざっくりとした表現で言い換えるならば、「いかに気持ちよく会話ができるか?」ということですね。

 

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自己PRや志望動機に自信がない!テンプレートな回答はNG

ではなぜ、このようなズレた回答、コミュ力不足な返答が多く発生してしまうのでしょうか。その大きな要因が、準備不足です。企業研究はもちろんですが、自己分析も含めた事前の準備がしっかりと行われていないままに、就活ノウハウ本などを頼りにした面接対策を行った結果、このような事態になるケースが非常に多い。

 

自分の回答に、自分で自信を持てていないからこそ、テンプレートの答え、事前に用意していた文章で答える、ということしかできなくなってしまうのでしょう。

 

よく言われていることですが、質問に対してテンプレートな回答をするのはNGです。みんな同じことを言うから…という理由もありますが、合わせてテンプレートに固執するがあまり、質問の意図と少しズレてしまうケースが多いのです。

 

テンプレートの回答で、なおかつちゃんとした答えが返ってこない。そうなると面接突破は難しくなるのは当然です。人事担当者や企業が求めるコミュ力を発揮するためには、どんな質問にも即座に答えることができる、知識量や理解度が求められるのです。

 

口数が少なくても問題ないのです。しっかりと相手の求める答えを、最短で答えてあげられるスキル。それこそがコミュニケーション能力の正体と言ってもいいでしょう。

 

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インターンシップ参加がおすすめ!見えてくる具体的で印象的な自己分析

そこで、コミュニケーション能力に自信がない、またはコミュニケーション能力を伸ばしたい、と思っている人にこそおすすめしたい特訓法が、インターンシップへの参加です。インターンは企業の内部に入って行う就業体験です。

 

インターン生はアルバイトや学生とは違い、社員の一人として扱われますから、社内でのコミュニケーションもビジネス的な対応が求められます。「結論から話す」「相手の目を見て話す」「手短に話す」といった、面接でも有効な対話の技術が自然と身につけられるのです。

 

また一方で、実際に社会人としての仕事を経験することで、企業理解や仕事理解が深まります。インターン先企業の特色や、他社に比べた優位性なども見えてくるでしょう。そうすることで、本選考の面接に際に、より現実的で具体的な志望動機を考えやすくなるのです。実際に仕事を経験した上で感じた志望動機なら、これ以上の説得力はないですよね。

 

コミュニケーション能力が身につく長期インターンシップまとめ

 

さらに、インターンシップの経験は、自分の能力に対する自信にもつながるでしょう。しっかりと頑張ってインターンに取り組んでいれば、「自己PRに書くことがなくて…」などと困ることもありません。

 

「こんなことができる」「あんなことができる」と自信を持って答えられるようになるわけですから、面接官もあなたのコミュニケーション能力に驚くはずです。

 

インターンシップには短期のものと長期のものの2種類がありますが、特に長期のものをおすすめします。なぜなら、短期で行われる場合、大学3年生の夏のタイミングなど、限られた期間しか開催されておらず、また期間が短いため、実務を任せて貰えないケースも多い。

 

その反面、長期インターンであれば、大学生になった大学1年生のタイミングから参加ができますし、より実務に近いことをさせてもらえたり、期間が長くなれば実際に戦力として扱ってもらえることも多くなります。

 

実務経験があるとないとでは、自分の自信はもとより、面接官の反応も大きく異なります。あなたが自分で話しベタだと思っていたとしても、あなたの経歴が雄弁に語ってくれることでしょう。

 

大学1年生・大学2年生から参加できる長期インターンシップ

 

まとめ

そもそもコミュ力とはどういったものなのか、そしてそれを鍛えていくためにはどんな方法をとるのが良いのか、改めて解説をしてきました。

 

就職活動が始まると、連日説明会に参加したり面接に行ったりと、かなり忙しい日々になります。家に帰れば次の履歴書を書いて、新しい企業を探す。そんな毎日の中で、改めて立ち止まり、自己分析や企業研究をやりなおすのはなかなか難しいものがあるでしょう。

 

だからこそ、早いタイミングでインターンシップに参加しておくことがおすすめと言えるのです。あなたも今のうちに一歩を踏み出し、ライバルに差をつけたくありませんか?

 

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