インターンシップへの意気込みが伝わる志望動機の書き方

選考が伴うインターンシップに参加するためには、エントリーシートを提出する必要があります。

 

みなさんが人事担当者だったらどのような人を面接に呼びたいですか?どのような人をインターンに参加させたいですか?

 

優秀そうな人、結果を残しそうな人、変わった経歴を持つ人などが、パッと思いつくのではないでしょうか。

 

もちろん上記の要素も大切ですが、インターンシップに参加したいという意気込みが伝わってくる人の話も聞いてみたいですよね。

 

企業側も選考の一環として、インターンを開催しています。

なので目的を持ってエントリーする学生を参加させたいと思うことは当然でしょう。

 

ここでは、インターンシップへの意気込みが伝わる志望動機の書き方について、考えていきましょう。

 

インターンシップへの意気込みを書く前の準備

もちろん、インターンシップへの志望動機を書く際には、参加する意気込みを伝えることが重要だと述べました。

しかし、ただ「興味があるから参加したいんです!」だけでは意気込みは伝わりません

 

インターンによっては倍率が100倍以上にもなるので、他の学生と比べてあなたを参加させる理由にはなりませんよね。

 

意気込みを伝えるためにも、事前の準備がとても大切です。

 

ここでは意気込みが伝わる、志望動機を書くために必要な準備について触れていきましょう。

準備その1:業界・企業研究

志望動機を書く時に一番大事なその企業に興味を持った理由は、その会社のことを理解していないと書くことは不可能ですよね。

 

業界研究の特色や、その企業の強みなどを理解していないと、人事担当者から評価を受けることは難しいです。

 

この傾向は特に食品メーカーやおもちゃメーカー、旅行業界、テレビ局などで見受けられます。

 

消費者として、その会社のことを理解していることと、その会社で働く上で必要な知識やスキルは別だからです。

 

その会社のファンであることを告げるだけの志望動機を目にする機会は非常に多いです。

もちろん、インターンのプログラムとの兼ね合いもあるとは思います。

 

プログラム内容と、その会社のことを理解した上で、自分がなぜインターンに参加したいかを考えるようにしましょう。

準備その2:自己分析

自己分析も非常に重要な要素です。

なぜそのインターンに参加したいと思ったか、自分が理解できていないと、志望動機に書くことはできませんよね。

 

ただ興味がある、だけで書いた志望動機と、自己分析を行いしっかりとした動機づけを行った志望動機では内容に差が出ます。

 

人事担当者の立場からすれば、インターンに参加する目的がはっきりとしている学生を参加させた方が、自社の利益に繋がると考えますよね。

 

学生のみなさんからするとインターンは企業理解の一環ですが、企業からするとインターンは選考活動の一環なんです。

 

その視点からすると、自分がどんな企業で、どんなことをしたいか自己分析ではっきりさせておくことは非常に重要です。

 

インターンへの意気込みが伝わる志望動機の書き方

志望動機を書く前の準備として、業界研究、自己分析を行っておくことの重要性は認識していただけたかと思います。

ここからは実際に志望動機を書く時にどのようにすれば意気込みが伝わるか、考えていきましょう。

基本的な志望動機の書き方として、下記のルールが存在することはご存知でしょうか?

  • 結論から書く
  • 結論の補足情報や自分がなぜそのように思ったかを書く
  • インターンに参加して、やりたいこと、吸収したいことを書く

それぞれ解説していきます。

 

①結論から書く

結論から書くということをもう少し詳しく解説すると、質問に対する答えを最初に端的に述べるということです。

 

今回の場合はインターンシップへの志望動機ですね。

 

なぜ最初に結論を端的に述べる必要があるかというと、採用担当者が読んで文章を通じてあなたが伝えたいことがわかるからです。

 

先ほど倍率が100倍を超えることもあると述べましたが、定員30名のインターンシップだったら約3000名の志望動機を見ているということになります。

 

そのため、ひとつのエントリーシートを隅々まで読み込むということは、現実的に考えにくいです。

最後まで言いたいことがわからないエントリーシートよりも最初に言いたいことがわかるエントリーシートの方が内容を理解しやすいですよね。

 

人事から理解のされやすい文章を作るということも、エントリーシートを書く時には非常に重要になります。

 

②補足情報や自分がそのように思った理由を書く

結論だけでは、人事になぜそのように思っているか、伝えることは難しいですよね。

結論の補足情報や自分がなぜそのように思ったかも結論の後に伝えましょう。

 

ここで、先ほどの自己分析や業界研究が活きてきます。

業界研究や自己分析に時間をかければかけるほど、補足情報に深みが出てくるでしょう。

 

他の方より、その企業のことを調べているということは人事担当者にも間違いなく伝わることだと思います。

 

その企業研究や業界研究に費やした時間をインターンシップはそのままインターンへの意気込みとして伝わると思いますよ。

 

③インターンに参加する目的を伝える

インターンに参加して何をしたいか伝えることで、あなた自身のインターンへの参加目的を人事に伝えることができます。

 

インターンへの目的が明確かつ、選考を見据えたものになっている学生の方が、人事としては参加させたいですよね。

 

インターンへの意気込みを伝えることももちろん重要ですが、就職活動を通じて、その会社に興味を持っているということを伝えることも重要です。

 

インターンを通じて、

  • 自分だけではわからなかったことを理解したい
  • 自分の調べたことがあっているか確かめたい
  • 社員の方の想いが知りたい

などの理由を具体的につけることができれば良いと思います。

インターン選考対策は必須。怠らずに準備しよう

インターンの志望動機で意気込みを伝える方法について、ご理解いただけましたか?

興味のある企業のインターンであれば参加したいと考える学生は多いと思いますので、履歴書やエントリーシートの準備を怠らないようにしましょう。

 

今から準備を進めていけば、本選考でも使える知識が増えるので、就職活動全体が有利になると思いますよ!