[プロフィール]
伊丹 順平(いたみ じゅんぺい)
2009年 東京理科大学工学部卒業。新卒でP&Gジャパン株式会社に入社し、4年目にGoogle合同会社に転職。
両社での経験を活かし、小売業界をテクノロジーで支援したいという思いから2015年に株式会社フェズを設立。
P&G、Googleといった外資大手企業を経て伊丹氏が2015年に設立した、株式会社フェズ。今では10名を超える長期インターンシップ生が戦力として活躍しているが、採用時にスキルや経験は一切見ないという。
「本気で自分を変えたい学生にフェズのインターンシップをおすすめしたい」という伊丹社長。起業家や有名企業への内定者を多数輩出するベンチャーが、インターン生に期待することとは。
インターン生に求めるのは、誠実さ・元気さ。能力は関係ありません。
インタビュアー:前回御社のインターンシップ生にもインタビューさせていただきましたが、インターン生が社員に負けないくらい活躍していてすごいなと思いました。
伊丹:ありがとうございます。ただ、よく褒めていただけるんですけど、僕としては社員もインターンシップも区別せずに迎えているだけなので、特別何かすごいことをやっている感覚はないです。
インタビュアー:創業後、採用1人目が社員ではなく、インターン生だったと聞いて、驚きました。
伊丹:そうなんです。それも意図的にインターンを採用したというよりは、たまたま良いと思った人が大学生だったっていう感覚が近いですかね。飲みの席で出会った人と意気投合して、うちに転職しないかと声かけたら実は学生だったとか、そんなのばっかりです(笑)。
大学生だから営業に行っちゃいけないっていう決まりもないですし、「学生だから」「社会人だから」という区別はあまり意味がないと思ってます。
インタビュアー:なるほど。本当に大学生や社会人といった、くくりは関係なく横一線なんですね。
伊丹:まあ入社後は横一線ですけど、採用の基準は当然インターンシップ採用と中途採用では違いますよ。当たり前ですけど、中途は即戦力レベルを求めますが、インターンに即戦力を求めることはないですからね。
逆に誠実さや元気さといったものは、インターン生には強く期待するところです。
チームを明るく盛り上げることは、知識や経験がなくても、気持ち一つでできることですからね。
インタビュアー:P&GやGoogle時代は長期インターンと一緒に働いた経験がないとのことでしたが、実際に学生を受け入れてみてどうですか?
伊丹:とてもよくやってくれてると思います。しっかり業務を遂行しているインターンメンバーが多いこともそうですが、何より一人ひとりがフェズの一員という自覚を持ってくれてるのが一番嬉しいですね。新しいインターン生の面接を今いるインターン生がする時なんて、僕よりも真剣に採用するかどうか考えてくれてるんじゃないかと思います(笑)。
フェズの一員として迎えるわけなので適当に判断するわけにはいかないと、インターンの子が言っていたのを聞いた時はとても嬉しかったですね。
僕らももちろんインターン生の頑張りに支えられてますし、こちらからも学生に本気で夢や目標に向き合うための居場所を提供できているというのは喜ばしいことだと思います。
この人がミスした時に責任をとってやりたいと思えるか。それを基準に採用してます。
インタビュアー:長期インターンシップ生採用時は、知識や経験は全く見ていないそうですね。
伊丹:そんなの全然なくていいですよ。これまでのインターン生でも、最初からできてた子なんていないです。
インタビュアー:そうなんですね。御社のインターン生はみなさんとても優秀なので、ある程度スキルも見て選考されているのかと思ってました。
伊丹:全然そんなことないです。というか、正直言って我々が期待する知識や経験を最初から持っている大学生・大学院生なんてほとんどいないと思ってます。
それならば、その時点でのスキルよりも今後の伸びしろを見て判断すべきだと考えています。
インタビュアー:その伸びしろはどう判断されているんですか?なかなか話しているだけでは分かりづらい部分かと思いますが。
伊丹:最後は感覚ですけど、だいたいは話していればわかりますよ。
一言で言うと、「やりきる」力があるかどうかだと思います。といっても言われたことをただ延々繰り返すのではなく、目標達成に向けて本気になれるかどうか、しっかり考えて行動できるかどうかが大事だと思います。
