大学受験では、英語が必須の場合が多いですが、大学に入学すると第一言語の英語に加えて、教養として第二言語を授業選択する必要が出てきます。
中国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、ロシア語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語、ヒンディー語など、第二言語の候補は多数ありますが、大学生の皆さんはどんな理由で第二外国語選択をしていますか?
- もともとその語学に興味があったから
- 家族や先輩に勧められたから
- 楽単だったから
語学選択が必修となる大学1年生や大学2年生に話を聞くと、上記のような回答が多かったです。
納得した選択であれば、これらの理由でも問題ありませんが、せっかくこの先何十時間、何百時間と語学習得のために時間をかけるのであれば、有意義な語学選択をしたいですよね。
今回はそんな大学生のために、おすすめの第二外国語選択方法を紹介します。
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言語の影響力を知ろう。世界で影響力のある言語ランキングTOP10
世界には6500の言語があると言われています。こんなにあるなんてびっくりしますよね。
言語毎に、発音や文法構成は異なるため、習得にも時間がかかります。どうせ語学をマスターするなら、多くの人とコミュニケーションがとれて、世界で通用する語学を身に付けたいですよね。
そこで、世界で影響力のある言語トップ10を紹介します。
第10位:ドイツ語(通称:ドイ語)
EUを代表する経済大国、ドイツ。ドイツ語の話者数は1億8千5万人と、そのうち1億人が母国語として使用されており、同一民族の話者比率が高いです。
ドイツは過去の欧州内での植民地化や、EU圏内の人の流動生の高さから、第二外国語の話者は、主にEU圏内に分布しています。
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第9位:ベンガル語
9位はベンガル語です。ベンガル語は約2億3千万人の話者がいます。バングラディシュやインドの西ベンガル州といった限定された地域でしか使用されていませんが、国の人口が多いため、上位にランキングしています。
日本と同じように、限定されてエリアでの言語のため、このエリアに何か特別な思い入れがない限り、第二外国語として選択することはあまりおすすめできません。
第8位:ポルトガル語
8位はポルトガル語です。ポルトガル語は約2億5千万人の話者がいます。ポルトガルの人口はじつはとても少なく、約1000万人。
ポルトガルは世界各地に植民地があったため、それらの国が現在もポルトガル語を公用語として使用しているケースが多いです。
代表的な例はブラジルです。ブラジルは人口が2億人と多く、じつはポルトガル語話者の約8割がブラジル人です。
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第7位:ロシア語
7位はロシア語です。ロシア語は約2億7千万人の話者がいます。ロシア語の母国話者はそのうち1億8千万人おり、他のランキング上位の言語に比べて、母国語比率が高いです。
ロシア、及びロシア周辺・旧ソ連の国々でロシア語を使用されているようです。ただし、他の言語に比べて、話者数の伸び率は悪く、今後はランキングの下落が予想されています。
ロシア文化が好きといった特別な思いがない限り、第二外国語として選択するのは一度考えたほうがいいかもしれません。
第6位:アラビア語
6位はアラビア語です。アラビア語は世界で約4億2千万人に使用されています。
アフリカ北部のアラビア半島を中心に27カ国で公用語として使用されており、国の公用語として使用されている言語ランキングでは、英語・フランス語に次ぐ世界第3位です。
アラビア語は、地域よって独自の発展を遂げた言語でもあり、同じアラビア語でも通じないということもあるようです。そのため、他の言語よりも正確な話者数が抑えられないというところもあります。
言語使用エリアとしてはアフリカ北部に集中しているため、そのエリアに興味がある学生は、言語選択をしてみてもいいかもしれません。
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第5位:フランス語(通称:フラ語)
5位はフランス語。フランス語は世界で約3億7千万人に利用されています。
フランス語の驚くべきは、公用語として使用されている国の多さ、そのカバー率です。
現在フランス語を公用語として使用している国はフランス・スイス・ベルギーといったEUの国を始め、かつてそれらの植民地であった国々で現在も使用されています。その数29カ国。英語に次ぐ世界第2位の多さです。
国際連合、欧州連合といった世界的な組織でも公用語として使用されています。
