就活やインターンシップの志望動機を書く時には、志望動機の書き出しに悩んでしまうことが多いと思います。
採用担当者も履歴書/エントリーシート(ES)の中では、志望動機を非常に重要視します。
応募者の熱意や本気度が文章を通じて伝わってくると、採用担当者もあなたを採用したいと思うはずです。
ここでは、どのように志望動機を書き出せば、人事担当者にあなたが伝えたいことが伝わるか考えていきましょう。
この記事の目次
志望動機を書き出す時に注意すること
志望動機で一番大切なことは、人事担当者にあなたの熱意が伝わるかどうかです。
今やインターネットなどで、簡単に内定者の志望動機を目にすることができます。
内定者のエントリーシートを参考にすることは、確かに簡単ですが、あなたの熱意を伝えることはできません。
書き方の参考にすることは問題ないですが、内容まで参考にしてしまうことはやめましょう。
しかし文章構成などを参考にすることはできますので、書き出しに悩む学生は目を通しておくといいかもしれません。
内定者の履歴書/ESを参考にすると、ある共通点が見つかると思います。
その共通点について、より詳しく見ていきましょう。
採用担当者に読んでもらいやすい志望動機の書き出し
上記で、内定者の志望動機にはある共通点があると述べました。
なぜ共通点があるかというと、志望動機の書き出しにはあるルールがあり、内定者の皆さんもそのルールに従っているからなのです。
志望動機の書き出しのルールとは、「質問に対する回答を最初に書く」ということです。
この場合の質問とは「当社を志望した理由を聞かせてください」ですね。
この質問に対する回答を、文章の一番最初に書くことで、あなたが伝えたいことが採用担当者にも伝わりやすくなります。
一目見て言いたいことがわかる上に、その後の文章が予測しやすくなりますので、人事担当者にあなたの志望動機の全体像が伝わりやすくなるでしょう。
逆に「質問に対する回答」が文書の最後に書いてあると、文章の結論がわからず、文章が頭に入りにくくなってしまいます
あなたの熱意がどれだけ素晴らしいものでも、人事担当者に伝わらなかったら意味がないですよね。
志望動機の書き出しの覚えておくべき型
志望動機の書き出しでは、「質問に対する回答」から書くことが重要なことはご理解いただけましたか?
ルールがわかっても具体的にどのように書き出せばいいかわからなければ、まだどのように書き出せばいいかわかりませんよね。
ここからは志望動機の全体を書く時に、覚えておくべき型について説明していきます。
書き出しは質問に対する回答から
書き出しは質問に対する結論から書くと述べました。
その会社に入社したいという理由や、その会社に興味を持った理由を端的に書くようにしましょう。
最初の一文が長くなりすぎると、面接官はその一文でなにを言いたいか読み取ることに労力を使ってしまいます。
この最初の一文が志望動機の完成度を決めると言っても過言ではないでしょう。
志望動機の理由を述べる
最初の一文で書いたことを詳細に説明していきます。
面接官にあなたがなぜこのように思ったかを伝える必要があります。
なぜその会社に入社したいと思ったか、興味を持った理由は何かを採用担当者に伝えましょう。
ただ興味を持った理由を書くだけなら誰でも出来ますよね。
あなた自身の想いや熱意を伝えるために、あなたならではの志望動機を作成することを心がけましょう。
あなた自身の経験や、あなた自身の考えを交えることで、最初の質問に関する答えに説得力を持たせることが出来ます。
最初の一文が一番大事と述べましたが、どれだけ説得力を持たせることができるかも重要です。
その会社じゃなければだめな理由を伝える
人事担当者にあなたがその会社に入社したいという熱意を伝えるためにも、その会社じゃなければ伝える必要があります。
あなたが異性に告白される時に、下記のようなことを言われたら、どちらの方が印象がいいですか?
- 理想のタイプの一人だから、付き合って欲しい
- どうしてもあなたがいいから、付き合って欲しい
おそらく多くの大学生が下の方が印象がいいと思います。
インターンシップ・就職活動も同じです。
志望業界の一つだから、ではなく、その会社に入社したい理由を伝えることも忘れないようにしましょう。
この部分が甘いと、あなたの熱意を面接官に伝えきることは難しいでしょう。
志望動機の例文
ここまでで、志望動機の書き出しや、志望動機全体の書き方はご理解いただけたかと思います。
具体的な例文をみて、志望動機の書き方の参考にしていただければと思います。
文章構成の参考にしてください。
医薬品メーカーの志望動機を例にします。
私が貴社を志望した理由は、貴社の業務を通じて社会に大きな貢献ができると考えたからです。
貴社製品はガン領域に置いて、トップシェアを誇っており、多くのガン患者が利用しています。
私の祖母も、ガンを患っていたのですが、貴社製品のおかげで、病状が大きく回復しました。
日本人の死因でもガンは一位となっており、多くの方がガンに苦しんでいます。
私自身が貴社に入社し、貴社製品をより多くの方に利用していただくことで、私の祖母のように病状がよくなる方を一人でも増やしたいと考えております。
貴社製品はガン領域では新製品開発の他の追随を許さず、今後も業界を牽引していくと考えています。
より多くの方のガン症状の回復に貢献できると考え、貴社に魅力を感じています。
とても簡単な例ではありますが、文章の構成でいうとこのような形になります。
結論→その理由→その会社じゃなければいけない理由の順番で構成をしています。
文章の構成は参考にしていただけると思います。
まとめ
志望動機の書き出しに悩む大学生は非常に多いと思いますが、志望動機のルールを覚えてしまえば、ある程度書くことは楽になると思います。
志望動機であなたの熱意を伝えることができるかどうかは、選考を突破するためには非常に重要です。
あなた自身の熱意を伝え、面接官に評価してもらえるように頑張ってください!