僕も高校時代に甲子園に出場したことが目標達成の原体験としてあるんですけど、本気で達成したい目標があると、人って体だけじゃなく頭を使うはずなんですよね。体育会系の人は好きですけど、ひたすら行動あるのみ!という体だけで頭を使ってないタイプの人はうちの社風には合わないと思います。
目標達成に向けた道筋が遠回りしているようであればそれを修正してあげることはできますが、自分の頭に何も描けていない人はどんなに言っても伸びないなと思います。
インタビュアー:なるほど。1対1で話しながら目標達成への本気度を見ているわけですね。
伊丹:もうほんとシンプルにそれだけですね。それにどんなにスキルを見極めたつもりで採用したとしても、みんないっぱいミスしますからね(笑)。
インタビュアー:インターンシップ生ならミスはつきものと、割り切っていると。
伊丹:それはインターンに限りませんけどね。そういうもんだと思ってやってます。なので人を採用する時は、「この人がミスしないか」どうかよりも、最後には「こいつのミスは、自分が責任取ってやりたい」と自分が思えるかどうかを基準にしています。
ミスをした時に周りをイラつかせる人か、周りが自然と助けてあげたいと思える人か。この差って、能力の差じゃないんですよね。
なので自分自身がこの人のことを好きになれるかどうかは、見極めのポイントとしては結構重要なんじゃないかと思ってます。
そういう目線で判断してきたおかげか、うちは社員もインターンシップも本当に気持ちの良いやつばっかりですよ。本当に仲間に恵まれているなと感じます。
先輩からもインターン生からも、学びの機会が溢れている会社です。
インタビュアー:今後、どんな人にフェズの長期インターンに来て欲しいと思いますか?
伊丹:自分を変えたいという熱量はあるけど、何をしたらいいかわからない人。そんな人に是非おすすめしたいです。
せっかく来てもらう以上は僕もインターンで何かしら気づきを与えたいので、今も定期的にインターン生と1対1で面談したり、飲みに行く機会を作っています。
僕の他にも、うちはGoogleやリクルートといった有名企業で濃い経験をしてきたメンバーが多いので、自分で言うのもアレですが他所ではなかなか聞けない話が聞けるんじゃないかと思います。
日々の業務でももちろんですが、そういった業務外でのコミュニケーションも将来の糧にしてほしいと思ってます。
あとこれはピンポイントですけど、起業したい人には僕が当時作った事業計画書のフォーマットをあげるので特におすすめです(笑)。起業志望者じゃなくてももちろん歓迎です。
インタビュアー:すごい。そんなところまでサポートされているんですね。
伊丹:正直僕が学生だったら絶対うちでインターンしたいって思いますよ。
僕や社員からだけでなく、同世代のインターン生からも得るものがあると思いますし。
インタビュアー:確かに、同世代の優秀な方々と一緒に働けるのも貴重な経験になりますね。最初はレベルが高すぎて圧倒されてしまいそうですが。
伊丹:でも、健全なことだと思います。今のレベル差に圧倒された後に、何くそ!と思って乗り越えてくれる人と一緒に働きたいですね。何度も言いますけど今活躍しているインターン生も最初は何もできなかったわけですから。
インタビュアー:最後に、これからインターンシップを考えている学生に対してメッセージがあればお願いします。
伊丹:これを読んで少しでも興味を持ってくれた方がいれば、是非気軽に会いに来て欲しいです!
応募前からインターンをするべきかどうか迷うのは、正直あまり意味がないんじゃないかと思うからです。
気になる会社があるなら、どんどん応募して社長や社員の話を聞いてみたら良いんです。応募をしたら絶対にインターンしなきゃいけないというわけでもないですしね。
まあ、うちに来たら絶対インターンしたいと言ってもらえる自信はありますが(笑)。
フェズには過去十数人ものインターンを育ててきた育成ノウハウもありますし、何より同世代で活躍しているインターン生と出会えることは何にも代え難い財産になるはずです。
起業したい人も就活に失敗したくない人も、とにかく自分を変えたいという方もみんな歓迎です。必ずみなさんの人生にプラスになる経験ができると思いますので、是非一度会いに来てください!
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