インターンには、長期や短期、ワークショップ型や内定直結型など様々な種類があります。
それぞれのインターンによって参加期間が異なり、得られる経験も多種多様になりますので、インターンに参加する目的に応じた種類を選択する必要があります。
ここでは、インターンの種類やそれぞれのメリットをご紹介します。
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この記事の目次
インターンとアルバイトの違い
アルバイトにも短期や長期のものがありますが、インターンとは何が違うのでしょうか。
まず、アルバイトは「お金を稼ぐこと」が最大の目的となるケースが多く、インターンは「仕事を通じて成長すること」に主眼が置かれます。
そのため、アルバイトであれば期間を問わず、指示されたことやマニュアルに記載されたことを中心に仕事をこなすことになりますが、インターンではマニュアル化されていない、社会人と同等の仕事を任されることになります。そのためインターンの仕事は裁量ややりがいが大きいものが多く、社会人になってからも活かせるスキルをたくさん習得することが可能です。
また、実際の仕事を経験しているため、就職活動でもインターンの参加経験はアルバイト以上に評価される傾向にあります。最近はアルバイトと同じくらいの時給をもらえるインターンも多数ありますので、お金を稼ぎたいと考えている方も、様々なメリットがある有給型の長期インターンに参加することをオススメします。
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インターンの種類と目的やメリットを徹底解説
では、インターンにはどのような種類があるか具体的に見ていきましょう。それぞれの種類ごとに、参加して得られる経験やメリットは異なりますので、インターンに参加する目的に応じてどのタイプに参加すべきか選んでください。
1.短期インターン
1日から1か月以内にカリキュラムが終了するインターンを、「短期インターン」と言います。
短期インターンは無給の場合がほとんどで、中には交通費や昼食代が支給されるものもあります。短期間で企業の理解を深めるために、仕事を疑似体験したり社内を見学したりといったことを行います。
短期インターンに参加するメリットは、企業のビジネスモデルや社員の雰囲気など、ホームページなどの会社概要では理解しきれないことを知るきっかけとなることでしょう。複数回実施するケースも多いため日程に融通が利きやすいので、どんな企業かまずは知ってみたいという場合に参加することをおすすめします。ディスカッションや新規事業提案など、大学では経験できないビジネスに密接したカリキュラムに取り組むことができるため、仕事の仕組みを理解する上で有意義な時間を過ごすことができるはずです。
一方、短期インターンのカリキュラムは、企業がインターン用に用意したものである場合が多く、実際社員が取り組んでいる仕事とは接点がないケースが大半。ビジネスモデルや仕事の雰囲気は理解することができますが、より深い実態や実務に接することはできません。
1-1.セミナー・見学型インターン
1日から数日間程度と短い期間で、大人数で参加してセミナーを受講したり、社内見学をしたりするタイプの短期インターン。会社説明会的な要素が強く、社員との交流会が設けられている場合もありますが、仕事を体験する機会はほぼありません。
少し興味のある企業に参加したり、業界知識を広げるために参加したりなど、とりあえず企業や仕事の雰囲気を知りたいという場合に参加することをおすすめします。
1-2.プロジェクト・ワークショップ型インターン
5~10人程度の学生でプロジェクトチームを作り、社員がサポートする形式で仕事を疑似体験するタイプの短期インターン。1~2週間から1か月程度の期間で開催される場合が多いです。新規ビジネスの提案や商品企画など、インターン用に作られたプロジェクトに、メンバーと力を合わせて取り組みます。最終的には社員や役員の前で、プロジェクトの成果をプレゼンテーションします。
社員に直接相談したりフィードバックをもらえたりするので、短期インターンの中でも仕事の実態をより深く密接に感じられるでしょう。必ずしもそうであるとは言えませんが、プロジェクトでいい成果を残せたら顔を覚えてもらい、就職活動の選考でも有利に働くことがあります。
長期インターンに参加する時間が取れない方や、業界や職種の視野を広げたい方は、プロジェクト・ワークショップ型の短期インターンに参加するといいでしょう。
2.長期インターン
1か月から1年以上にわたって、社員と一緒に実際の仕事に取り組むインターンを「長期インターン」と言います。半年から1年程度参加する学生が多いですが、大学1年生から卒業するまで数年間に渡り参加することも可能です。シフトは週1日OKのものもあれば、週3日以上のものもあるので、自分の生活スタイルに合わせて適した長期インターンを選びましょう。
実際に社員と一緒に働くことになるので、社員と同じ仕事を任せてもらえ、場合によっては2~3年目の社員が担当するような業務に取り組むこともあり、裁量もやりがいも非常に大きいです。長期インターンで習得したスキルは、就活でも強力なアピールポイントになり、社会人になってからも大いに役立ちます。
実際の仕事に取り組むことで、企業や職種・業界の理解が深まるだけでなく、仕事に関係する職種や業界の知識まで深く理解することができます。また、社会人と交流する時間も長くなるため、企業や業界の裏話を聞けることもあり、仕事や就活のアドバイスをもらうことも可能。仕事内容や企業の雰囲気を実感できるので、仕事の適性や就活で目指すべき企業のタイプといった判断軸も身に付きます。
長期インターンはアルバイトと同じく給料が発生するものが多いため、お金を稼ぎながら社会経験をつめるという点でも大きなメリットがあります。
一方、長期に渡りインターンに参加することになるので、学業との両立には注意が必要です。また、仕事の責任が大きいため、企業やクライアントに迷惑をかけないよう、緊張感をもって行動することが求められます。
2-1.長期実践型インターン
長期実践型インターンでは、参加当初は社員のサポート的な業務に取り組み、慣れてきたら実際に社員と同等の仕事を任せてもらえるようになります。実際に企業が行っている業務に取り組むことができるので、仕事への理解が深まり、自分の適性を判断することもできます。場合によっては選考で優遇してもらえることもあるので、結果を残せるようしっかりと取り組むことが重要です。
2-2.内定直結型インターン
参加すれば内定決定ではなく、インターンの取り組み状況によって内定につながる可能性のあるインターンが、内定直結型インターンです。企業はインターンを通じて、面接や書類選考では見抜けない人柄やスキルを知ることができるので、採用時のミスマッチが少ないです。
インターンでの仕事を頑張れば内定をゲットできる可能性があるので、学生にとっても非常に嬉しいシステムであると言えます。内定直結型インターンに参加する時は、社員になった気持ちで仕事に取り組みましょう。
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まとめ
短期インターンにはセミナー・見学型、プロジェクト・ワークショップ型があり、短期間で企業や仕事の雰囲気を把握するのに向いています。
長期インターンには長期実践型、内定直結型があり、実際の仕事に取り組むことで企業や業界、職種の理解を深めることができます。
長期インターンに参加しながら短期インターンに参加することもできるので、第一志望の業界や企業には長期インターンで参加し、業界の視野を広げるために短期インターンに参加する、という方法も一つです。
色々な企業の現場を実際に見て、体験できる機会はインターンだけなので、自分の可能性を広げて適性を把握するためにも、インターンには積極的に参加するようにしましょう。
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