多くの国々の人とコミュニケーションを取りたい方は、英語に次いでフランス語を勉強することをおすすめします。
第4位:スペイン語(通称:スペ語)
4位はスペイン語。スペイン語は世界で約5億7千万人に利用されています。
スペインの人口は、4600万人と日本の3分の1位ほどの人口しかおりません。それでもスペイン語話者数ランキングだけでなく、国の公用語として使用されているランキングでも、英語・フランス語・アラビア語に次ぐ4位の言語です。
特にアルゼンチンなどのラテンアメリカ地域では、国際共通語として英語以上に普及しています。ラテンアメリカに興味ある学生は、スペイン語がおすすめです。
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第3位:ヒンディー語・ヒンドゥー語(パキスタンのウルドゥー語を含む)
3位はヒンディー語・ヒンドゥー語です。なんと話者数は世界第4位、6億5000万人が使用しています。
ただしその多くが、母国語として使用しています。インドは人口13億人がいる世界第2位の巨大国家。そのため母国語として使用する人口だけでも相当数がいるためです。
インドは他言語国家であり、地域によって主として使用されている言語が異なるため、人口と話者数に乖離があります。それでも世界第4位の話者数を誇るのは、さすがインドですね。
インドに興味のある学生は、ヒンドゥー語がおすすめです。
第2位:中国語(通称;チャイ語)
話者は14億人。そのうち中国を母国語とする人が約12億人と言われています。
話者数においては、英語の話者とほぼ同数の中国語ですが、そのほとんどが、中華人民共和国・台湾・シンガポールと中国近辺に限られているのが特徴です。
日本を抜き、現在世界第2位の経済大国となった中国。今後ますますその勢いは拡大していきそうです。
現在は中国人とのコミュニケーションがメインですが、今後中国語話者がどんどん増えることを考えると、中国語を勉強しておくこともありかもしれません。
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第1位:英語
話者は15億人。文句なしのNo1外国語。
話者数においては、中国語とほぼ同数(中国語の話者の伸び率を考えると、近々抜かれる可能性は高いです)ですが、驚くべきはそのカバー率です。
英米の影響力で、国際共通語として英語が使用されています。公用語として使用している国も多く、外国語といえば、まず英語を押さえておきたいところです。(今回は第二外国語なので、ほとんどの方は、第一外国語として選択していると思いますが、万が一外しているなら、やはり英語は必須です)
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ちなみに日本語は?
話者数は1億3千万人。日本国民の人口とほぼ一緒ということから分かる通り、話者はほとんどが日本国内のみ。同一民族に限られた言語だと言えます。
発音や文法、使用文字もひらがな、カタカナ、漢字と多岐にわたるため、外国人からすると習得が難しいようです。
使用されているエリアが極めて限定的であるというところや、話者の数がそんなに多くないというところが挙げられますが、それでもアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の経済大国である日本語は、世界的には影響度が高いといえます。
目的別、第二外国語のおすすめ言語とは?
上記で話者別ランキングをまとめましたが、皆さんは気になる第二外国語は見つかりましたか?
いまいち第二外国語を決めきれない大学生にオススメの語学を、目的別にまとめます。ぜひ参考にしてみてください。
就職に有利になる語学力を身に付けたい学生におすすめは、ズバリ中国語!
経済発展著しい中国は、日本を抜いて現在世界第2位の経済大国に急成長しました。
近い将来、アメリカを抜いて世界第1位になるとも言われています。
日本にとっては同じアジアの国として、中国はビジネス上でも年々大きな存在となっています。
そのため、企業の新卒採用においても中国語の語学力を求める募集要項を多く見かけるようになりました。
英語は引き続き重要な語学ですが、英語と中国語をマスターできれば、多くのグロバール企業から引っ張りだこの存在になることができます。
世界中の人とコミュニケーションを楽しみたい学生におすすめは、フランス語!
フランス後は、英語の次に公用語として世界各国でで利用されている言語です。
英語とフランス語をマスター出来れば、世界100カ国以上の国々の人と話しをすることができるため、国際交流を楽しみたい学生や、バックパッカーや旅行を楽しみたい学生にはおすすめです。
いかがでしたか?
ぜひ皆さんの第二外国語、語学選択の参考になれば嬉しいです。
せっかく勉強するのであれば、周りに流されず、目的にあった語学選択をするようにしましょう!
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