「長期インターンシップに挑戦したいけど、選考に受からない・・・」という大学生へ、原因と対策をご紹介します。
長期・有給インターンの参加を目指す皆さんは、成長したい、就活に有利な経験を積みたい、スキルアップしたい等、参加の目的は色々あると思います。
企業説明会やグループディカッション(GD)といった座学形式で開催される短期インターンシップ(1日〜1週間)と違い、長期インターンは、会社で社員と同様の実践的な仕事に取り組むことになります。
そのため、受け入れ企業は、「仕事を任せても大丈夫か?」「自社で活躍してくれそうな人材か?」「任せたい職種・仕事内容の適性はあるか?」といった視点で採用を行なっています。
こうしたポイントを踏まえて選考に臨まないと、やる気があっても採用には結びつきません。
本記事では、長期インターンに受からない人の特徴と選考通過のポイントをお伝えします。
この記事の目次
長期インターンに受からない人の特徴〜書類選考/ES編〜
長期インターンシップの選考では、一般的に応募後すぐに面接設定してくれる会社がほとんどです。
しかし中には、面接前に志望動機・自己PRを聞き、その内容で面接に進めるかどうか決めている会社もあります。
書類選考・ES提出の段階で落ちてしまう人は、以下の点に自分が該当していないか確認しましょう。
- レスポンスが遅い、締め切りを過ぎている
- もそも応募資格に合っていない
- 志望動機や自己PRが具体性に欠けている
- エンジニア・デザイナーは過去の実績から判断される可能性も
それぞれ具体的にみていきます。
①:レスポンスが遅い、締め切りを過ぎている
根本的なことですが、企業からの連絡に対してレスポンスが遅かったり、提示された提出日時を過ぎてから提出をする人は、その時点で選考落ちが濃厚です。
レスポンスのスピードや締め切りを守れるかどうか、といった点は、入社後に実務に取り組む際にも重要ポイントになります。
企業からすると、メッセージやりとりの時点でこれらを意識できていない人と一緒に仕事をしたいと思わないでしょう。
②:そもそも応募資格に合っていない
志望動機や自己PRうんぬんの前に、そもそも企業が求める応募資格に合っていないケースもあります。
例えば、エンジニア募集でPHPの開発経験必須、としている会社に「未経験ですがやる気は十分です」といっても採用される可能性は低いでしょう。
最低限、応募時点で確認しておくべきポイントは以下になります。
- 最低勤務日数・・・例:週3日1日5時間以上
- 応募条件・・・例:内定者はNG、〇〇の経験必須etc
- 平日のみか土日勤務も可能か
ただし、上記に該当しない場合でも企業に相談可能な場合もあります。
例えば、週3日1日5時間以上で設定している会社でも、求める人物像に合っていれば、週3日1日4時間しか勤務できなくても調整してくれることがあります。
どうしても行きたい会社であれば、相談してみましょう。
③:志望動機や自己PRが具体性に欠けている
これは、長期インターンシップに限らず、短期インターンや就職活動でも大事になってくるポイントです。
文章だけで志望動機や自己PRを伝える場合、どこの会社でも使い回せるようなテンプレート的な内容はNG。
その会社ならではの個別具体的な内容を記載するようにしましょう。
詳細は、以下の記事でご説明しています。
④:エンジニア・デザイナーは過去の実績で判断される可能性も
エンジニア、デザイナーの長期インターンシップでは、これまでに作った開発物やデザイン制作物、デモリーツなどのポートフォリオ提出を求められるケースがあります。
ポートフォリオ提出を求めている会社は、その作品をもって大学生のスキル感を見極めたいと考えています。
とくにハイレベルな人材を採用したい会社に多い傾向があり、落ちてしまった場合は、企業が求めるスキルに達していなかったか、会社の方向性と違ったか(作品の雰囲気など)のいずれかです。
ポートフォリオは出し惜しみせず、自分の最大限の成果物を提出するようにしましょう。
長期インターンに受からない人の特徴〜面接編〜
長期インターンシップに受からない人の多くは、面接で落ちてしまいます。
ここでは長期インターンの面接に受からない人の特徴と対策をご紹介していきます。
- 連絡なしで遅刻してくる
- 事業内容やサービスについて調べていない
- 熱意・やる気をアピールできていない
- 企業や仕事内容に対する質問がない
①:連絡なしで遅刻してくる
連絡なしで面接に遅刻した場合、ほぼ100%の確率で選考に落ちると思っておきましょう。
もし電車遅延など仕方のない理由で遅れる場合は、必ず事前に採用担当者へ電話をいれるのが最低限のマナーです。
「いざという時に連絡先が見当たらない!」ということにならないよう、予め企業の電話番号は控えておくと良いでしょう。
②:事業内容やサービスについて調べていない
その会社で仕事をする以上、何をやっている会社でどんなサービスを提供しているのかは事前にチェックしておきましょう。
何も分からず応募しては、採用担当者としても「本当にうちに興味があるのか」と疑問に感じてしまいます。
もし可能であれば、企業が運営しているWebメディアを読んでみたり、サービスを使ってみたりすると良いでしょう。
もちろん、実務経験がない方がほとんどだと思いますので、100%理解できる必要はありません。
面接時には、事前に調べて分からなかった点を聞きましょう。そうすることで本当にその会社に興味があるのだということが企業にも伝わります。
③:熱意・やる気をアピールできていない
企業が長期インターン生を受け入れる理由は何でしょうか?即戦力を求めているのであれば、育成が必要な大学生よりも中途採用で経験者を採用する方が効率的なはずです。
学生インターンを採用する理由は企業によってまちまちですが、大半の受け入れ企業は、長期インターン生ならではのフレッシュなやる気・熱意を評価しています。
しかし、面接時に内に秘めた思いを上手にアピールできずに企業へ熱意が伝わらない人は多くいます。
インターンに応募したからには、「成長したい」「自分を変えたい」などの思いがあったはず。面接では、そうした部分を積極的にアピールしていく姿勢が重要です。
④:企業や仕事内容に対する質問がない
インターン面接では、企業から逆質問を求められることがあります。その際、特に何もありませんという返答は大きなマイナスポイントになります。
面接時には、インターンとして入社した時の働き方を具体的にイメージすることが大切です。
本当に自分がその会社で働くとしたら、1日のインターンの流れは?仕事で大変な部分は?お客様は誰?など色々なことが気になると思います。
わかっているフリをせず疑問に思ったら何でも聞いてみるようにしましょう。質問の多さは、会社に対する興味・関心の裏返しでもあります。
事前に質問事項を決めておいてもいいですが、出来れば面接の中で感じた素朴な疑問等をぶつけられると尚良いですね。
長期インターンシップに落ちても凹む必要はない
この記事を読んでいる人は、何社か長期インターンを受けてみたけど選考に通らない。。という方だと思います。
しかし、長期インターンは合格者よりも不採用者の方が圧倒的に多くいます。
大手企業が中心の短期インターンとは違い、長期インターンシップの受け入れ企業のほとんどがベンチャー・企業です。
中には、何十人と長期インターン生を採用している会社もありますが、大半の会社は、採用人数は数名程度。その限られた枠を争って選考を行うので、必然的に採用ハードルは上がるのです。
また、会社によって採用ハードルは違います。難易度が高い会社だと採用率数%というところもあります。
もし数社面接して受からなかったとしても気にやむ必要はありません。
長期インターンシップは時期に限らず通年で行なっているので、興味のある会社があれば何度も挑戦してみましょう。
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