2017年6月1日からついに始まったサマーインターンシップ募集。
リクナビ2019・マイナビ2019もオープンし、19卒の大学3年生や大学院生の多くが、就活の第一歩として、サマーインターンシップの参加を検討しているようです。
6月1日を皮切りにリクナビ2019・マイナビ2019のインターンサイトがオープンして、大学3年生の長い長い(実質的な)就職活動はこの日からスタートします。
実際、ゼロワンインターンのインターン相談会に参加する学生たちに話を聞いてみたところ、多くの学生が6月1日からインターン先を探しているそうです。
ただし、多くの学生が何か目的をもって夏インターンシップに参加するというよりも、周りの友達が一斉に動き出したから、自分だけ就活に取り残されないように、とりあえず1dayや2dayの短期インターンに参加しておこうという感じだそうです。
周りの雰囲気に流されて、なんとなくサマーインターンシップ探しを始めているけど、そもそもサマーインターンシップって行く意味あるの?と疑問に感じている学生も少なくないと思います。
今回は、これからサマーインターンに参加しようと思っている大学生・大学院生に対して、サマーインターンとはどんなものなのか?どんな学生に向いているのか?ぶっちゃけ参加するメリットがあるのか?など、を紹介したいと思います。
短期インターンシップと長期インターンシップの違いって何?
サマーインターンシップとは?どんな内容のものが多いの?
大学生の夏休み期間(8月から9月にかけて)に行われるものをサマーインターンと呼びます。
7月のテスト期間が終わると、大学生は約2ヶ月間の長期休暇に入りますが、そのタイミングに合わせて企業は大学生向けのインターンシップを受け入れます。
サマーインターンと呼ばれるだけあって、夏休み中にインターンは完結します。
ほとんどのインターンが1dayや2day、長くても1週間程の短期インターンシップが中心です。
人事の方があらかじめ準備したカリキュラムに沿って、業界理解や企業理解、仕事理解を目的としてたセミナーやグループワークといったものが中心に行われます。短時間である程度の業界理解・企業理解・仕事理解ができるため、効率良く情報収集をしたいという学生にはメリットがあります。
一方で、短期インターンシップは限られた短い時間の中で行われるため、実務を経験できる機会はほとんどありません。踏み込んで、その業界・企業・仕事のリアルな情報を得たいという学生には物足りないかもしれません。
業務を経験できると謳っている場合も、先輩の動向やロールプレイングなど、あくまで雰囲気を味わえる程度であって、社員と同じ実務経験ができることは、サマーインターンではほとんどありません。
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サマーインターン参加は内定への近道?対象学年は?
サマーインターンシップの対象学生は、主に大学3年生や、卒業年度一つ前の大学院生が対象です。
『サマーインターンシップは、当社の採用活動とは一切関係ありません』と言っている企業もありますが、実際は皆さんも知っての通り、サマーインターンシップを開催する企業の本音は、新卒採用に繋げることです。
実際、サマーインターンシップの運営担当者は、多くの場合、その年の新卒採用の担当者が兼務しています。
では、サマーインターンシップに参加すれば、就活に有利になるのか?内定に一歩近づくのか?と聞かれると、答えはノーです。
就職活動に突入すると、大学生の中で『サマーインターンシップに参加すると内定に近づくらしい』という都市伝説があちらこちらで出てきますが、これは正しくありません。
なぜそう言い切れるのか、おそらく自分が企業の採用担当者になったつもりで考えれば、皆さんも分かると思います。
企業が採用したいのは、入社後活躍してくれる優秀な人材です。
優秀な人材を採用をすることが唯一にして最大の目的であり、自社のインターンシップ参加者を優遇する必要が全くありません。
もちろん求める人材がインターン参加者の中にいれば、その学生を採用したいと思いますが、『インターンに参加したこと』を評価して、採用するわけではありません。
もちろん、先行倍率が高い人気のインターンシップであれば、複数回の面接を通過しているため、インターンに合格した学生はその後に内定をもらえる可能性も高まります。
しかしそれはインターンに参加したから評価が上がったのではなく、もともとその学生が企業の求める人材レベルであっただけの話です。この学生がインターン選考に参加せず、本選考が始まってから応募したとしても同じく内定を獲得する可能性は高いです。
つまり、合格発表が早いか、遅いか。だけの違いです。
内定を獲得するために、サマーインターンシップに参加する!というのは時間の無駄なのでやめましょう。
あくまで、その業界・企業・仕事理解をするために参加することをおすすめします。
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『就活に有利』『内定に近づく』インターンシップはないの?
これまで説明した通り、短期インターンシップは就活に有利になりものではありません。
短期インターンシップの中から、『就活に有利』『内定に近づく』インターンシップを探すのは、砂漠の中から針を探す作業です。労力に見合わないので、それに時間を注ぐのは得策ではありません。
では将来の就職活動に向けて、就活に有利、内定に近づくために何をしたらいいのか?
それは、志望する業界や企業から求められる力を、在学中に身につけることです。
その力を身につけるためにおすすめなのが長期インターンシップです。
長期インターンシップは、実践型インターンや、長期有給インターンとも呼ばれます。
え?結局インターンシップ?と思うかもしれませんが、同じインターンシップという名前が付いていますが、長期インターンシップと、サマーインターンシップ(短期インターンシップ)とは内容が全く異なります。
短期インターンシップがセミナーやグループワーク中心の体験型インターンと呼ぶとしたら、長期インターンシップは、実際に社員と同じ業務を長期間(多くの場合3ヶ月以上)に渡って行います。法人営業をしたり、エンジニアとしてサービスを作ったり、事務アシスタントとして社員をサポートする業務経験を積みます。
実務を通じてビジネススキルを磨くことができるため、就活時期に突入する頃には、社会人と同等のキャリアを持った就活生として、他の大学生よりも抜きん出た存在になりえます。
長期インターンは短期インターンシップとは異なり、夏休み期間だけでなく、1年中募集をしています。
参加できる対象学年も、大学3年生だけでなく、大学1年生から大学4年、大学院生、既卒まで誰でも参加できます。
実際に人気企業内定獲得の登竜門となっている長期インターンも多く、就活にむけて今のうちから何か始めたい学生にこそおすすめしたいです。
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